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妖怪画集第三十九頁【ひょうすべ】

『ひょうすべ』

・出現地域:九州

 カッパの仲間であると言われるが、その起源は河童よりも古い。「ひょー」という鳥の様な鳴き声を発する。好物は茄子で、九州地方では畑の初茄子を『ひょうすべ』に供える風習がある。
「見ると病気になる」「つられて笑うと死んでしまう」「人に病気を流行させる」とも考えられていた様である。
 大変毛深い外観が特徴的であり、民家の風呂に入って汚したり、その湯に触れた馬が死んだという話や、薬湯屋に毎日来て湯を汚すので、ある時湯を抜いておいた所、馬を殺されてしまったという話しがある。
 |菅原道真《すがわらのみちざね》が過去に河童を助け、その時に「菅原」の一族には手を出さないという約束事を河童と交わしたとされる。この逸話からか「ひょうすべ」「すがわら」を含む水難避けの呪文は多数記録されている。


2件のコメント

  • ひょうすべ(-_-;)いや、なんてもないです。以前、職場の仲が良かった同僚から〝カッパ〟とか〝ひょうすべ〟と言われたのを思い出しました。

    ちなみに、キュウリよりもナスの方がわたしは好きです。
    さあ、つられて笑ってください
  • あらまぁ、それはそれは……
    しかしこれもなにかの縁です。よろしければ妖怪図鑑とも言える拙作をばご贔屓にお願い致します。
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