皆さんは物語を書きだす時、具体的にテーマを決めるほうでしょうか?
このテーマを書くために、こういうキャラクターがいて、こういうストーリーにする、というような流れを考えるのか?
逆に物語やキャラクターが先に浮かび、そこにテーマを入れていく感じなのか?
はたまたテーマは特に設定はしないのか。
これもまた「いい」「悪い」の話ではなく、そう言う傾向がある、という話だと思います。
ちなみに私はテーマを先に設定するタイプなんです。
こんな物語を書いてみたい、が先に来て、それを実現するためのキャラクター、それを明確にするためのストーリー、みたいな感じで物語を作り出します。
まぁ、まずは自分の作品で実例を上げますと……
①若君……これは吸血鬼ものを書きたい!がテーマでした。それも変わったヤツを。
②モノノ怪……これも妖怪物を書きたい!それも変わったヤツを。
この辺りは動機も単純です。力点は『変わったヤツ』というオリジナリティーですね。言ってみれば、物語の設定そのものがテーマです。
③アトランティス……複数の話が交錯する話を書きたい!それも複雑に絡むようなヤツ。
これは内容ではなく、構成をテーマに設定しています。
④ボーイズダイアリー……これは所有に関する考察と、みんな素人説、を絡めた作品。さらにヴォネガット的な作品。
これはスタイルと主題にテーマを設定したパターンでした。
⑤賢者の手……これは自己犠牲と異能の力を手にしたキャラクターの、変わった話を書きたい。
これは主題とストーリー展開(というよりも物語の雰囲気作り)がテーマでした。
⑥サイコガーデン……ただただ少年漫画的な娯楽作品。ただしピリッと緊張感が強いもの。がテーマです。
要は私の場合、何かとテーマを設定して書きだすことが多いんですね。
そのテーマからキャラクターやストーリーを考える。
(さすがに文章を変えるほど器用ではないので、そこには挑みませんが)
そこでふと思うわけです。
皆さんの物語が生まれた【きっかけ】はなんだろう?と。
自然に生まれるのか、なにかテーマを持って書き始めるのか、それとも他の何かか?
お時間あったらご意見お寄せください。
もちろん長文大歓迎。自作品の実例つきも大歓迎!
いつも通りで、私はこうですよ、のスタンスでお寄せいただくと嬉しいです。