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「アウグストゥスの巫女 ―再訪―」完結しました&設定裏話

 過去作品を大幅加筆・修正した「アウグストゥスの巫女 ―再訪―」は、本日完結しました。読んでくださった方々、この作品に興味を持ってくださりありがとうございました。



 今年に入ってからふと、前々以上に「過去作品のリメイクをしたい」と思うようになりまして。あと、「何か宣伝活動をしたほうがいいのか?」とも思いまして。
 それでまず、一番リメイクのネタが浮かんでいた「アウグストゥスの巫女」に手をつけることにしました。
 場面を移動させたり追加したり、土の精霊にしゃべらせたり、ティベリウスの弟を登場させたり。世界観だけでなく、アルビナータの一途な優しさやティベリウスの背景がより深くわかりやすいように、と心がけました。



・土の精霊
 リメイクの際に「この子はしゃべってもらったほうがアルビと意思疎通がしやすいし、読者にもわかりやすい」ということで、しゃべることに。で、他の精霊はしゃべらないことにしていたので、じゃあこいつは力が強いんだということになり、山の主に。一層「泥棒は嘘つきの始まり」の黒龍ポジションになりました。

・デキウス
 ついに登場した、弟くん。やっぱりこの子とガイウスを出さないことには、ティベリウスの皇帝時代――過去をどう思っているかわからないし、アルビナータや彼自身の行動原理も見えてこないよなあと思いまして。この夢の場面は、割とぱっと浮かんできました。
 お兄ちゃん大好きっ子なワンコ気質。お兄ちゃんとは違う方向の人たらしな振る舞いで民衆の支持を集め、帝国の繁栄を守った。という設定。



 こんな感じですかね。大体のことは、元のほうが完結したときに書いてますし。
 あと。
 一迅社アイリス文庫より、デビュー作「溺れる神の愛し方 生贄の巫女は白き水に囲われる」が発売中です。「アウグストゥスの巫女 ―再訪―」が気に入りましたら、こちらも手にとってくださるとさいわいです。

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