年越しと新年はワイルドターキーで祝うのが私流です。
もういよいよ年末ですし新年です。
本年度もありがとうございましたと述べつつ、最後の最後にカクヨム短編賞に出した小説のタイトルとやりたかったことを書き残しておきましょう。
ひとつめ『海林!ボトルシッパー』
往年の小学生向け鈍器じみたマンガ雑誌のホビーマンガでキングオブホビーですね。とどろけ!一番みたいなもんです(違う)。
ふたつめ『善意と不安、鋭意』
普通の人がちょっとしたことでぶっ壊れていくのを淡々と書きたかった……ホラーになると思ったけど狂人の主張を読んだ雰囲気に。
みっつめ『魔法少女サイケデリア』
マジカル・リゼルグ酸ジエチルアミドを書きたかっただけです。あと虹色のサイベリアン。反省点はもう書きました。やりのこしとしてはマジカルリゼルグ酸ジエチルアミドは魔法の国の麦角菌由来だからナチュラルと主張し、それ言ったらデンジャラス・3,6-ジアセチルモルヒネもケシ由来のナチュラルになっちまうだろと答える、ガールズチルシーンを書きたかったですね。
よっつめ『復讐の騎士とギャルドラゴン』
ガチのドラゴンが内面含めてギャルだったらいいなぁで強引でもいいから辻褄つけたんですけどギャルドラゴンの魅力は一万字ではかけませんでした。主人公が女の子なのは叙述トリック目当てなんですけど本編に関わってないのでいらんかったかもですね。
いつつめ『サンタクロース』
上手く書けたと思ったのに伸びなかった……! スロースタートが原因なのか、ふわっと終わるタイプのホラーだったのがいけないのか……まぁどっちもですかね。
むっつめ『本当になかった怖い話』
出オチ系クワドラプルミーニングを目指して書き始めたんです。まず男の子の話は嘘です。次に女の子がもらった指輪はいくら探してもありません。みっつめに書かなかったオチとして幽霊の女の子が出てくる予定でした。飽きて書きませんでした。そしてこんな話はメタ的に本当にありません。幽霊の出てくるホラーは幽霊が出てきたらギャグだし探しても見つからなかったというオチに気づくとその先を想像できるはずと思ったんですけど伝わらなかったパターン。
……この時間を新作に割り当てていれば完成した上に推敲まで終わっていたのでは……なんたること……なんたること……!
まぁよい。
そしてそして。
書き始める前に笑いにくいからやめとけと心の声に叫ばれ踏みとどまれたいくつかの短編ネタをタイトルだけ。
『氷原の自由戦士』
『熱湯浴の真実』
『三十路にストッキング』
『コンシャシズム』
『デバフを浴びると強くなる! 絶対正義の光の鎧!!』
書かなくてよかった……本当によかった……!
まぁ、ネタはネタとしまして、この手の自制心を完全に取っ払った方が面白いものが書けるような気がするような、単に苦笑いされるだけの代物ができるような……バランスって本当に難しいですね。