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🔬バイオレンスアトランティスのつまようじ、はコチラ、3/25~4/23

4/23
通常は土曜日更新で1話とか2話ペースで更新しておりました。
紹介文でもそう謳ってました。
しかしアトランティスに関しては、土曜日だけの更新ではちょっと間延びしそうです。
ということでしばらくは、土曜日と日曜日の二日更新と変更することにしました。
ということで、今後とものんびりとお付き合いただければと思っております!

4/19
通常はノートにお礼を書いていますが、ノートを開いてない方にこちらでお礼を。
神木清隆さん「若君」お読みいただき、評価を寄せていただきありがとうございました!長い話でお時間取らせたと思いますが、とにかくありがとうございます!

4/15
今日は頑張りました。厳密には今週ですね。
アトランティスのつまようじですが、今週は3話分を更新しました。
とはいえ全体で12幕、各話で36話分のボリューム予定です。今までのペースでは終わるまでに半年くらいかかりそうなので、頑張れる時には少し多めに投稿しようかと。
でも土曜日のみの更新なので、ご自分のペースでゆっくり読んでいただければと思っています。

とはいえ、ちょっとボリューム多すぎかな、と思われる方いましたらお知らせください。いつものペースに戻します。

ということでVATともども今後ともよろしくお願いいたします!

4/11
VATとはもちろんviolence-Atlantis' toothpick(さつきまる様よりコピーしました)の略語です。

ちょっと酔っているので饒舌。
だってみんなアトランティス褒めてくれるからなんか嬉しくて。
で、前にも書きましたがこれからちょっと時間が取れるので、アトランティスの更新ペースを少し上げようかと。土曜日に投稿する分の文量を増やしてみようかな、と。
本当は一幕分を毎週投稿で12週くらいやるつもりだったんですが、実際は一幕に2週間かかるんですよね……
ただ多いようなら誰か教えてください。自分のイメージでは少年ジャン〇の一話分くらいの感じが希望なので。

で、読みが滞ってたりしてます。フォロー入れてもなかなか読みに行けなかったり。期待させて悪いなぁ、とは思っているんです。すみません。それに最近コメント入れるのが自分的に楽しいんですよね。書いてもらうと嬉しいし。返事読むのも楽しいし。

そして
通常はノートにお礼を書いていますが、ノートを開いてない方にはこちらでお礼を。
五月七奈さん、アトランティス読みいただき、評価を寄せていただきありがとうございました。さつきまるさんの知り合いの方のようで、五月さんはもちろん、さつきまるさんにも大変感謝しております。
とにかく読んでもらえること、それが何よりうれしいのです。
これは本心です。それだけでも十分嬉しい。幸せ。

みんな(カクヨムで交流のある人、読んでくれた人全般的な意味合いで)、いつも本当にどうもありがとう!

4/9
お詫びと訂正
アトランティスの第4の話は終わりません。
続行します。
行けるところまで!
ということでアトランティスコメントはなかったことに。

4/9
usapataさん、アトランティスにも目を通していただき、ありがとうございました!

4/8
通常はノートにお礼を書いていますが、ノートを開いてない方にはこちらでお礼を。
usapataさん、賢者の手お読みいただき、評価とレビューを寄せていただきありがとうございました!

4/6

shiro-wan様、若君読んでいただき、さらに嬉しいレビューを寄せていただきありがとうございました!
さらにさらに続いて賢者の手までお読みいただき、こちらにも嬉しい評価を寄せていただきありがとうございました!

どちらもかなりのお時間取らせたと思います。
楽しんでいただけたようでホッとするとともに、とにもかくにも感謝の言葉しかありません!
本当にどうもありがとうございました!


4/3
ちょっと章タイトルを変更しました。
「刻まれた物語」を「手帳の中の物語」としました。
今後の展開を考えてのことで、細かい理由はネタバレになりそうなので説明しないことにします。
ということで読んでいただいてる方は、頭の中をリセットしておいてください!

4/1
アトランティスがようやく3つの物語が出そろいました。
これからそれぞれで物語が展開しますが、それぞれに関係性があるものとなっております。書いててちょっと気付いたのですが、ボーイズダイアリーとの類似がけっこうあります。
①主人公が刑務所に入る。
②母親との断絶状態 これは賢者の手もそうですね
もちろんフィクションです。物語のための設定です。私自身の生活環境とはリンクするものではありませんので一応。とはいえどうしてこういう話が続くのは自分でも不思議ですね。

3/30
アトランティスのつまようじは3つの話で構成されています。
今公開中はそのうちの一つ【脱獄物語】です。
残りの二つはボリュームが少ないので2つを同時に土曜に投稿予定です。
予定ですが……北乃ガラナ様によって早くも、もう一つのアトランティスの物語、第4の物語がこのノートに展開されました。
お時間のある方はいつでも、ここ大事ですのでもう一度、いつでも、乱入大歓迎ですので続きをどうぞ。
お約束として🔬(けんびきょう、で変換できるかと)のマークだけ挟んでください。

3/27
ノートを開いていない方にこちらでお礼を。

①seiro1さん、モノノ怪につづき賢者の手も読んでいただきありがとうございます!さらにうれしい評価まで!

②cherryblossomさん、モノノ怪に評価とうれしいレビューをありがとうございます!楽しんでいただけたようでうれしいです!続編希望は山吹先生に伝えておきます!


3/25
えー私事ですが実は会社を辞めることになりました。
まぁ理由はいろいろ。嫌なことがいろいろ。
長く勤めた会社だけに愛着もありましたが、潮時だったようです。
ということでサヨナラの決断をしました。
次が決まってないのがネックですがまぁ前向きに行きます。
物語でいつも言ってますが、人生はなかなか厳しいものです。

そして「こんにちは」ですが、新しい連載をはじめます。
タイトルは「アトランティスのつまようじ」
ボーイズダイアリーに似た系譜の作品です。こちらも過去作の全面改訂をしております。
三つの物語が交じり合う意欲作ですが、まぁいつも通りのんびりと読んでいただければいいな、と願っております。
大見出し、小見出し機能を使う予定ですが、まだ試行錯誤中です。

しばらくはのんびりとこちらで頑張ります!
今後ともよろしくお願いいたします!

107件のコメント

  • こんにちは(^^)
    会社を辞められたのですね。
    長くお務めになっていれば、いろいろあっても思い出もいろいろ残っていますよね。
    気持ち的にもいろいろ大変かと思いますが、せっかく春が訪れたところですから、普段できないようなのんびりしたお散歩とか、モラトリアムな時間を楽しめるといいですよね🌸

    新連載、さっそくフォロー入れさせていただきました(^^)
    改稿とは言え、長編を間を置かずに連載し続ける関川さんのバイタリティに頭が下がります。
    長編は最後に近づくにつれ、終わり方に悩まされますね💦
    私は今、池もふの最終章を放り出して旅行の準備中です(笑)
    ちゃんと終われるだろうかと不安を抱えつつ…

    アトランティスのつまようじ、タイトルだけでスケールが大きいのか小さいのか、その飄々とした感じに惹かれてしまいました✨
    後ほど読ませていただきますね!
  • 関川さま

    『アテクシ…』お読みいただいてありがとうございます。
    そして…奇遇に驚いております。

    ワタシ、本日、転職決意して履歴書を送ったところでした。
    まだ辞めてませんけど…。

    そして作品の区切りをつけた日も同じ、終わり方もオールスター感謝祭のノリで…なんでしょうね、他人とは思えません。
    こういう偶然もあるのですね。
    面白いものです。

    まずは、のんびり休んでください。
    僕も前職を退職後…8ヶ月で、うん百万使うほど遊びました。

  • 関川さま

    そうでしたね。
    律儀な人だなと思いました。
    もし、あのときに僕が嫌だと言ったら…そう考えるとクロコちゃんは居なかったのでしょうか…少なくとも、僕の目には写らなかったかもしれませんね。
    人気作になったし、僕も嬉しいです。
  • 会社を辞めるとのことですが、新しい環境に飛び込むのもまたいい刺激になりますね。どんなことでも自分の肥やしにしようと思えば肥やしになる。前向きに行きましょう!

    モノノ怪クリニック、桜鼠でまた号泣です。
    今から20年くらい前なんですけどね、私が住んでいたアパートのすぐ裏の家が取り壊されたんですよ。
    その家には大きな桜の木があって、ウチのアパートの駐輪場の方まで枝がはみ出していたんです。
    私の部屋は2階の角部屋で、ちょうど桜の花が目の高さでね。
    取り壊される時に桜の木を重機で折っていたんです。
    もう、泣きましてね、止まらないんですよ。ずーっと泣いてました。桜の木が「もっと花を咲かせたいよ」って言ってるようで。
    「ごめんね、ごめんね」ってずっと謝ってました。
    この光景を一生忘れたくないと思って、一日中、桜が倒されるまでずっと泣きながら見守りました。
    桜鼠を読んでいてそれを昨日の事のように思い出して大号泣してました。
    物言えぬ生き物たちの声に耳を傾ける人は少なくなってきています。
    モノノ怪クリニックで、妖怪の生き方を通して自然の声をもっと伝えて欲しいなと(簡単に言うと、続けろと催促してます)。
  • 関川さま

    そうですね…嫌な感じはしなかったですね。
    嫌だな~というか、怖いな~と感じたのは、まるパクリだったので…。
    本も出しているとかいうプロフィールだったので、なおさら素人の作品を焼き増すかな~という感じでした。
    悲しいような気持ちになりました。

    他の方から教えて頂き、似ているだけだろ~と読んでみたら…ゾワッとしました…。

    関川さまの作品は、練られているな~と感心したり、恥ずかしくなったりしてます。
    僕がノリで書いてるので、練られて書いてる人の作品を読むと恥ずかしくなるのです。
    共通点は多い気がするのに…作品に取り組む姿勢が…。
    プロになるのは、こういう人なんだろうな~と思って読んでます。
  • 関川さん、こんばんは。

    会社をお辞めになられるのですね。
    人生って、ほんとにあちこちに分かれ道がありますね。
    けれど、選んだ方向には、もしその道を選択しなければ出会えなかった素晴らしい物が、本当にたくさんあるんですよね。関川さんと同様の経験から、私も強くそんなことを思います。
    そして、この道を選ばなければ、私は絶対にカクヨムには出会えなかったし…もうそれだけで、失望を感じたりもしつつ選んだはずのこの道が、私にとってこんなにも大切なものだったことを、今更ながらに思ったりしています。

    これから明るく輝く季節が始まりますね。関川さんにとって良い時間がスタートするといいですね!
    私も、関川さんの新しい作品、楽しませていただきます!(*^^*)♡
  • おこんにちは〜♩

    あ、お邪魔する前に玄関先でパタパタと花粉をはらわなければ。

    つばき、でございます☆

    まずは「モノノ怪クリニック」ご完結、誠におめでとうございます!
    そしてお疲れさまでございます。
    追いかけさせていただいております小説が完結されるのは、読者といたしましても感無量でございます。

    しかもすでにご新作に取り掛かられておりますようで、関川さまのバイタリティに脱帽いたしております。
    もちろん、また追いかけさせていただきます♡

    ご転職なさるとのこと。
    色々とご事情がおありだと思います。
    どこへ行かれましても、関川さまのお人柄ゆえ成功なさると思われます。
    つばきも陰ながら応援させていただきとうございます!

    どうぞお身体には充分お気をつけいただき、ガンガン小説をぶっ描いていただきとうございます♩

    はあっ、でもまたクロコちゃんや山吹先生にお会いしとうございますわねえ……
  • 関川様 おはようございます。

    こんなところに新作のお知らせがあったとは!
    ノート確認してなかったです、ごめんなさい。

    プロローグ1,2を読んだ感想は『凄いな』です。
    雰囲気そして気迫が伝わってきました。
    成る程、上に書かれているように間違いなく意欲作だと思いました。
    続きが楽しみです。

    ※今レビューを入れたら一番乗りになれるという誘惑を抑えて
    物語がガシンと動き出すまで追っていきます。(*^^*)
  • 二尋ォ~。あ~そ~ぼ。

    流れをぶったぎってガラナ登場!



    題『バイオレンスアトランティスのつまようじ』


    (1話終了時)

    と、そのとき。
    爆発が起こって、黒覆面のテロリスト達がッ。

    🔬

    「何モンじゃワレェェ!」
    テルオの怒号に答えるように、テロリストの銃口がいっせいにテルオに向けられる。

    「そんな豆鉄砲でワシのタマ取るつもりかァ?バズーカ持ってこんかァ、ボケがァァァ!」

    テルオは白衣をビリビリと脱ぎ捨てた。その下に現れたのは獄中で鍛えた鋼の筋肉の塊だった。

    「おら、撃ってこんかぃ!」

    🔬

    BABABABA! BANG!! 

    テロリスト達の銃口が吹く。隔てたアクリル板が破片と化す。
    キラキラと舞うアクリル片。

    悠然と立っているテルオ。
    武蔵坊のように最期を迎えたというのだろうか? いや違う。

    にい――と口角をあげるテルオ。

    鋼の肉体は銃弾をことごとく弾いた。

    「バ、バカナ。銃が、キカナイ。ナンテ……バケモノ」

    「ふふ馬鹿どもが……馬鹿者どもが」

    コキ。コキと肩をならすテルオ。

    「さて、実証させてもらおうか……発明の効果を」
  • いいぜガラナ、遊んでやる!
    オレのノートを戦場に変えてやる!

    🔬

    テルオはズボンの後ろポケットから指先の切れたレザーグローブを取り出し、拳に嵌めた。
    「これはワシの怒りの感情をエネルギーに変換する装置……ここに閉じ込められてから溜まりにたまった怒り、どれほどのエネルギーに変換されるやら、フ、天才のワシにも計算が追い付かんわ……」
    テルオの目が凶悪な光を帯びた。

    🔬

    「こ、殺せっ!あの化け物を檻から出すな!」
    BABABABABABA! BANG!! 
    恐怖にパニックになったテロリスト達の銃口がさらに火を吹く。それはコンクリートを砕き、蛍光灯を破裂させ、さらに床のタイルを穴だらけにして剥がしていく。
    そしてテロリストの弾丸が付き、もうもうとホコリと煙が立ち込めた。テロリストの何人かはまだ引き金をカチカチとならしている。
    「終わった……か?」

    🔬

    が、その煙の向こうに赤い光点がぼんやりと灯った。
    それはちょうど人の目の位置、そして煙の向こうに鋼の肉体の輪郭がぼんやりと、それからくっきりと浮かび上がる。
    「……だから言ったろ?豆鉄砲じゃ天才は殺せないんだ……」
    コツコツコツと靴音がゆっくりと近づいてくる。
    「ボケどもが、今からホンマモンの脱獄を見せたるわい!ワシはいつでも正面突破じゃァァァ!」
    テルオはその拳を振り上げた!
  • 🔬

    「ほっほっほっ、なかなかやるもんじゃのう」

    「教授、これがあのテルオなの?」

    壮絶な戦場と化した刑務所の面会室。

    その様子をモニターで観ている二つの影があった。
    暗いその部屋は、例えるなら最新科学の粋を集めた実験室の様相である。
    モニターを食い入るように見つめるひとりは、電動式車椅子に座った白衣姿の老人。もうひとりは黒い革のジャケットに同じ素材のパンツ姿の若い女性であった。

    🔬

    「このまま高みの見物といきたいところなんじゃが……テルオがこのまま脱獄してしまうと、ちと困るのう。
    ふむ、どうしたもんかな」

    言いながら老人の目は、隣の女に注がれている。
    若い女はロングヘアをかきあげた。

    「うふふ、教授ったら。素直にアタシにお願いしてくだされば、よいのに。
    テルオのアレはまだまだ制御が不安定だもの。仕方ないですわねえ、ここは教授に貸しを作らせていただくのも、悪くないかしら」

    大きな瞳が艶っぽく動き、教授の顔に流し目を送る。

    そしてかき消すように黒い姿がその場から消えた……

    「Mo-nok-eシステムがいよいよ実戦で試されるときが、きたようじゃな。
    さてさて、どうなるのか。
    この老いぼれの最後の夢が、果たして叶うのか。ほっほっほっ」
  • 🔬

    テルオの鋼の体に銃弾を打ち込めなかったテロリスト達は、コツコツと不気味な靴音を立てて迫ってくるその姿に恐怖し、我先にと房の外に逃げ出した。
    その後を追うでもなく、悠々と廊下を歩くテルオ。ビーッビーッと警報がけたたましく鳴る中、騒ぎを聞きつけた監視員達がテルオを止めようとするが、歩み続けるテルオの背後に転がる死体を増やすだけだった。

    🔬

    「お待ちなさい」

    屋外へと通じるドアのハンドルに手をかけたテルオの背後から、若い女性の声がした。
    テルオが振り向くと、薄白い蛍光灯の下でぴったりとした黒い革に身を包んだ女が腕組みをして立っている。

    「お嬢ちゃん。俺を止めようってんならやめときな。花の命は短いんだ。こんな禿げ上がったおっさんに摘まれるんじゃ浮かばれねぇだろ?」

    「生き急いでいるのはどっちかしらね?研究を続けたかったら大人しく房に戻るのが賢明よ」
    「じゃかぁしい!俺ぁこれ以上他人に利用されるなんざ、まっぴらごめんなんだよ!!」

    テルオが拳を振り上げて女に殴りかかろうとすると、一瞬残像をちらつかせた後に忽然と女の姿が消えた。
    かと思うと拳が空を切った彼の背後から「Mo-nonok-eシステム作動!」
    という声と共に、どす黒い妖気がふしゅううぅと流れてきた。
  • 関川さま

    『無謀なのか…』に★・コメントありがとうございます。
    なんともいえない気持ちになります。
    本人曰く、僕と食事したことを小説で読むのが楽しいのだそうです。
    会員登録してないので、読み捨てですけど…。

    『アトランティス…』いい出だしですね。
    1話目上手いな~と思いました。
    3話目も楽しみにしてます。
  • 高尾つばきさんと、陽野ひまわりさんの乱入に吹いたw

    続き考えてきたら、話進んでた……。

    どんどんバイオレンスに(笑)

    乱入したいけど、今日はもう寝ゆ!

    再見!
  • ノートを戦場に変えましたね! 素敵です(笑)

    流れを切りたくないので一言だけ。『ありがとうございました(*^^*)』
  • 🔬

    「馬鹿ね。科学者なんて利用されるだけありがたいと思いなさいな」
    黒革のレザーに身を包んだ女はパッと長い髪を払った。
    とその頭に黒いフカフカの獣のような耳が現れていた。
    「なるほどな、これでアンタの黒幕が分かったぜ。だったら容赦はいらねェな……」
    テルオはレザーグローブの拳をギチッと握りこんだ。
    同時に拳が青白く発光し始めた。
    「独り言が多いわね、オ ジ サ ン」
    レザー姿の美女が妖艶なウインクとともに姿をかすませた。
    同時にテルオの肉体が横ざまに飛ばされ、コンクリートの壁にめり込んだ。

    🔬

    「モノノ怪の力を取り込んだか、さすがだな……」
    テルオはコンクリートにめり込んだ体を引きはがした。
    そして不意に美女から視線を外し、部屋の隅にある監視カメラを見上げた。
    「おい、見てるんだろ?だったら分かるよな、オレがこんな攻撃じゃ傷一つつかねぇってな!」
    がその言葉が言い終わらぬうちに、
    「……よそ見しているヒマはなくってよ……」
    言葉とともにピンヒールの踵がまともにテルオのこめかみに突き刺さった……と思いきや、
    「だからそんな攻撃、天才の前には無意味だって言っとるんじゃボケェェ!」
    テルオは頭の一振りで逆に美女を吹き飛ばした。
    「サンシタよこさんで、かかってこいやァ!」
    そう言って拳を突きだすと、触れていないにも関わらず監視カメラは粉々に吹き飛んだのだった。
  • せっきー、こんばんは。
    皆さんと楽しんでいるところに乱入してごめんなさい。

    一言だけ……

    現世の柵から解放されたとのこと。
    今後の不安があって手放しに喜べないのは重々承知ですが、今はある意味自由な状態――それは思考や文章にも表れて来るんじゃないかな。
    不謹慎な言い方かもしれないけれど、これまでとちょっぴり違うせっきーが見られるのを楽しみにしています。
    失業保険が下りる時期を上手く使ってください。
    それが素晴らしい未来につながりますように。いろいろな意味で。
  • 🔬

    「そこまでよ……天才さん」

    「は? まだ俺に抵抗するっていうの――さ、鋭子!?」

    「動くとこの女の目を潰す。きれいな顔がだいなしになるわよ」

     黒レザーの女は、鋭利な刃物のようなピンヒールがついたブーツを手にしていた。その鋭利な刃物のようなピンヒールで、愛する鋭子の目をえぐろうというのだ。鋭利な刃物のようなピンヒールが彼女の目に埋まる様を……テルオは想像した。

    「クッ……貴様」

     この日はじめて、テルオの顔に焦燥が浮かぶ。

    「テルオ……ごめんなさい」

    「君があやまることはない……これが運命なんだ……」テルオは仰ぎ見る先には、無味乾燥な研究所の天井がある。空を、青い空をこの目でみたかった……そんなことをおもう「俺はどうあっても……『籠の中の鳥』か」

    「あなたと会えてほんとうによかった。……幸せだった」

    なみだをうかべる鋭子。

    「俺もだよ鋭子。君に出会えたことだけが、この『籠の中の鳥』の唯一の幸せだった」

    「あきらめないでテルオ……はばたいて。外の世界で……大空に」

    「……ん? なにをする鋭子!?」

    「わたし……テルオの邪魔にだけは……なりたくない!!」


    「よせ! やめるんだ!! 鋭子!! 鋭子ォオオオ!!」
  • 🔬

    その瞬間、鋭子の姿がかすんで消えた。
    「Mo-nonok-eシステム解放……」
    そうつぶやいた鋭子はレザーをまとった女の背後に移動していた。さらにその手にはピンヒールのブーツを握りしめている。そして彼女がグッと力をこめると、ピンヒール部分が粉々に砕け散った。
    「どぉ?あたしの演技、ちょっとはドキッとした?」
    彼女はいたずらっぽくテルオにウィンクした。
    「もちろんさ、君にはいつも驚かされる」

    🔬

    「おまえ、どうしてMo-nonok-eシステムを……」
    レザーの女はパッと鋭子から離れた。が、ヒールを脱いだ彼女は裸足、そして移動した先はガラスの破片がばらまかれていた。ゆっくりと血が流れだすものの、彼女は気付かないらしい。
    「……お前はいったい何者だ?」
    「あら、あたしはただの女優だけど、ご存じないかしら?」
    彼女がそういって髪をかきあげると、二つの真っ白い耳がピョコンと突き出した。
    「お前……」
    レザーの女が悔し気につぶやく。
    その時だった……
    館内スピーカーから『博士』の声が流れてきたのは。


    🐈
    誰かつなげて……
    (ちなみに本人コメントの時はこの🐈(ねこで変換)のマークを……)
    慈善事業だと思って。
  • 🐈
    関川さんの心の声に笑いました!
    現時点ではノーアイデアですが頑張ってつなげてみます!

    🔬
    『テルオ、驚かせたな。まあ落ち着け』
    スピーカーから流れてくる老人の声に、レザーの女に向けた拳をテルオはゆっくりと下げた。
    「この声は…。
    博士ですか、俺の脱獄の邪魔をするのは」

    『誤解せんでくれ。わしはお前さんを守るために動いておる』
    「同じ科学者なら博士もわかるでしょう!?
    俺たちは利用されている!!
    頭脳と努力が生み出した成果を搾取されるだけの存在なんだ!!」
    『しかしのぅ、テルオ。
    ここを出れば、さらに利用されるだけじゃ。先ほどのテロリスト達はお前の発明を軍事利用しようと侵入してきた奴らじゃ。外に出ればそれこそ自由など微塵も手に入らなくなる』
    「うるせえ!!」

    突き出した拳でスピーカーをも粉砕したテルオ。
    「俺の…この力と発明があれば!
    俺は誰の圧力にも屈しねえ!!
    俺は俺の力で自由を手に入れる!!」

    「テルオ。待つのよ。
    今外に出るのは確かに得策じゃないわ。
    あなたはまだ自分の能力を知らなさすぎる」
    白い猫耳をピンと立てた鋭子が妖艶に微笑みながらテルオの肩に手を置いた。
    「それより博士と一緒に最強の力を手に入れて、本当の自由を手に入れたくない?
    あなたの力と、このmo-nonok-eシステムを融合させて」

    🔬
  • 🐈
    すみません!!
    鋭子が白い耳出してmo-nonok-eシステム作動させたことにテルオが驚くシーンをすっぽり落としてしまいました(><)
    誰か回収して……
    もしくはそこスルーしておいて……
  • 芸能人ブログのコメ欄より長い(笑)
  • コメ欄で連載中という、なんというカオスwww

    スマホじゃダメだな。タブレット&外付けキーボード用意しよう。ステキなカクライフの為にw
  • アジアの一角にある、軍事国家。
    世界中から狂犬と恐れられており、資本主義国家から人材や軍事関連の機密を盗み出し、国家繁栄のために全国民がほぼ兵士という恐るべき独裁国。

    「テルオは抹殺してきたのだろうねえ」

    黄金に輝く軍服を着た若い男は、暗殺部隊を率いていた特殊部隊の少佐を前に、手にした袋からポテトチップスを食べ続けている。

    「はっ……そ、それが」

    「聞こえませんねえ。わたしは抹殺を指示した。もちろん朗報を聞かせていただけるのでしょ」

    「申し訳ありません! 奴らは我々の掴んでいない戦闘用兵器をすでに開発しており」

    「粛清」

    「はっ?」

    「わたしの指示は抹殺のみ。成功以外の言葉は不要です。だから、粛清」

    「お、お待ちください!」

    「ダメ。なに、すぐに終わるよ。なんといっても我が国の高射砲は戦闘機さえ木っ端微塵にするのだから。
    あなたの身体なら、ほぼ消えてなくなるかなあ」

    少佐はそのまま憲兵隊に引っ張られていく。

    「なぁんだ。また新しい兵器を作ったんだ。それなら、それをいただいてこなきゃね」

    黄金の軍服を着た男は、手についたポテトチップスのカケラをねぶりながら、宙を見据えた。

    「ねえ、聞いたでしょう。その武器を早急に欲しくなっちゃったから、次は貴方にお願いしょうかな」

    「御意」

    人の姿のない空間から、くぐもった声が響いてきた。
  • 🐈
    ひまわりさん、つばきさん、続きをありがとうございます!
    もはやこのストーリー、予測不可能の事態になってきました。
    求ム!次なる書き手。
    ストーリーがどこへ向かうかあなた次第。
    乱入・参加に条件はありません。
    いや、本編より面白くするのはやめて……というのは嘘です。
    面白ければすべてよしです。
    このストーリーの未来を作るのはキミだ!
  • 何か全ジャニーズ夢の共演 見てるような感じですね↑
    熱心に読み返してたら、アトランティスの内容が飛んでしまった(笑)
  • お久しぶりです。
    短編を読んでいただきありがとうございました。
    「少女の夢の街」は僕が一番最初に書いた小説(らしきもの)で思い入れもあるので、お褒めいただいてとても嬉しいです。

    最近は別のサイトで毛色の違う小説(女の子同士の淡い恋の話など)を書いたりしていました。
    またこちらにも小説を投稿しようと思っています。
    それでは。
  • せっきー、こんばんは。
    掌編「騒音注意」に目を通してくれてどうもありがとう(*╹◡╹*)アリガト
    レビューまでいただいて感謝&感謝です*:.。☆..。.(´∀`人)
    今回の作品は「途中でネタバレしちゃうんじゃないか」という不安があって、イマイチ自信がありませんでした。そんな中でのせっきーのべた褒めレビュー(笑)かなり恥ずかしかったけれど、うれしくもありました。評価していただき光栄ですわ☆彡

    今後も変化球のキレ味を磨くべく、日々精進したいと思います。
    まずはおRAY……いえ、お礼まで☆彡
  • おはようございます(*´∀`*)
    この度は人外レストランシリーズの拙作に、素敵なコメントやレビューありがとうございました!!✨

    関川さんからのコメント、物凄くドキドキしました!
    かなり緊張してコメント欄開きました!笑

    若君とは全く違うタイプの吸血鬼ですが、楽しんで頂けたようで嬉しかったです(*^^*)❤

    ありがとうございました(*´∀`*)
  • 🔬

    (いっぽう研究所)


    「博士と共闘。mo-nonok-eシステムとの融合……」

    「そうよテルオ。それこそが、私達に残された道なの」

    「それはできない……」

    「なんですって」


    「俺みたいな人間が……」



    「俺みたいな……おっさんに……」



    「おっさんに獣耳は! キツいだろうが!!!!!!」



    「「!? たしかに!!」」



    「そこの黒レザー女!」

    「!? な、なに」

    「そして、おまえもだ鋭子」

    「……え、テルオ。なに?」



    「おまえたちも、いい年齢して。……獣耳は止せ」



    「「い、嫌ぁあああああああああ!!」」


    絶叫とともに、くずれおちる2人。


    「それが許されるのはせいぜい10代……。20代でもギリ」

    「やめてそれ以上。年齢のことはいわないで」

    「それ以上な、おまえたちに、それは……獣耳は。危険すぎる」

    「そ、そんな……」

    「アンチエイジングをする者に獣耳は……」

    「アンチエイジングのことはいわないで!!」

    「博士。あなたは鬼だ。アンチエイジングな彼女達に……力と引き換えに……なんてものを、渡してしまったんだ。……むごい」

    「むごいとまで、いう……」「そっかあ、むごいんだ……はは」

    mo-nonok-eシステムがダウンし、身体もダウンする2人。

    「…………」

    「黙っていないで、なんとかいえ博士!」

    「!?」

    ――ウィイイイイイイン。

    奥のひときわおおきいシャッターが開く。

    「ふおっふぉっふぉ。どうやらワシがでるしかなさそうじゃわい」

    そこには、筋肉ムキムキの老人の姿があった。

    もちろん、あたまには獣耳。その様子からは迷いなど微塵もない。むしろ壁面天井まですべて鏡であり、己をうつしだすそれらに恍惚不屈の表情すら浮かべている。

    「博士……あんたまで……」


    「よくきけテルオォ!! わしこそは! このわしこそは! 獣耳を愛し! 獣耳に愛された男ォオオオオオオ!!」
  • 🐈
    ガラナさん降臨!
    笑った。すさまじいシフトチェンジだが無理がない。
    今は感想しか書けない……
  • あれ、何の話だったっけ。もう一回最初から読もう……
  • 関川さん、~Twilight Alley~シリーズをご贔屓いただき、ありがとうございます。
    (拙作にまでレビューまでいただき、本当に恐縮です。続き書かないといけないのですが、ハードル上がってしまって……)
  • 関川さま、こんばんは。
    私の近況にご丁寧にコメントをいただき、ありがとうございます。
    「アトランティス~」始まり方がすごくよかったです。
    ちょっとずつになるかもですが、楽しく拝読させていただきます。

    よろしくお願いします。
  • 🔬

    「博士……あんたは科学者として、いや男として、さらに年齢的にも
    超えちゃいけない一線を越えちまったようだな」
    テルオの握りしめた拳はワナワナと震えていた。
    その拳が再びぼんやりと光りだす。
    「テルオ、よく見るんだ、これこそが男の可能性、未来の新たな人類の可能性だ」
    博士の白くて長い耳がピクンと動いた。ちなみに耳の中はうっすらとピンク色をしている。
    「よりにもよってウサギとはな。二人の元レディーの痛い姿で消えかけた怒りのエネルギー、お前のその姿をみてすっかり戻ってきたぞ、いやそれ以上だ!」
    その言葉にさらにがっくりとうなだれるレザーの女と鋭子。
    「元レディー……」「痛いって……」
    二人はますます落ち込み、もはや立ち上がることもできない。

    🔬

    「テルオ、髪がないことを気にしているなら、大丈夫だぞ」
    「博士、アンタは昔から人の話を聞かない男だった……」
    「そんなおまえにもピッタリの獣耳があるんだよ!」
    「そんなものあるわけないだろ!いいからワシの話をきけ!」
    「動物の中には毛がないものもあるんだよ、両生類だって爬虫類だってそうさ」
    テルオの拳がまばゆい閃光につつまれた。
    「そいつらには最初から獣耳なんてないだろがボケェェェ!」
    怒号とともに拳を振り上げると、巨大な光体が拳から放たれた。
    その交代は周囲の空気と摩擦を起こし、バチバチと稲光を絡みつかせながら博士に迫る。
    「説得はきかないか……」
    博士はあきらめたように首をふり、スッと腰を落とした。
    「獣耳を手に入れるせっかくのチャンスを無駄にしおって……」
    「そんなチャンスいらんわッ!消し飛べ!」

    🔬

    「ふ。テルオ、その程度の攻撃、ワシの必殺技で跳ね返してくれる」
    そう言って博士は両手をバッと伸ばした。
    「か~」
    両手のひらの付け根部分を合わせる。
    「め~」
    そのまま手を引いていき、腰だめに構える。
    「は~」
    両手の中に光の玉があらわれ、それはみるみる大きくなっていく。
    「め~」
    テルオの顔が瞬間青ざめた。
    「まさか!よせ、博士!その攻撃だけはダメだ!」
  • それ、色々らめ(笑)
  • 「波(は)ーーーッッ!!!」

    博士が掌底をテルオに向けて突き出すと同時に、ためられた光が矢のように向かってきた。

    「くッ!」
    テルオも掌底で咄嗟にそれを受けるも、あまりの威力に跳ね返すことができない。

    踏ん張る踵がじりじりと後退し、背後の壁についた瞬間──
    テルオの掌が弾かれ、まばゆい閃光がテルオの全身を覆った。

    「ぐあぁぁーーーッ!!」

    「…テルオ…!?」
    眩しさに顔を顰めながら鋭子が見つめていると、暗がりが静寂を取り戻した後に現れたのは──

    僅かに残っていた髪はすべて抜け落ち、スキンヘッドにサングラスというサンプラザな風貌に姿を変えたテルオであった。
    白衣はアロハシャツに変わり、膝丈のハーフパンツから骨ばった脛がのぞいている。

    鋭子が何より目を疑ったのが、テルオの背中に架けられた、ごつごつとした弧を描く大きな亀の甲羅だった。

    「テルオ…意外と似合ってる…」

    白い獣耳をつけた鋭子が呻くように呟く。
    体の異変を感じ、窓ガラスに己を映したテルオは自らの変わり果てた姿に驚愕した。
    「こ、これは…まさに、かめせん…」

    へたり込んだままのレザー姿の獣耳女が思わず叫んだ。

    「どこの仮装大賞だよーーーッッ!!!」
  • クッ……。続きを書こうと来たら完結してた(笑)

    うん……そうですね。
    ここらで一区切りで

    堅気の衆に迷惑をかけちゃスジがとおらねぇ。

    (三度笠に手をやり去るガラナ)
  • 続きがあるなら読みたい!
    ガラナさんの作品ならなおさら読みたい!
    なによりオレがそれを読みたい!
    だから夢オチは削除!そんなものはなかった!
    みんな忘れてくれ!
  • 死ぬほど笑った!!!
  • 忘れられない想い出がここにある。
  • さつきまるさん
    ひょっとして禁断の夢オチの事でしょうか?
    夢オチ万能ですよね。
    私も使ってみたかったんですよ。
    それにしてもすごい偶然でしたね!
  • いえ、『violence-Atlantis' toothpick.』の事です(*^-^*)
    (夢オチは今では逆に新鮮と感じるのです)
  • 🔬

    筋肉ムキムキのジジイ博士(ウサ耳装備)と対峙する、アロハシャツ&グラサン装備のジジイ。

    ジジイVSジジイ。

    画的にも誰も得することの無い対峙が続いていた。

    ……こんなのは悪い夢だ。そう、夢に違いない。
    夢であってくれとテルオは願う。
    むしろ夢オチであったならば、どんなにも慈悲深いことだろう。

    しかし窓ガラスは、無情にも現実を映し出す。

    ――ガシャアン!

    テルオは拳で、その現実を粉砕した。

    こんなの、どこに……。

    どこに、需要があるというんだ!

    サングラスを床に投げ捨て、踏み潰す。

    これならばレザー女と鋭子の獣耳装備のほうが数段。
    いや、百倍もマシであっただろう。

    テルオは天を仰ぎ見る。

    彼女達は美しい女性だ。アンチエイジングとはいえ……。
    いや、アンチエイジングだからこそ。
    その方がむしろ、無理している感。恥じらいといった要素でグッとくる……。
    そんな需要もあることも、テルオは理解していた。

    若くて可愛めの娘だけを集め、制服っぽいミニはかせて歌って踊らせていれば、いいというものではない。たしかにそれは王道だ。多くの者の共感を得るだろう。しかしそれだけではない。それだけではいけない。それだけであっていいはずはない。

    世の中は広い。そして深い。

    それがテルオを研究者へと進ませたきっかけだった。

    目の前のアンチエイジングをみてそう思った。


    「テルオなにみてんのよ……」「なんだろう、このすんごく嫌な視線……」


    「アンチ獣耳エイジングか」


    「んだとテメエ!」「やんのかゴルァ!!」
  • 🔬

    「テルオ、よそ見してる暇はないぞ!」

    そういうが早いかウサギの耳をなびかせ、博士が拳を繰り出した。
    その拳速が瞬間的に音速をこえ、ソニックウェーブの円を広げた。
    が、その拳はあっさりとテルオの手の中で止められた。

    「ドクター・ヤマブキ、俺はあんたの事尊敬していたんだぜ」
    テルオはそのまま拳を握りこんでゆく。
    だがヤマブキはもう一方の手を握りしめ、さらに一撃を放つ。
    が、その攻撃もまたテルオによって食い止められた。

    「力勝負というわけだな!受けて立ってやる!」
    ヤマブキとテルオは両手をガッチリとつかみ合った。
    そのままお互いをねじ伏せんと渾身の力を込めてゆく

    「ムムム」
    「ヌオオ」

    膨らむ筋肉、しわの間をしたたり落ちる汗……
    さらにどことなく加齢臭が漂い始める。
    さらに二人にしかわからないが、お互いちょっと口臭もきつくなっている。

    🔬

    全身の筋肉に集中しながらもテルオの頭は冷静に考えていた。
    この状況、いったい誰の得になるというのだ?

    両手を握りあった老人が二人、
    それを見守るアンチエイジングの化身が二人、
    たぶん平均年齢は50歳、いや、それ以上かもしれない。

    なんだこれは?
    仮装大会?むしろ火葬大会じゃないか。
    ワシは何をしているんだ?
    何のためにこんなことをしているんだ?

    その時、不意にテルオの脳裏に青空が広がった。
    雲一つない、真っ青でどこまでも高い夏の空。
    その高い空を一羽のツバメが音もなく横切っていく。

    オレはアレが見たいだけなんだ。
    それだけなんだ。
    なのに……なのに……

    「揃いも揃って邪魔ばかりしおって……
     もうつべこべ考えるのはやめだ!」

    🔬

    「くっくっくっ」
    不意にドクターヤマブキが笑い出した。
    「くっくっくっ」
    強調するようにもう一度含み笑いを漏らした。

    「……ついに機は熟したようだ」
    「いったい何の話だ?ヤマブキ」
    「わしはこの瞬間を待っていたのだ!」
    「なにッ!」

    ヤマブキはその鋭い視線をレザーの女に向けた。
    「グロコ!いよいよ最終作戦じゃ!」
    その言葉にグロコの目に鋭さが戻った。

    「いよいよですのね、博士」
    グロコは立ち上がった。
    その背中から再び真っ黒い妖気が立ちのぼった。

    🐈
    ちょっと暴投かつ、投げっぱなしのような……
    でも大丈夫!僕にはみんながついてる!
    きっと何とかしてくれる。
    そう信じている限り、物語は終わらない!
  • 私はここにいるが、同時にここにいない。
    私は同時に二つの場所にいる。
    大陸の定理に反しているが、しかたない。
    それが殺人者の禅なのだ。
    (春樹風にコメしてみましたが意味は無いです(*^^*))
  • そう、物語を語るにはちょっとしたコツがいる。
    それは気のきいたサンドイッチを作るのに似ている。
    素材の水分がしみ込まないように塩で水けをきり、
    あくまで具材が引き立て合うように配分しなければならない。
    それをバスケットケースに入れたら井戸へと向かう。
    的なアレですね?もうすっかり忘れたなぁ……
  • 関川 二尋 さま。

    初めまして、早瀬翠風と申します。
    ステキな流れの中に割り込むのは恐縮なのですが……
    この度は勿体ないレビューとコメントをありがとうございました。
    何だか、褒められ続けてふにゃふにゃになりそうでした(笑)
    どうもありがとうございました。
  • おはようございます(*'▽'*)♪
    VAT乱入を試みましたが、さらに混迷をきわめる展開しか思いつかず💦
    今しばらくウォッチさせていただこうかと思っております(^^)

    関川さん、人外レストランシリーズお気に召してくださったみたいでとってもとってもありがたいです✨
    もし今お時間に余裕があるならば…
    関川さんもぜひご参加しませんか?
    ノートジャックやVATで培った、共通設定で話を展開していくこのスキル、そして関川さんならではの優しいユーモアや素敵なキャラクター、ぜひ人外レストランでも読ませていただけたら嬉しいです( *´꒳`* )
    氷川マサトさんも昨日参加表明 してくださいましたし、飛び入り参加大歓迎です♬
    よろしければ、笑いの神、ガラナさんも✨
  • 黒い妖気が立ち上ると、黒レザーの女グロコの全身を覆った。

    突風が巻き起こり、反射的にテルオは身を護る。


    寸刻。


    テルオが黒レザー女のいた位置に、ふたたび目をやると――

    そこには少女がいた。
    まだ年端もゆかぬという表現が適切な少女。

    「これが私……ああ……ついに手に入れた。再びわたしの手に……」

    黒猫耳の少女はその両手で、己を慈しむように包みこむ。

    「この肌の張り。弾力。みてこの姿を。このあたらしいわたしを!」

    「黒レザー女……」

    そう、彼女は……彼女がねがってやまなかったものを手に入れたのだ。
    いやこの場合、彼女がというのは、適切ではないだろう。

    「グロコ……さん、なんて可愛らしい姿……。あ、あたしも……はやく」

    くすんだ瞳で、なにかに憑かれたように、獣耳を装着し直す鋭子。

    「よすんだ鋭子!」

    「真・Mo-nonok-eシステム解、放……」

    グロコのときと同じように、妖気に包まれる鋭子。
    しかし、その妖気の色は白。それはつまり……

    「テルオ。あたし、どうかしら?」

    白猫耳少女は、クルリとまわって、まだ年端もゆかぬ少女のもつ、まぶしさの含んだ笑顔をむけた。

    鋭子もふくめた彼女達がねがったもの。
    そう、人類が願ってやまなかったもの。


    ――若さ。


    を、手に入れたのだ。


    「これで……誰にも『元レディーだの』『アンチエイジング』だの『むごい』だの」

    「あたしたちのことを『行き遅れ』だの『無理してるハロウィン』だの『スーパーの惣菜売場19時30分』だなんていわせない!!」


    ――キッと2人が睨む先には、テルオの姿がある。



    「いや……オレ、そこまで言っていないんだが……」



    「……さてと、テルオ。あとは『アトランティスへの鍵』を、わたしてもらおうかの」

    「なんのことだヤマブキ……」

    「とぼけなさんな。お主の研究じゃよ。異世界『アトランティス』への鍵をのう。くっくっくっ」

    「…………」
  • 🐈
    さ、さすがガラナさん。
    切れ味鋭いセリフ、コメディー全開のストーリー。
    さらに高くつみあがった壁……まるで挑戦者を拒むようなその高さ!
    さて……
  • ありがとうございます。よって、ドラ追いの更新は無しになってしまったそうじゃw
  • やっぱり凄いですね、ここ。
    スコップしてるより面白い(^◇^)
  • 🔬

    「やはり狙いはそれだったか、ヤマブキ」
    テルオはそう言いながらもチラチラと獣耳少女の二人を見ている。

    「なんかガン見されてんですケドー」
    「これはこれですんごく嫌な視線なんですケドー」
    少女と化した二人はすっかり強気を取り戻している。
    というかなぜか今風のギャルになっている。

    「見ろ、ヤマブキ、お前はアレが正しいと思うのか?あれがお前が求めてたものなのか?」
    ふっ、とヤマブキから力が抜けた。
    そしてテルオから両手を放すと、両手がだらりと脇にたれた。
    それはテルオも同じだった。

    「わたしは学生時代、ちっともモテなかったんだ」
    ヤマブキはいきなりそんなモノローグをつぶやいた。
    テルオはその告白をじっと聞いたが、やがて何かを決意したようにこう言った。

    「ちょっと待て、ヤマブキ。ワシがいい発明品をもっている」
    テルオはそう言って亀の甲羅をゴソゴソと探り、大きな丸いボタンのついた装置を取り出した。
    「まさか、それがアトランティスの鍵……」
    「いや、これは違う。まぁ見ていろセピアシステム作動!」
    特に名称を名乗る必要はないのだが、輝男はそう言ってスイッチをポチッと押した。

    その瞬間、装置の周りから球体状に世界が色を失っていった。
    それは周囲の色を白黒に変えながら、その範囲をゆっくりと大きく広げていく。
    テルオの派手なガラのアロハシャツも白黒になり、それからくすんだような薄茶色のセピアカラーに染まっていく。

    「この装置は?いったいどんな効果があるんだ?」
    セピア色に染まった世界に驚愕しながら、ヤマブキはそう聞いた。

    「いや、思い出話をするならこうした方が雰囲気がいいかと思ってな」
    「それだけかよっ!」
    思わずヤマブキは右手の甲をペシッとテルオに当てた。
    「懐かしいな、そのツッコミ。学生時代を思い出すな」
    テルオはフッ、とちょっといい笑顔を浮かべた。
    「そうだな、こうしてお前にツッコミを入れるのは何十年ぶりだろうな」
    ヤマブキもまたニッと、口の端を上げて笑った。

    「なんかオジサン笑っててキモいんですけど」
    「マジ、キモいわ~ありえないわ~」


    🐈
    そして物語は二人の過去へと……
    物語はますます深みへと……
  • ちょ、思い出編とか要らないからああああ!www


    >陽野ひまわりさん

    ボク、バイオレンスアトランティスを終えたら人外レストランにいくんだ……
  • 想い出(笑) 本編より濃いくなってる気が。

    >ガラナ様
    殉死したら行けないですよね……
  • 思い出篇……すっかりコントロールを失っている気が……

    ガラナさんはゾンビと化したところで、晴れて人外レストランに行くという意味でしょうかね?
    またはひまわりさんが突然物語に結末をつけて、ガラナさんをレストランに引っ張り込む、という展開もあるかもしれませんね。
  • だいじょうぶ。ボクには『隕石』という最終兵器がある。

    隕石オチ。

    隕石なだけに……。
  • ガラナさん……なんという恐ろしいことを……
    まさかドラゴン追い祭り……会場に隕石を落とすつもりでは……

    と、まぁ予言はさておき、そういえば夢オチ(削除しましたが実践済み)以外にもそういうエンディングってあまり知らないですね。隕石オチは初めて聞きましたが、ガラナさんのオリジナルでしょうか?
    あとすべてはゲームの世界の話だった、というオチは聞いたことがあるような。
    あとは敵の大群に突っ込んで、先生の次の作品にご期待ください(これも高尾つばきさんのノートで実践済み)のパターンぐらいですね。

    もしこのような情報お持ちの方いましたらご鞭撻いただけると助かります。興味本位ではありますが……
  • ・平行世界の出来事だった
    ・夢オチが夢だった
    ・全てコナンに丸投げする
    ・無視して綺麗に纏め、純文学だと言い張る
  • 関川さん、おはようございます(^^)
    『未来通知』に素晴らしいレビューをありがとうございました!すごく励みになります。
    恋だけでなく、ミステリー部分をピックアップして頂いたことが特に嬉しい。
    関川さんにもレビュー書きたいのですが、少し待ってくださいね。今日も一日頑張りましょう!
  • 隕石オチは知らないですね。
    超テキトーに思いついただけ(笑)

    さつきまるさんの4案が良いんじゃないでしょうか。
    純文学がなにかは、知らないんだけどね!


    VATはハッピーエンドからの、


    ――このような幸せが続けばよいと思う。吉宗であった。


    っていうナレオチでいこう。

    んで演歌ながれて、神輿をみんなで担ぐ。
  • 🔬

    「懐かしいな、あの部屋か」
    ヤマブキは鼻の頭を少し書きながらそういった。
    「あの部屋さ、懐かしいだろう?」
    テルオはそう答え、二人はセピア色の過去の思い出の中に沈んでゆく。

    🔬

    そこは古いアパートの一室だった。
    4畳半ほどの狭い部屋にはちゃぶ台が一つと、当時では最新鋭のパソコンがある。
    窓からは蝉の声がやかましいくらいに入ってくるが、部屋はあまりに暑くて窓を閉められないのだった。
    「それで、ゲームを自作したんだって、テルオ?」
    ヤマブキは窓枠に座り、うちわでパタパタとランニングシャツをあおいでいる。
    「ああ、これからはパソコンの時代だ。特にゲームは一大産業になる」
    そういうテルオはこの暑さだというのにピッチリと詰襟の学生服を着ている。
    ちなみに『セピアシステム』搭載の『想い出補正』により、二人ともすこぶるイケメンである。

    🔬

    「まぁ、やってみてくれ、完成したばかりなんだが」
    テルオはパソコンのスイッチをつけた。
    ヤマブキはこの暑いのにテルオに抱き着くようにして、背中から画面をのぞき込む。
    「ヤマブキ、暑いから離れろって」
    二人の顔はすこぶる近い。それでも画面的に暑苦しくないのは想い出補正のせいだ。
    「おっ、始まったな」
    そしてパソコンの画面に文字が浮かび上がった。

    【アトランティスの妻(幼児) 】

    🔬

    「テルオ、これがタイトルか?なんか犯罪の匂いがするな」
    「焦るなよ、ヤマブキ。これはなモテない主人公がたくさんの美女に囲まれて生活するという話なんだ」
    テルオは爽やかな笑顔を浮かべた。想い出補正のせいで、とてもいいことを言っているように聞こえる。
    「なんだかオレたちにぴったりだな」
    「ああ、さらに幼児から育てることで、自分好みのキャラクターに成長する」
    「おいおい、味〇素でもなめたんじゃねぇのか?天才的だな」
    下世話な会話だが、想い出補正の効果は絶大である。爽やかな二人である。

    🔬

    「ヤマブキ、これからはこういうゲームが世界を席巻する。俺はこのゲームに青春の全てをかけるつもりだ」
    「ああ、どうせモテない青春だ。研究に費やしても惜しくねぇ」
    「そういうと思ったぜ、やろうぜ、ヤマブキ!」
    「ああ、テルオ!」

    🔬

    そしてセピア色の空間はゆっくりと色を取り戻していき、二人は現実世界へと帰還した。
    「そうか、そういう事だったのか、お前の言うアトランティスとは……」
    ヤマブキはテルオを見つめる。ケモ耳オジサンがカメのオジサンを見つめている。
    想い出補正はセピアシステムの停止とともにその役割を終えたのだ。
    「……わたしはあれからずっとあのゲームの開発を続けてきた」
    「アトランティスの妻(幼児)のか?市販されたのを見たことがなかったが」
    「当り前だ、囚人はゲームを発売できないからな、それはお前もよくわかっている話だ」
    「そうだったな、俺たちは籠の鳥だ」
    「だが開発は続けていた、そして恐ろしく高密度な情報を持つMMORPGとして完成した」

    🔬

    テルオは亀の甲羅を脱いだ。その裏側はモニターとなっており、
    その画面には当時とは比べ物にならない高精細なタイトルが浮かび上がっている。

    【 V アトランティスの妻(幼児)】

    🔬

    「V、つまり五作目ということか。しかしそれがいったい何なのだ?」
    「分からんか?異世界だよ、もう一つの現実、作られた並行世界」
    「そこに行くというのか?」
    「ああ、通常ではトラックにはねられたりするだろうが、そんなものではインパクトが足りない」
    「まさかそれが、アトランティスの鍵?」
    「ああ、ここにこれから隕石が落ちる。そして我々は異世界へと旅立つのだ!」
  • 🐈
    とうとうタイトルの回収
    そして明らかになる異世界の存在
    どこからか迫ってきている隕石の行方
    異世界編が始まるのか、とうとうエンディングを迎えるのか。
    私の昼休みはとにかくなくなりました。
  • こんにちは(^^)
    ようやくこちらへお邪魔できましたが、思い出編がめっちゃ膨らんでたΣ(・ω・ノ)ノ!
    しかも、物語はとうとう収束の方向へ…?

    ここで私が隕石をどっかんと落とせば、ガラナさんも関川さんも人外レストランへ異世界転移してくださるのでしょうか?

    ちょっと今から頭をひねります……
  • まさかの異世界fantasy編が幕をあけるのかEndingへと向かうのか目が離せないです。私のお昼休憩も無くなりました。
  • テルオはカメの甲羅型超最先端コンピュータを操作し始めた。
    「今からこの研究所内に密かに仕込んでいた小型ロケットを発射させる。
    このコンピュータで地球の大気圏外にある隕石の軌道を計算し、このロケットをぶつけることで隕石がこの研究所に落ちるようにするんだ。
    直径3mほどの隕石ならば、衝突のエネルギーでこの研究所ごとVアトランティスへ飛ばすことができる」

    甲羅を脱ぎ、ただのアロハシャツを着た観光客のおっさんになってしまったテルオの横で、ケモ耳をつけたままのヤマブキが顔をしかめた。

    「待て、テルオ。今、お前はこの研究所ごとVアトランティスへ飛ばすといったな?
    それでは都合が悪くないか?」
    「どういうことだ?」
    「この研究所内にはワシらの他に200人近い研究者のほか、監視役などのスタッフも数十人常駐しとる。
    そいつらと一緒にVアトランティスに転移したとして……。
    ワシらは年齢的にもヴィジュアル的にも、転移先でも下位カーストから脱却できないのではないか?」

    「……!! そうか……。Vアトランティスで俺が設定した妻(幼児)の人数は100人だ。つまり、俺たちよりも若くてイケメンな奴が100人以上いたら、俺たちにあてがえる妻(幼児)はいなくなってしまう……」

    「そういうことだ。だから、衝突させる隕石の直径をもっと小さくして、我々だけが転移できるようにしなければならない」
    「そうすると落下地点の誤差が大きくなる危険を伴うが…。せっかくの異世界だ。やはりここはチートハーレムを目指したいからな。よし、やってみよう!」

    🔬

    ヤマブキが固唾を飲んで見守る中、甲羅型コンピュータで演算を始めるテルオ。
    少し離れたところでは、ギャルに戻った鋭子とグロコが、ヤマブキの登場した鏡張りの小部屋に自分たちの姿を映してキャッキャウフフしている。

    「よし!これでいいだろう。直径30cmの隕石をピンポイントでこの地点へ落とす。このボタンを押せば三分後に隕石が落下してくるはずだ。
    ヤマブキ。トイレに行くなら今のうちだぞ」
    「ありがとう。テルオ。たしかに歳のせいか頻尿にはなったが三分ほどならば我慢できる。それよりもチートハーレムが楽しみでたまらん。早く隕石を落としてくれ!」
    急かすヤマブキに背中を押されるように、テルオはコンピュータのenterボタンをターン!と押した。会社のおじさんがよくやっている、耳障りなあの音である。

    「さあ、後はここに隕石が落ちてくるのを待つだけだ」

    ギャル化した鋭子やグロコに未練はない。
    なぜならば、Vアトランティスには無条件で自分たちを慕う幼女が100人も出現するのだ。
    ツンデレでもヤンデレでもメガネっ娘でもダメっ娘でも、好みのままに育てていける。
    二人のおっさんが異世界チートハーレムへ思いを馳せ、即通報レベルのヤバイ表情で空を見上げていたときだった。

    「そのコンピュータがアトランティスの鍵とやらか。
    我が国の第一書記がご所望だ」
    人の姿のないはずの空間から、くぐもった声が聞こえてきた。
  • 🐈
    さあ、いよいよクライマックスです!!
    つばきちゃんの書いた独裁軍事国家が『Vアトランティスの妻(幼児)』を奪いにきた!
    テルオとヤマブキの運命やいかに!?

    (そして丸投げ)
  • 🐈
    ひまわりさんさすがですね。
    この怒涛の展開、そしてつばきさんの伏線の拾い上げ(私も考えていたものなかなか生かせず……)

    ちなみに人外レストランはまだ考え中です。定番の複数のキャラクターを登場させるのは結構難しいですね。

    そしてこのノートを読んでいる人で、人外レストランシリーズ知らない人いましたら、ぜひ上記のひまわりさんのノートを見に行ってください!
    と、宣伝だけはしっかりとしておきます。
  • ところがテルオとヤマブキは、異世界チートハーレムのことでは頭が一杯であり、謎の声にまったく気づいていない。

    「ちょ、ちょっと、おまえら、人がせっかく謎の声をこうして発してだな、さらに盛り上げようとして、おい! 聞けや!」

    だが、二人でウハウハと楽しんでいるため、まったく相手にされていない。

    「オイ、コラッ、ジジイ! ねえ、頼むからさ、ちょっとは反応してよう。ねえってばぁ。
    ……シクシク」

    謎の声の主は、ついに涙声になっていた。

    このままでは、粛清されてしまう。
    いや、自分ひとりなら仕方ない。だがあの第一書記のことだ。
    親戚縁者含めて、粛清するやもしれない。

    どうすればいい?
    どうしたら、ジジイ二人の気をこちらに向けられる?

    謎の声の主は、脳から血が吹き出るくらい考えた。

    「ハッ! そうだ、その手があったじゃん! なぜもっと早く気がつかない俺。
    よっしゃあ、これで勝ったも同然」

    そしてその作戦を実行に移した。
  • つばきさん来た!
    そして……静かに後を託すように……
    脳から血が吹き出るくらいくらいの手とは!?
    サイは投げられました。
  • ……ちょ、まって!
    隕石設定拾わないで!

    しかもMMOでヘンな髪型でおなじみの書記長まで(笑)

    二尋。ひまわりさん。つばきさん。御三方。

    やるじゃねぇか……。
  • 研究所のアラートが鳴り響く。

    爆音。衝撃。

    ドガガガガガガガ!

    重火器の発砲音。にわかに研究所内が騒がしくなる。
    遠く、悲鳴も混ざる。

    「た、たすけてくれ……ぐわ」「逃げるんだ……かは」

    血だらけの警備員や研究員達が倒れ込んだ。

    ドガガガガガガガ!

    高火力が、彼らが居た場所に無慈悲に注がれる。
    血しぶきと共に、肉片と化してこの世から消え去った。
    その中には松平も居た。モブだ。
    そして、キャッハウフフな彼女達も……。
    幸福な夢の中。運命を共にした。

    しかし獣耳のおっさんたちは気がつかない。
    天才の彼らは、集中すると昔からこうだった。
    例え目の前に危機が迫ろうとも、気がつかないことだろう。
    いまがまさにそうだった。
    甲羅型コンピューターの前で、なにやらブツブツとつぶやいている。

    ウィーン。ガシャ。ガシャ。ガシャ。

    「第一書記、ここは危険です! 下がっていてください」

    「うるさいうるさい! おまえ生意気だから粛正!」

    パチンと指を鳴らすと。銃撃音が響いて血だまりができた。

    「ふはは、最初からこうすればよかったんだよ。もうわたし自ら来ちゃったよ」

    ヤマブキとテルオを取り囲む巨大な影。そしてヘンな髪型の小太りの男。

    「これぞわが共和国が誇る最新鋭兵器ロボ『北の国から2017~鉄槌』だ! どうだい? 驚いただろう?」

    「驚いたな」

    「ああ、こいつは驚いた……」


    「「そのデザインないわー」」


    両腕部分にガトリングガンを備えたロボのデザインは古めかしく、平成のものではない。昭和感MAXの逆間接二足歩行ロボだった。

    「そんなことより。え、エルフはいるのかテルオ」

    「もちろんだヤマブキ。そこは絶対に外せないからな」

    「さすがだなテルオ。お主には勝てないわい」

    「むしろその為に研究人生を賭けたと言っても過言ではない」

    サムズアップをキメるテルオ。つられて白い歯をみせるヤマブキ。

    そこには、変わらぬ少年の笑顔をうかべた二人がいた。


    「っうか、おまえら、こっち向け! 無視すんなや!!」
  • ま!
    ガラナさまったら、女子をくすぐられるのに手慣れていらっしゃいますのね♩

    って、ご挨拶が遅れましたわ!

    わたくし、高尾つばきと申します。
    いたってどこにでもいる、少し見てくれが他のおかたよりも秀でているだけの、フツーの乙女でございます♩

    よしなにお願い申し上げます♡

    あ!
    ここは、関川さまのお屋敷内でした!
    わたくしったら、すっかりくつろいでしまいまして、申し訳ございませぬ。
  • 元は屋敷でしたが今は戦場と化してますのでお気になさらず。
    ということで飛び交う銃弾の中、ちょっとうるさいでしょうが、ピクニックシートを広げてくつろいでください。
    ちょっと煙いですが天気もいいですし、ちょっと煤っぽくなりますが、お茶のご用意もあります。あ、あとエクレアもありますよ。
    私も今、ポケットウィスキーを片手にガラナ劇場を楽しんでいました。
  • >むしろその為に研究人生を賭けた~~
    その人生を辿った決死の覚悟に敬礼致します(`・ω・´)ゞ
    物凄く書きたいのですが既に完結予告がなされているこの超大作。
    今は静かにニコ生を見ながら見守ることしか出来ません。
  • さつきまるさん、ぜひ書いて!
    ホントにどんな続きを書くか楽しみでしょうがない!
    そして完結予告というものはありません、それはミスリードという高等テクニックだと思います。
    ぜひぜひ書いてみてください。きっとみんな興味津々のはず!
    もちろん制約はなし。思いつくままに。勝手な伏線も暴投も投げっぱなしもありのなんでもありです。みんなそうしてますよ!
  • では邪魔にならないように、ストーリーを進めない感じで参加します。
  • 🔬

    「っうか、おまえら、こっち向け! 無視すんなや!!」

    それが第一書記の残した遺言となった。
    あれだけ威圧を放っていた昭和ロボや共和国の面々はもうそこにはいない。鼻につく鉄の匂いと瓦礫と化した建造物。一見するとそれだけで構成された排外的な風景がそこにはあった――。

    🔬

    テルオとヤマブキがエルフ愛について議論を続けていたその時、大地の彼方より怒涛や激動、そんな易い言葉では言い表せない揺れが近付いてきた。それは人が知覚する全ての生き物や機械の速度を遥かに越えていた。

    「あ、アレは……」
    「どうしたテルオ、エルフのスタンピードか?」
    「お前どんだけエルフ好きなんだよ! 違う、見ろ!」

    山が……いや、大地が動いた。
    咄嗟に脳裏に浮かんだのはそんな拙い、そして率直な感想だった。

    「まさか、そんなことが……」
    「いいや、無いとは言い切れない。否定から始めては科学の進歩は今ほどではなかっただろう」

    「ねえねえ、ジジイ達何おびえてるの?」

    誰だコイツは!

    🔬

    刹那、記憶の覚書が紐解かれ精神世界へと強制ダイブが開始された。
    (因みに現実世界での経過時間は僅か0.0002秒)

    『セピアシステム』搭載の『想い出補正』により、すこぶるイケメンのテルオとヤマブキは在りし日に冒険した異世界の地へ誘われた。

    当時ニートだった2人は、アキバの劇場で当時センターを努めていた「たかみな」をディスって彼女のブログを炎上させつつ「まえあつ」の再降臨を願う少数派だった。

    彼等が劇場入り口でスマホ片手に業務を遂行していたその時、彼女に出会ったのだ。それは2人の想い出の中で大切に保管され、大切にされすぎてロックを何重にもかけたために忘れていた記憶。

    出会ったあの瞬間、感じたあの気持が2人の胸を「昨日まで無かったけど今日見たら増殖してたシメジ」のように襲う。

    🔬

    愛しのアステマ……

    新ユニットDOM48のセンターであり、その真実と虚実の入り混じったおっぱいで一世を風靡したにも関わらず、2丁拳銃をぶっぱなし騎士団長殺しの罪で服役したものの脱獄して行方知れずになっていた彼女が今再び2人の前に現れたのだ。

    ならばこの大地の響きは彼女の仕業なのか?
    いや……違うな。
    彼女は暗示にすぎない。これから起こることの暗示に。

    GUGYAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA!

    ただ目の前に迫る絶望を見つめていた。
    見つめるしか無かった。
    「ドラゴン?」と僕は聞いた。
    「知らなかったの?」
    「いや、知らなかった」
    現実逃避した2人はハルキごっこを始めたが、それこそロスタイム以外の何物でもなかった。


    「冥王黒神暴君究極悪魔皇帝龍ヘルエンド・ダークネスオブ・フェルディナントワグナス……」

    追われる事の無くなった混沌が、ここにいるよとばかりに意思表示のブレスを吐いた。

    僕達のエルフ愛は灰になるのだと、静かに運命を受け入れた――。


    🔬



    (だいじょうぶですか?)

    意識を取り戻すと、誰かが脳裏に直接語りかけてきた。

    気がつけば見知らぬ場所にいた。
    揺らめき・煌めき・色彩の陽炎・どんな言葉を使っても言い表せない世界。強いて言うならここはそう、夢の世界。

    (危なかったね。僕の異能力でこの結果が分かっていなければ助け出せなかった。二人共、生きていて安心したよ)

    王族の豪奢な装いに身を包んだイケメンが優しく目を細めて笑いかけている。『セピアシステム』搭載の『想い出補正』と関係なくイケメンだった。

    ホンモノのイケメンは爆発しろ!
    助けてもらった事実を棚上げして2人の想いは同期した。

    「ココ、2人に食事を」
    「はい、王子!」

    なにかイケメンが言っているがどうでも良かった。
    イケメンは駄目だ。イケメンは反則だ。
    いくら僕達が初老のダンディズムを気取ってもイケメンには勝てない。この世界でのブサメンやジジイに対する擁護意識は恐ろしく低いのだから。


    🔬


    「と、いう白昼夢を見たんだけど、どう思う?」
    「今、戦闘中だからあとにしろ!」
    「っうか、おまえら、こっち向け! 無視すんなや!!」
  • すごい混沌を見せてもらいました!
    いろいろと拾いつつ、ギャグも忘れず、アステマもモフモフイケメンも登場で、次どうなるの?と思っていたら……予告通り話が進んでなかったことにびっくりでした。
    夢オチはやっぱり強力ですね。
    しかも続きは依然として残っている……
  • 🔬

    「っうか、おまえら、こっち向け! 無視すんなや!!」
    それが第一書記の残した遺言となった。

    「そんなこと言うなよテルオ、なぁ今の白昼夢どう思う?」
    「だから今、戦闘中だって!」
    「っうか、おまえら、こっち向け! 無視すんなや!!」

    ハッ……
    第一書記は思わず口元を押さえた。

    (わたしは何度、同じセリフをしゃべっていた?)
    (わたしは何度、このやりとりを繰り返していた?)

    「……空間が歪み始めている?……」

    第一書記は驚愕に目を見開いた。

    「……時間の輪が閉じようとしている……
     この一瞬の中に永遠に閉じ込められ、
     永遠に同じことを繰り返していくことになる、そういうことか?」

    🔬

    第一書記はゆっくりと二人を見つめる。
    テルオとヤマブキはさっきと同じ姿勢のまま、
    やはり同じような問答を繰り返している。

    「なぁ白昼夢だぜ?あの一瞬ですんごい大量の情報が流れ込んできた」
    「だから、戦闘中だって!あとにしろよ!」

    そのやり取りを見ているうちにまたイライラが募ってくる。
    第一書記はそれでも我慢していたが、やはり耐えられなかった。
    自分中心でないと気がすまないたちだったのだ。そして……

    「おまえら、こっち向け! 無視すんなや!!」

    ハッ……
    第一書記は思わず口元を押さえた。
    そして確信した。
    「これはハードSFになろうとしている?」

    🔬

    だが違った。
    テルオが急に第一書記に顔を向けた。
    「違うな、それはボケだよ」
    「ボケ?だというのか?」
    「ああ、気づかないのが何よりの証拠」

    その言葉に第一書記は声にならない叫び声をあげた。
    圧倒的な怒りと恥辱が彼を一気に狂気に押しやったのだ。
    「ちがう!ちがう!ちがう!」
    そしてわけのわからぬまま、テルオに銃口をジャキンと向けた。

    「ちがう!ちがう!ちがう!
     俺は第一書記長だ!ボケるはずがないんだ!
     お前を殺してこの時間の輪から抜け出てやる!」

    「いや、だから、これはSFでは……」
    そう言いかけたところでテルオはフッと天井を見上げた。

    🔬

    「……どうやら話は終わりだ。アトランティスへ行く時間だ」

    その言葉と同時に、スーッと二人の間に隕石が落ちた。
    天井を壊したはずだがまったくの音がなかった。

    そして閃光がひらめき、巨大な球体となって膨れ上がり、あたり一面を包み込んでいった。
    それから轟音が世界に降ってきた。
    天井が一瞬にして崩壊し、衝撃波がすべてをなぎ倒して広がっていく。
    それは隕石落下の圧倒的な破壊の姿であった。

    🔬

    第一書記はそのすべてを見たわけではなかった。
    なにしろ彼の死は一瞬の出来事だったからだ。
    だがそれでも一つの光景が網膜に焼き付いていた。
    それは親指をたて、にっこりと無邪気に笑うテルオの姿だった。
  • ということで、隕石が落ちるところまで整えてみました。
    これでエンディングになるのか、それとも異世界編へと展開していくのか、はたまた別の展開が待ち受けているのか?
    誰かが次の扉を開けてくれるのを静かに待ちたいと思います。
  • にっこりと無邪気に笑うテルオの姿だった。
    の後に、『そんな白昼夢を見たのだが、今はそれどころじゃない』
    とか続けて戻したら怒りますよね……((((;゚Д゚))))
  • いえいえ怒ることは全くありえません。
    楽しければすべてよしです!
    書くのも読むのも同じスタンス、そして重ねるのはコメディーの基本!
    自由に書いて放り投げる。
    「大丈夫、飛んでごらん!みんなが受け止めてくれるから!」
    今のところ地面にめり込んだ人はいないんじゃないかな?
  • >高尾つばきさん

    ガラナダヨー。趣味は女子くすぐりダヨー。

    ええと、はじめまして? ですよね。
    よろしくおねがいします。

    つばきさんの生み出した第一書記
    大活躍ですね。見事ないじられキャラw
  • >さつきまるさん

    うおい! めっさ語っているし盛り上がっているけど、エピソードなにひとつ進んでない!

    そして、なぜかウチの子たちがゲスト出演(笑)
    アステマは2丁拳銃で騎士団長殺さないといけない流れ。


    >関川さん

    ナイスパスです! きっちり話が進んでよかった。
    どこかのさつき〇(伏せ字)とはちがうね。
    そしてややこしいSF展開にならなくてよかった。
    隕石が無事墜ちてよかった。


    よーしオチつけちゃおうかなー。
    とっておきのがあるんだよねー。

    でも残念。タイムアップなのだ。
  • 今日は疲れ果て、ペンを片手に戦場に倒れている二尋……

    「ガラナ、オチには気をつけてくれ……」
    「フタヒロ……どうした?しっかりしろ!」
    「さつきまるがとうとう現れた……期待以上だよ……でも全て白昼夢で振り出しに戻る可能性がある……三歩歩いて、三歩さがる……」
    「フタヒロ、なにを言ってる?」
    「さつきまるが教えてくれたのさ……時間の輪の中に閉じ込められる可能性……そして物語を永遠に続ける秘密がそこにある……」
    「フタヒロ?フタヒロォォォ!」
    「ボク、アトランティス本編、書くの忘れてた……それに人外レストラン……」
    ガクッ
  • 🐈
    時空は円環する。

    フタヒロが散った事により彼の魂に刻まれたスキル『タイムリープ』が発動したのだ。リゼロ?知らんな。なにそれ美味しいの?

    「二尋ォ~。あ~そ~ぼ。流れをぶったぎってガラナ登場!」
    「いいぜガラナ、遊んでやる!オレのノートを戦場に変えてやる!」

    そして銀河の歴史がまた1ページ――

    ここでも追われなくなった冥(以下略)の行き着く先は――
  • ココにお邪魔して良いのでしょうか……

    関川 二尋 様へ

    こんばんは、初めまして。
    今更なのですが;;私のところへ ☆とありがたいレビューを、どうもどうも ありがとうございます。お礼に伺うのが 大変遅くなってしまって、申し訳ございません。
    「初めまして」と書かせて頂きましたが、初めてな感じてがしませんw 高尾つばき 様の所や、陽野ひまわり 様の所などでノート内でも、素敵なストーリーを紡がれているのをお見かけしていて、仲間に入れてもらえれば どんなにか……と思っておりました。自分が 創作出来ないがばっかりに 気後れしてしまって。

    関川 二尋 様は 本格的に書かれる方とお見受けしました。なので 私如きが、軽々しく声をかけさせては頂けない感じがして。と言いますか カクヨム内で、自分から声をかけるという行為を ほぼほぼしてきておりません。なので 声をかけたいと思っていても、出来ないというのが正直なところです。

    それがようやく お声を聞く事が出来て、物凄く嬉しかったんです!
    なのに… ドタバタしている最中で リアクションとれずに、本当にもどかしく思っていました。あまりに遅いのも;;と思って フォローだけは入れさせて頂いて、フォロバも頂戴して 感激です。

    関川 二尋 様は お仕事お辞めになられたですね。私は 反対に、20年ぶりに 社会復帰です;; バイトですけどね。こんな私でも 人様のお役にたてるのかもしれないと思うと、嬉しくもあり 緊張して過ごしております。
    カクヨムの活動については 落ち着いたら復帰したいと思っていますが、当面 殆ど更新無いですし、本来なら 関川 二尋 様の作品も 読ませて頂きたいですけど;;申し訳ございません、来れそうにないです。

    また 復活した時には寄せて頂きます。いつになるかわかりませんけれども、どうぞ よろしくお願いいたします。
  • 改めまして、はじめまして!
    作品アトランティスには、沢山のコメントで失礼しましたが面白すぎて我慢できなかったのです。レビューもうまく面白さを伝えられなかったかもそれないと思っておましたが、喜んで頂きまして安堵してます。更に楽しく面白くなってしまったら私が壊れてしまいそうですが、間違いなく面白くなってしまうのでしょうね。(私が壊れる事はもう決まっているのだw)

    わざわざ、私の近況ノートへ足を運んで下さいまして、ありがとうございます!!
  • ⬆いや、それよりココの二次創作を読んで行かれよ。
  • さつきまるさん
    ご忠告ありがとうございます。
    チキン肌が立つクウォリティの二次創作。そしてどこを探しても見つからなかった「バイオレンスアトタンティスつまようじ」がこんな処に!
    もう、みんな天才過ぎw
  • ゆうけんさん、ユーリさん、そしてさつきまるさん……
    みんないい人!
    もう嬉しいのでコメントのしようがありませんが、コメントしてます。
    設定的には現在タイムリープしているところなのですが、その円環からちょっとはみ出して、厚く御礼申し上げます。
    そしてVATこんなにも楽しんでくれてありがとう!
    というかみなさんもお気軽に参加してください。
    心配は無用です。愛のままに、我がままに、ストーリーを紡いでください。ええ、誰かが引き継いでくれるはずです。
    困った時には白昼夢設定があるから大丈夫です。
  • 既読でござる!(LINEじゃねーよ)
  • さつきまる 2017年4月22日 17:54
    いいね💗(Twitterじゃねーよ)

    北乃ガラナがリツイート


    (Twitterじゃねーよ)
  • ……そうか、オチはまだのようですか。

    VATをおわらせるときがきたようです。

    わたしがでるしかなさそうですな。
    この庵をでるときがきたようですな。

    とっておきのオチを用意しましたよ。

    ……本来は自分の作品用にとってあったものですが、
    VATを愛する者として、そして参加して盛り上げてくれた
    仲間のため。読んでくれた皆様のために使います。

    ありがとう。

    感謝の『想い』をこめて――
  • ゴクリ……
    歌、かな?エンディングテーマとか……
  • 「!? ぐっ、こんなときに」

    「どうしたヤマブキ。はやくしろ! 異世界へのゲートがしまってしまう」

    「わしは駄目じゃ……」

    「何を言っている! ここまできて! さあ来い!」

    「……喜びのあまり、腰が逝った……」

    「ヤマブキ……」

    「どうやら、ここまでのようじゃ……。ここまでで満足じゃ。異世界、見果てぬ夢。それが眼前にある。テルオおまえのおかげでな……」

    「そんなこというなヤマブキ!」

    「年には勝てぬよ……。こんなこと、最初からわかっておったのじゃ。だが、最期まで足掻いてみたかった。これも哀しき人の性というやつじゃ……」

    「年……」

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    (『バイオレンスアトランティスのつまようじ』―― 完 )
  • これがガラナの実力……
    すごい……こっちの腰が抜けた。
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  • 【お知らせ】
    ガラナさんがエンディングをかきあげた後、ご自分のノートで今度はミステリー系のリレー小説を始めておられます。
    わたしもすでに参加、さつきまるさんも参加しております。
    ガラナ様のノートですが、どうか皆様ふるってご参加ください。
    シャイなガラナさんにかわり、私がかわりに宣伝させていただきました。

    PS
    ガラナさん『ドラ追い』の続き楽しみにしています!
  • いや、リレー小説してねーから!!!!

    こわいわー。カクヨムこわいわー。
  • 🔬

    ~エピローグ~

    【異世界元気通信】9月号

            
    『本当に67歳?とみんなに聞かれています(笑)』
             67歳 ♪ テルオさんからのお便り



    💊

    友人に紹介されて『グルコサミン+βカロテン+α』を飲みはじめて一年です。

    私は仕事がら朝が苦手だったのですが、飲みはじめてすぐにシャキッと目が覚めるようになりました。

    また腰の痛みもひどく、外出が億劫だったのですが、今では毎週末にはドラゴン退治に出かけています。

    これまで両手で持ち上げていた剣も今では片手で楽々振り回せるように。

    先週などは地元でも有名なドラゴン『冥王黒神暴君究極悪魔皇帝龍ヘルエンド・ダークネスオブ・フェルディナントワグナス……』を退治、なんと一気にレベルを3つも上げました!

    仲間はもちろん、妻にも感謝されるし、とても充実した異世界ライフを送っています。

    とにかくこの薬の効果には、わたしだけでなく、まわりもびっくりしています。

    それに何といっても毎朝飲むだけの簡単さ、

    もう『グルコサミン+βカロテン+α』手放せません(笑)
  • さて、今度はガラナさんとこに本腰を入れねば!
  • ……リレー小説……して……ます。
    たすけ……いえ、みなさんも参加してクダサイ。

    (ボッコボコにされ正座したガラナ)
  • こんにちは❀.(*´▽`*)❀.
    衝撃の最終回、そしてハッピーエンドのエピローグ読ませていただきました✨

    ノートのあまりの深度に、「コメントを書く」ボタンをタップして最新コメントにワープする裏技を使ったのですが、最終話を読もうとスワイプする画面に「グルコサミン」だの「3ヵ月コース」だのの文字が見え、いつのまにステマに占拠されたのだろうとドキドキしてしまいました。
    ガラナさん、秘蔵のオチを惜しげもなく使ってくださりありがとうございました✨

    広いお心で飛び入り参加を受け入れてくださった関川さん、ガラナさん、素晴らしい話の展開で楽しませてくださったつばきちゃん、さつきまるさん、本当にありがとうございました✨
    カクヨムならではのとても楽しい交流をさせていただけました。

    これからこっそりガラナさんのノートを拝読しに伺います
    |ω・*)
  • ひまわりさん、こちらこそ楽しく物語をつないでいただき、ありがとうございました!
    前回を踏襲しつつのびっくり展開、そしてコメディーたっぷりの語り口と読みやすい話。やっぱりひまわりさんは文章上手だなぁ、と感嘆してました。
    こういうのもたまには楽しいですよね、ストーリーの予測が全く立てられないので、ほとんど反射神経勝負でしたが、みなさん持ち味を生かして書いてて、読むのも本当に楽しかったです。
    ご参加ありがとうございました!

    PS
    トワイライトはまとまらずに苦戦中です。
  • 関川さん、こんばんは(*'▽'*)♪
    VATでお褒めいただき恐縮です💦
    最後の方は皆さん圧巻のストーリー展開で読むのが精一杯でした!

    そしてガラナさんの方も混沌としてまして、なかなか手が出せそうにありません(><)💦
    読んで応援する方にまわらせていただこうかなと思っています♪

    トワイライトの方も、ご無理なさらないでくださいね!
    何せATの通常連載の上にカブトムシの混沌としたアレもありますから……
    どちらも楽しみにしてます♬
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