久方ぶりに短編をアップしました。コンテスト参加作『鳥と魔女と密猟者』、ジャスト一万字。無理くりで、まだ手直しするかと思いますが、ひとまず書けて安心してます。良かったら読んでやってください。すでに読んでくだすった方、おありがとうございます(本当、ありがたい)。
以下、最近のあれこれ。
『恋の話』を書いた後、何をしてたかといえば、わりと死んでました。
原因不明の湿疹に冒され、もうしんどいしんどい。
2020年10月初旬、円形の湿疹ができまして(あとで貨幣状湿疹とわかるのですが)、野火のごとく身体に広がり、受診しても治らない。
痒くて痒くて、夜も眠れず、仕事に行くのがやっと、仕事中も保冷剤で痒みを紛らわすという日々でした。
夏からあった頭のかゆみも悪化して、まったく集中できない。
痒みで死にゃしないけど、我慢できずに掻きむしって、自己嫌悪の繰り返し。
物語では小綺麗な言葉をチョイスするけど、己がこんなぼろぼろで言葉だけ綺麗なのちゃんちゃらおかしない、でも書かなけりゃ希望が持てない、これから先どうして生きていかれよう。
とまあ負のスパイラルでした。
野心のない人間だったら、鬱になっていたんじゃないかしら。いや、心療的なこと何もわかっていないのですが。
こりゃいかんと、一旦、カクヨムやらTwitterやら離れました。
回復するまでおやすみと決め、せめて一作書き切れる集中力が戻るまでは、と。
(でもこのやり方は己に圧を与えるので、治癒を遅くしているのかも)
休んでいる間、何をしていたかと言えば、料理してました。マスク職人もやったか。
炊飯器でシフォンケーキやスコーンを作れるようになりました、炊飯器クッキングと言えば、吉岡梅さんの短編ですね(ケーキ機能を使う私はきっと邪道。ああ、サウナ小説出版おめでとうございますも言えてない)。
この年末年始の休みに入り、なんとか短編を書き上げてかなり安堵しております。
でも、湿疹はだいぶ良くなったものの、治り切っておらず辛い。
(皮膚科の先生には「こんな強い薬を出し続けているのはあなたが初めてだ」とゆわれました。先生の最初の女かあ、と感慨深い)
にしても、世間は新型コロナウィルスに恐々としているというのに、この間の外し方はいかにも自分らしいといいますか。
まあ、今回の湿疹は、いつか書いて元を取ります。
そんなこんなで、大変スロウなペースかつ不義理でありますが、良かったら、宜しくお付き合いくださいませ。
坂水拝