さくね

当作品は時間を他の人間から切り離される事で、まるで世界に1人置いていかれたような孤独感を静かに感じられる。最高に感傷マゾに刺さる作風だ。 作者と私は少し前より面識があったのだが、当…続きを読む

不安定な思春期を綺麗取り繕うことをせず、かといって、拡大表現的に特別な思想を語ることもせず、痛切にありのままの平凡な思春期にぶつかるアイデンティティの確立を描いた作品でよかったと思…続きを読む

この作品との出会いこそ、最悪に近かった。大賞を取り奢った私はTwitterで「カクヨム甲子園」とサーチし、この作品に目を止めた。 そして、当初半分嘲りという、物書きの風上にもおけ…続きを読む

歯痒さの滲む恋心。
人生の糧となっている自身の恋の物語、貴方はこの作品を通してそれをきっと思い出す。
そんな、淡く心地よい、恋の物語。

短文でどんでん返し、センスを求められる文体系をチョイスし、見事に作品を良作へと構築されている。 どんでん返し、なのであまり内容に触れると意を削いでしまうので極力避けるとします。 …続きを読む

軽快なステップを踏む様な進行で独創的な世界観をこの作品は、読者に魅(見)せることが出来るでしょう。 読んで損は微塵もない作品だと、大良の朱印をここに押しておき、この作品を私個人と…続きを読む

軽快にテンポよく進むコメディのセンス、ハーレムものにも関わらずヒロインより主人公を愛でていたくなる異色性、ショートショートと思わせておいて前半部分の事が後半へシッカリと噛んでくる伏…続きを読む

日常生活を緻密に描いても尚、くどくなり過ぎない程度の所で線引きをし文の流れを意識している。それ故に読みやすい文体を維持しつつ、繊細な回想を読者に与えることを可能としている。 羨まし…続きを読む

七百文字でミステリー？まず、私が感じたのはそういった疑問でした。 しかし蓋を開けてみれば七百文字とは思えないような濃ゆい内容、というか、人の闇を垣間見るような作品で私には無い経験を…続きを読む

嫉妬を覚えるような描写力、頭の中で想像する世界がより鮮明に映る作品でした。