この作品は、本来は歴史小説として書こうと思っていたのですが、それだと制約が多くて書きたいことを書けなくなるのでファンタジーに変えたものです。
もともとは戦国時代の秦と趙が戦う話を書こうとしていたので、カイザンラッド皇国=秦、アスカトラ合邦王国=趙です。
カイザンラッドがアスカトラの兵を生き埋めにしたのも長平の戦いで秦が趙の兵士40万人を穴埋めにしたのが元ネタです。
元ネタが史記なので、この後物語には李牧をモデルにした将軍や匈奴のような騎馬民族、シルクロードのオアシス都市みたいなものも登場します。
エルフは中国史とは関係ありませんが、弓が得意でアテルイが大和朝廷軍相手にやったような戦い方をするということにしました。
もっともこれはオリジナル作品なので、アスカトラの運命は趙がたどった運命とは全く違うものになります。
この先も読んでいただければ幸いです。