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☆10☆ 未来編・第8話の挿し絵②

THE HUMAN LEVEL~未来編~


○歯車1○ 『移動』
移動とは、BNを使ってジッタを取り出して
別の体に移すこと。


a→ 『交換時期、または不具合のある生体ヒューマン』
培養が完了して、大きな培養ポッドから、
出した瞬間からカウントが始まり、
80年から100年間が経過、
または、80年から100年未満なのに、
具合が悪くて、このままでは次の交換時期まで
過ごすことが困難な、
ジッタが入っている生体ヒューマンの人。

b→『ヒューマンボウル』
ジッタが入った、ヒューマンレベルが5になったヒューマンボウルの人。

c→『ヒューマンレベル4と5の地球人』

d→『空っぽのヒューマンボウル』
誰のジッタも入っていないヒューマンボウルの
こと。

e→『新たに培養した生体ヒューマン(※1)』
15年かけて培養した、ジッタの入っていない
生体ヒューマン。

※1→本当は、培養が終わって、
ジッタを移すまでは裸の状態ですが、ここでは
服を着せています。


☆移動の手順☆

移動のパターン① 『a→e』
交換時期や不具合があって、
ジッタの入っていない新しく培養した体が
ある時に、それぞれの生体ヒューマンの首の
後ろの挿し込み口にBNとつながった線を
さすと、ジッタが新しい生体ヒューマンの体に
移動する。

移動のパターン②『a→d』
ヒューマンレベルが4に下がった時や、
不具合があるのに、新しい生体ヒューマンの体
の培養が終わっていない時に、
一時的にヒューマンボウルの体にジッタを
移す。

移動のパターン③『b→e』
ヒューマンレベルが5になったヒューマン
ボウルの人の背中にある挿し込み口に、BNと
つながった線をさして、
新たに培養した生体ヒューマンの首の後ろの
挿し込み口にBNとつながった線をさすと、
ヒューマンボウルの体から生体ヒューマンの
体へジッタが移動する。

移動のパターン④『c→e』
ヒューマンレベル5の地球人の頭にBNと
つながっている帽子型の機器を被せて、
新しく培養した生体ヒューマンの首のうしろの挿し込み口にBNとつながった線をさすと、
地球人の体からジッタが取り出されて、
生体ヒューマンの体に移動する。

移動のパターン⑤『c→d』
ヒューマンレベル4の地球人の頭にBNと
つながっている帽子型の機器を被せて、
新しく培養した生体ヒューマンの首のうしろの挿し込み口にBNとつながった線をさすと、
地球人の体からジッタが取り出されて、
ヒューマンボウルの体に移動する。

移動のパターン⑥『b→d』
めったにないけれど、
部品の交換では無理なくらい不具合がある場合
不具合のあるヒューマンボウルの体から、
不具合のないヒューマンボウルの体へジッタを
移動させる時がある。

※ヒューマンボウルステーションでの移動の
時は、移動元や移動先のヒューマンボウルに
不具合があると判明すると、
そのヒューマンボウルの体は自動的に破棄され
るので、移動のパターン⑥はめったになかった
けど、
コロニートンネルでの移動に変わってからは、
ヒューマンボウルステーションのように自動で
健康診断をしてもらえなくなったので、
自分で不具合に気づいた時や気になった時に
ヒューマンボウル管理室へ行って、
部品の交換や移動のパターン⑥をする。




○歯車2○ 『保存庫の中のジッタ』
BNを使って、
生体ヒューマンやヒューマンボウル、
地球人の体などから取り出されたジッタは、
多角形の檻のような入れ物に入れて、
保護している。
この入れ物には、誰のジッタか分かるように、
個別の識別番号が記載されている。



○歯車3○ 『ジッタの保存庫』
立ち入りが禁止されている特別管理空間にある
ジッタを優しく包み込む、綿菓子のような
ふわふわしたジッタ専用の保存庫。
ひとつの保存庫に収容できるジッタの数は
決まっているので、保存庫はたくさんあって
イイイイスターの輪郭をした数字がついて
いる。
保存庫には、ひとつずつに担当する、
部分AIロボットの『シク』がいて、保存庫の
周りをくるくる回りながら、ジッタを見守って
いる。
ジッタを取り出したい時は、
BNの画面に表示されている項目の中から、
「呼び出し」を選択すると、BNの画面が
変化して、特別管理空間とつながるので、誰の
ジッタが欲しいのか識別番号を伝えると、
シク体から手が出てきて、保存庫の中から
必要なジッタを取り出して渡してくれる。



○歯車4○ 『保存』
保存とは、ジッタを体から取り出して、
特殊な入れ物に入れて、ジッタ専用の保存庫に
入れること。

f→『生体ヒューマン』

g→『ヒューマンレベル4の地球人』

☆保存の手順☆

保存のパターン①
gのヒューマンレベル4の地球人の頭に、
BNとつながっている帽子型の機器を被せて、
BNの画面の『保存』を押すと、
ジッタが地球人の体から取り出される。

※ヒューマンレベル4と18歳未満の人の
ジッタは、特殊な入れ物に入れて、
アムズに運ばれた。

保存のパターン②
fの生体ヒューマンの体の首の後ろの挿し込み
口に、BNとつながっている線をさすと、
ジッタが取り出される。

※スカイのように、交換時期ではないのに、
具合が悪くて、このままではジッタにとって
よくない環境になっている生体ヒューマンの体
から一時的に避難させる時に、
『保存』の機能を使う。



○歯車5○『アップロード』
アップロードとは、勉強や経験を積まなくても
欲しいと望む知識や経験をジッタに覚えさせる
こと。

h→『生体ヒューマン』

☆アップロードの手順☆

①欲しい知識や経験がある生体ヒューマンの
首の後ろにある挿し込み口に、
BNとつながっている線をさすと、
ジッタが一時的に体から取り出されて、
BNの上部に出現する。

②BNの画面から、何をアップロードしたい
のかを入力するか、選択肢を選んで、
「決定」を押すと、知識や経験がジッタの中へ
入って、記憶される。

③アップロードが完了すると自動的に、
ジッタが体の中へ戻り、
BNの画面に『完了』と表示がでるので、
差し込んでいた線を抜く。

④欲しいと思ってアップロードをしたけど、
いらなくなった、または、忘れたい記憶がある
時は、「消去」という項目を選ぶと、
ジッタから、跡形もなく、その記憶や知識、
経験を消してくれる。

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