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SFの「S」

本日はたくさんの方に拙作読んでいただいたようで、感想、応援ありがとうございます。


ところで、最近SFアンソロジーの『Visions』とゆー本を読んでいるんですが、これに収録されている飛浩隆氏の『海の指』がすごく良かったです。星雲賞受賞作だそうで。
荒々しく、うらがなしく、こまやかに美しく。
東日本大震災とか、遠野物語の津波で妻を亡くした話とか、少なからずの影響があるのだと思います。

たまに、こう、人の感じ入る哀しさと美しさには普遍性があると実感させる物語に出会う時があるんですよね。
私は常々、人と人の間のやりきれなさを書きたいと思っているのですが、それが表現されている作品に出会うと、祈るような心地になります。


とどのつまり、何が言いたいのかといえば、SFの「S」はセンチメンタルのSだと確信した次第です。

3件のコメント

  • お邪魔いたします。「雪平鍋~」にレビューありがとうございました。
    毎回毎回笑わせていただいております。
    料理とはDIYなのですな。

    「Visions」、面白そうですね。私もちょっと探して読んでみたいと思います。
  • ああ、こんにちは、夕食テロ作家さんだ。いや、本当に『雪平鍋』にはやられました……。

    大変遅くなり至極恐悦なのですが、『宇宙の缶詰』もレビューありがとうございました。拝見した時は「またやりやがったな」頂戴しました!とガッツポーズをとってしまいました。
    『銀河鉄道の夜』をもちろんベースに置いた作品なのですが、動く彼らと閉じこもった彼ら、そういう視点はなかなかに新鮮で刺激的でした。すごいな、と。

    さて『Visions』なんですが、先ほど検索したら『海の指』はネットで読めることを知りました。詳しい経緯は『Visions』にあるのですが、講談社の青年漫画雑誌の企画作だそうでまだ公開されています。

    では、また。
  • visions情報ありがとうございます。結局、気になって図書館で借りて読みました。「海の指」、面白かった。映像的に凄まじいお話でした。センチメンタルで諦観と希望のない交ぜになったラストも綺麗。SFのSって、やっぱりセンチメンタルなんですね。
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