THE HUMAN LEVEL~未来編・過去編~
未来編
『2人の秘密と、アムズの呪いとエルザの誕生』の挿し絵です。
過去編
『イスタの瞳が真っ赤になった青年』
「オ・テクノロジオグルイ」
半月のような形をした、2つの容器。
2つ以上のDNA情報と細胞をくっつけたい時に使用する、培養の第1段階で使用する培養容器。
「採取器」
DNA情報と細胞を採取する時に使う。
「チウルウオプ」
体(クローン)を培養する時に使う、培養容器の
ひとつで、培養の2段階目で使用する。
フタが、2つある。
繰り返し使うことができない。
「オトゥタヌウオプ」
培養の3段階目で使用する、繰り返し使うことができる、大きな培養容器。
フタが、2つある。
『メティ』
オトゥタヌウオプを置く土台で、メティは、
無限に連結ができる。
メティには、『ヴイ』という部分AIロボットが生えていて、培養している体に不具合を確認した時やタイマー機能がある、サンヴリロ・チェーロスタと連携していて、培養が完了すると教えてくれる。
時々、機能が完全に停止する時間がある。
赤色のものは、メティに置いたオトゥタヌウオプに栄養を送っているメティの果実で、中身が減ってくると、次の果実が実り始める。
『フリドゥジョ・フィル・アクボムン』
保管室にある、植物の棚。
保管室の床は特殊な水辺になっていて、そこに
巨大な水草が生えている。
『ヴイ』、『イヴ』、『ラル』
シクと同じ、部分AIロボット。
手は体に収納されていて、必要な時だけ、必要な数、必要な長さの手が出てくる。
指は4本。
触手がそれぞれ違う形をしている。
『サンヴリロ・チェーロスタ』
基本的に三角形に目がひとつ、花びらが6弁ある、植動生命体の一種。
色や形、機能は数えきれないくらいの種類がある。
未確認の個体がまだまだあると思う。
☆培養の仕方はまず、2通りある。
○ひとつは、2人以上のDNA情報と細胞を
くっつける時。
オ・テクノロジオグルイの容器に、それぞれ
くっつけたいDNA情報と細胞を入れて、
2つの容器のフタを閉めて、
容器をくっつけると、卵のような形になって、
フタが自動で開く。
↓
両手で包み込むように優しく持ち、
30秒ほど、上下に振る。
2つ以上のDNA情報と細胞の接着が完了した
合図、容器の一か所に亀裂が入る。
↓
チウルウオプのひとつ目のフタをはずして、
オ・テクノロジオグルイの亀裂に親指を入れて
割ると、カタマリが出てくる。
フタを閉めると、培養が開始される。
○もうひとつは、ひとり、単体のDNA情報と
細胞を使う時。
採取器でDNA情報と細胞を採取する。
↓
チウルウオプにある、ひとつ目のフタを
はずして、採取器をさしこむと、
自動で採取したものが、チウルウオプの中へ
入っていく。
採取器の中が空になったら、採取器を抜いて、
フタをしめると、培養が開始される。
○○ここからは、共通の手順○○
チウルウオプの2つ目のフタには、人力では
あけられないように、葉っぱの封印が施されている。
これは、3段階目の培養容器、
「オトゥタヌウオプ」に移せるくらい培養が
進むと、葉っぱの封印がとけて、フタから
葉っぱが剥がれ落ちて、
2つ目のフタが開けられるようになるので、
これを目安に、2つ目のフタをはずして、
チウルウオプごと、オトゥタヌウオプに
入れる。
↓
チウルウオプは、オトゥタヌウオプに入れると
容器はとけてなくなる。
カタマリは、オトゥタヌウオプで、20歳の
肉体になるまで培養される。
↓
培養が完了すると、
オトゥタヌウオプの2つ目のフタの葉っぱの
封印がとけるので、フタをあけて、
培養された体を、『ヴイ』の自由に動ける版
の『イヴ』が取り出してくれる。
↓
培養液がついているので、イヴが洗浄と乾燥をして、
検査される。
↓
問題がなければ、体を交換する瞬間まで、
エアボウルに入れて、保管室にあるフリドゥジョ・フィル・アクボムンに置いておく。
エアボウルに入った体は、『ラル』が管理している。
問題があった場合は、
改善できる場合は、改善して、
無理な時は、問題がある部分だけの培養を
やり直す、または、15年かけて、新たに体を
培養する。