はじめまして、もしくは、こんにちは。
郷倉四季です。
ヤマシタトモコという女性漫画が僕は好きなんです。
そんな訳で本日、「違国日記」を読んだんです。相変わらず面白い。
帯には「女王と子犬は2人暮らし。」とあって、35歳の少女小説家が、姉の遺児の15歳の女子中学生をひきとる、というのがあらすじでした。
その中で、「エポック」という単語が出てきました。
調べてみたところ、
・ある年代の起点となる年、事件のこと。
とありました。
なるほど。
僕にとっての個人的な「エポック」はまさにヤマシタトモコの「ひばりの朝」を読んだ時です。「ひばりの朝」を読んだ当時の僕は22歳で、何かを考えているつもりで、実は何も考えていないような人間でした。
そして、「ひばりの朝」を読んだ時、何も考えずに生きることで人を深く傷つけてしまうことがある、ということに気づきました。
随分、遅い気づきでした。
それから僕は可能な限り考えて生きていこうと決めました。
今も僕は何かを考えているつもりで、実は何も考えられていないのかも知れません。無意識に人を傷つけているのかも知れません。
そういう怯えだけは忘れないで、生きていこうと思います。
今日の更新で、「眠る少女」の田中あずきパートが終わります。
次は守田裕(ひろし)の春です。
これからもよろしくお願い致します。