ブラッド・ピットのAh god !×2+Ah !からしか摂取できない栄養素がある。どうも、ケヴィン・スペイシーです。とか、ふいに記憶を揺さぶられることってありますよね。何の話かって、削りの最中に気づくこんなこと書いたっけっていう呪縛だよぉ! 短編以外でカクヨム直打ちしない理由の九割くらいが詰まってて困惑です。
というのも、私のダメなところの一つとして、キャラクターに言わせたいセリフがあったときに、そいつがそのセリフを言うように会話を誘導しないと言ってくれないというのがあるんです。
なにをわけのわからないことをと思われるかもしれませんが、私にはよくある状況です。
言わせたいセリフが決まってるのではなくて、なんか気の利いたこと言えよこらぁぁぁぁ! っつってカメラを長回ししてるような感覚ですかね?
でるんだよ! 出そうなんだよ! ほら言えよ! みたいな、そのシーンの主役以外に喋らせてなんか鍵になりそうなセリフを言わせるわけです。ほしいセリフがでるまでの短い会話の応酬は無駄な部分なので、公募用に詰めるときは真っ先に切られます。というか、本当なら直打ちでも切りたいんですけど、でてきた(私的に)気の利いたセリフにつながる良きセリフがでなくて公開されてしまうわけです。
……なんてダメな脚本!
違うの! ディレクターズカットならぬディレクター不在カットなの! ディレクター≒編集者と考えるといかにそれが必要なのかとわかりますね。厳密にはディレクターと編集は違うけどね。でも、足りないものと余計なものの選定は、書いてる当人には難しいですよね。だって必要だと思って書いてるし、書ききったと思って筆を置くのだから。
そういう意味ではいい意味で他人の書いたもの視点は必要なんですよ、たぶん。いわれたら一瞬くらいは殺意が湧くだろうけど。
明日のラッキー思いつきパワー副詞フレーズ
『知ってる……まだ私に期待してるのなんて、もう私しかいないよ。でも、一人いれば充分なんだ、私は』