『ハクセキレイ』をお読みいただいている皆様
いつも拙作をお読みいただき、ありがとうございます。
21話でようやくほぼ折り返し地点まで来ましたので、とくにお知らせがあるわけではないのですが、せっかくなのでよしなしごとを書きつけてみようかなと思います。
あ、先に申し上げておきますと、21話で折り返しですので、まだあと21話、続きます (^^;)。「ええー、川野と﨑里ちゃん、いいところまで行ったんやき、これでもうエンディングへ爆走やろ?」と思われた方、すみません。まだぐだぐだと、あれやこれや悩みます。
そもそも川野は臆病で優柔不断で、﨑里ちゃんに引っ張られないと前を向いて進めないタイプなのですが、ここぞ、というところでは押そうと引こうと、てこでも動かない頑なさがあります。頑ななのは父親の竹史ゆずりでして、その竹史も関わって、このあとしばらくもめることになります。
さて、せっかくなので、カクヨム話をひとつ。
カクヨムで物を書き始めたきっかけなのですが、文章力を鍛えたかったからです。かつて「あなたの文章では売りものにはならない」というお言葉をいただいたことがあり、それ以来どうやって力を付けたらよいか試行錯誤していました。自分で作品を書く、人の作品を読む、読んで理解してコメントをまとめる、このみっつを続けていれば、いずれ力もつくだろう、そう思って続けております。
人の作品を理解してコメントをまとめる、という作業は作品を執筆するのとは明らかに違ったやり方で文章力を鍛えてくれます。自分では絶対に書けない文体の作品やこれまでご縁のなかったジャンルの作品を読み、コメントを書くのは、意外と時間がかかります。でも、さまざまな気付きがあって楽しいですし、多くの作者さんがコメントへご返信を下さるので、そのご褒美が嬉しく、続けられております(ありがとうございます!)。
作品を通じたコミュニケーションは楽しいものですね。作品中には盛り込めなかった作家さんの想いを直接お聞きできるなんて、とても贅沢です。
文章力があがったかどうかは微妙なところですが、それでもひとつ長編作品をまとめ上げたことに達成感を感じています。今までどおりの頻度でカクヨムを続けて行けるかはわかりませんが、楽しみながら活動していければと思います。引き続き、よろしくお願いいたします m(__)m