リドリー・スコットが好きなので、なにも予備知識を入れずに観た本作。
彼のエイリアン関連では前作となる「プロメテウス」の10年後の物語であることが、途中で分かりました。
見終わるまでに、1979年に公開された第1作目「ALIEN」につながる前日譚ということも確認できました。
ここからも、ネタバレにならないように書きます。
吉祥寺オデオンから総武線で三鷹まで帰る途中、怒りでいっぱいでした。
月並みでした。
リドリー・スコットほどの巨匠にしては、許されないほど月並みでした。
2045年のシンギュラリティに向けて、2017年の現在でさえ、イーロン・マスクのような頭脳が動き始めています。
2104年が舞台の映画では、もっと進んだAI像を見せるべきではなかったのか。
まあ、冷静に考えると。
ウェイランドのように独善的な人物が作るAIは、あんなモノなのかもしれません。
もっと思いを巡らせれば。
おそらくリドリー・スコットは、人間という存在に、失望しているのでしょう。
わたしが想像する以上に、深く、深く。
とても、深く。