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書いて、見た。

書くのダルい期を気合で無理やり乗り切ろうとしたら字数がかさんでしまいましたね。あれでも削ったんですが、後の展開がどうなるのかわからないのであれ以上は厳しかったです。
遅ればせながら、星をいただけました。ありがとうございます。カクヨムって一つでも星がないと何もかもが評価対象にならないんですよね。まあそんなもんといえばそんなもんですけど。
で、内容は。
出てきたと思ったら死んじゃう人。墓穴の意がかかっているのはどこなのか。ホラーっぽくない殺し方のような、逆にホラーっぽいような、どっちなんでしょうね。

で、下剋上。
まあ試合を垂れ流されても一般視聴者が困りそうですけどネタが滑ってどうもでもいいのでまあいいか。役と人物は関係ないのにプロって高校野球の解説できたっけって考えちゃいますよね。やっぱ折れてたし声掛けは大事。グラブごと投げた試合ってどれでしたったっけ。実際問題オーバーからサイドサイドオーバーって打ちにくいんでしょうか。わからん。声掛けは大事。ドラマなの分かってるのに九回なんか集中してみちゃった不覚。これは出来が良いということなのか、ようやく私の感受性が成長し始めたのか。わからん。
甲子園は、カネがかかる。そうですね……。

明日も……頑張れるのだろうか。


明日のラッキー苦し紛れの本格野球ミステリ
『いいえ、あなたがやったんです。あなたの計画で重要だったのは九回裏を待たずに試合が終わることと、それを目視で確認できることだった。木曜日、こちらはエースでビジターはブルペンデー。あなたは勝ちを確信して勝負に出た。しかし、ここは神宮です。私にはあの日のあなたの気持ちが手に取るように分かる。なぜか始まる乱打戦からの接戦――救いは双方が一発攻勢であったために時間が押さなかったことくらいでしょう。あなたは青年館の窓から祈ったはずだ。勝てと。九回表、一点差。ここでも誤算があった。クローザーが三連投を避けた。先頭の初球であっさりヒット。ピッチャーに代打。打ち上げてセカンドフライ。あと十分以内に終わってくれなければ計画が破綻する。焦ったあなたは青年館の窓からショートにサインを送った。6-4-3のダブルプレーで終わらせろ、さもなければ――。彼はただでさえ白い顔を青くしていました。マウンドに立つのは十も上の大先輩です。僕のとこに飛ばしてくれればなんとかしますと伝えることしかできない。ピッチャーも先輩らしく頷き返しましたが胸の内では叫びたかった。彼はフライ率七十パーセントちかい典型的フライボールピッチャーなのですから。キャッチャーだってそのくらい理解しています。堅実にもう一つとって大怪我をしないようにリードする。ピッチャーは二度も首を振りプレートまで外した。あの日、青年館でこういう声を聞いた方がいる。何ビビってんだ、相手は二割二分の三年目だぞ。――もしあのとき、七回途中の守備交代により一番が右打になっていなければ、また延長を見越し代打を控えなければ、あなたの計画はそこで破綻していたでしょう。だが運はあなたに味方した。投じられたのは抜け気味のスライダー。運良くインコースの高めにいって、バッターも手を出した。ボールは高く弾んでショートからセカンド、ファーストに。あなたはガッツポーズを決めて部屋を出る。アリバイは完成した――かに見えた。ええ。違ったんです。知らなかったでしょう? 実はあの後、ヤケクソのリクエストがあったんですよ。――もしあなたが、一度でもスポナビなりを見ていれば、気づけたんです。あの日の試合を最後まで見ていたなら、最後のゲッツーよりもむしろ、最後のリクエストについて感想を言うことに……それが最初の綻びだったんですよ』

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