最近読んでいる、綾束 乙 様の「男なのに乙女ゲームのヒロインに転生した俺の味方は、悪役令嬢だけのようです ~ぐいぐい来すぎるイケメン達にフラグより先に俺の心が折れそうなんだが~」(
https://kakuyomu.jp/works/1177354054892302117)
という作品が、キャラクター作成の上でいろいろ勉強になりそうなので、読みながらいろいろ考察という名の妄想をしてるのですが、若干失礼かなと思いつつ整理してみたいなと思います。
この作品に出てくるキャラクターたちが、なんというか……どうしてもファイアーエムブレムの最新作「風花雪月」の青獅子の学級(ルーヴェンクラッセ)のメンバーに似ているなって思うんです。
あくまで雰囲気が似ているだけで、パクリという気は毛頭ないですが…………それに、あそこまで闇深なキャラたちじゃないと思いたい。
乙女ゲーは(私自身が男なので)やったことがないので、何が普通かもよくわかっていません。予めご了承ください。
長くなるので順番に一人ずつやっていきましょう。
リオンハルトくんについて
まずは正統派イケメンのリオンハルト君。能力、魅力、権力の三拍子そろったすごい人。性格もとっても真面目で、浮気とかにも無縁そう。
特技は「ナチュラルボーン白馬の王子様(仮称)」
王族のカリスマと、打算なく飛び出す甘い言葉に耐えられる女性はいない。
作中でも初手から主人公に強烈な一撃を放ってくるし、そうでなくても一言一言がやたらクリティカル率が高い。
ただし、あまりにも正統派すぎて、こういった恋愛ゲームに慣れている人にはやや物足りないか? 何やらまだまだ隠れている魅力は多そうなので、今後にも期待だ。
リオンハルトルートの考察
こういったハイスペック男子は、特に裏設定などで味付けせず、そのまま生で召し上がっても十分美味しいのかもしれませんが…………
彼の弱点は、あまりにもいろいろスペックが高すぎて、何でもかんでも自分で背負い込もうとすることです。
生徒会長なので学校の生徒の全責任を負うだけでなく、王族として国の責任を背負い始めると、なかなかつらいものがあります。
ヒロインに無自覚に甘い言葉をかけているのも、疲れた心を癒してほしいというヘルプサインなのかもしれません。なので、ヒロインはそんなリオンハルトを献身的に支える王妃様になってほしいところ。
くれぐれも全力で寄りかかって、王子様の負担をさらに増やさないよう
に(国粋主義者的発想)
また、おそらくもっともイゼリア様と激しく対立するルートの可能性あり。イゼリアについては、また別の場所で考察しますが、彼女は彼女でいろいろな事情を抱えていそうなのが面白いところ。
私のエムブレマー的イメージは、青獅子の学級の級長ディミトリ=アレクサンドル=ブレーダッド
こちらもまた正統派主人公にして正統派イケメン。髪や目の色などもそっくりなので、リオンハルト君が出てくるたびにディミトリの姿が思い浮かぶ。
ちなみに、別のクラスである黒鷲の学級にはリンハルトというキャラがいる。
ただし、こっちの王子様ディミトリはクソが付くほどの真面目人間なので、甘いセリフを吐くのは期待しない方がいい。
未プレイの人にはややネタバレになるが、ファイアーエムブレム全作品の中でも屈指の凄惨な過去と運命を持ち、彼と恋人になるには相当な覚悟が必要。