本日はたくさんの方に拙作読んでいただいたようで、感想、応援ありがとうございます。
ところで、最近SFアンソロジーの『Visions』とゆー本を読んでいるんですが、これに収録されている飛浩隆氏の『海の指』がすごく良かったです。星雲賞受賞作だそうで。
荒々しく、うらがなしく、こまやかに美しく。
東日本大震災とか、遠野物語の津波で妻を亡くした話とか、少なからずの影響があるのだと思います。
たまに、こう、人の感じ入る哀しさと美しさには普遍性があると実感させる物語に出会う時があるんですよね。
私は常々、人と人の間のやりきれなさを書きたいと思っているのですが、それが表現されている作品に出会うと、祈るような心地になります。
とどのつまり、何が言いたいのかといえば、SFの「S」はセンチメンタルのSだと確信した次第です。