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登場! 海の底の主役

 清瀬 六朗です。

 11月3日の「文化の日」から「塞翁が馬」まで近況ノートを更新していなかったのですが。
 『ハロウィン・パーティー』が完結して、現在は『しあわせな誕生日』を連載しています。
 『荒磯の姫君』の外伝(現代篇)が『夜風』で、その『夜風』の外伝にあたります。
 また『日本史研究室の午後』の関連作で、同じ人物が登場します。
 作品内の時系列で言うと、『日本史研究室の午後』の一年半ぐらい前の物語、ということになります。だから、『日本史研究室の午後』に大学院生として登場する結生子さんがまだ学部生だったりします。

 関連作をたどると、相互にどこかで何かの要素はネタバレするのですが。
 今回は、『しあわせな誕生日』から『荒磯の姫君』の重要なところがバレるということはありません。
 『夜風』に対しては、結生子さんの前の職業(にかんする噂)がバレたりしますが……。
 基本的に、あまり気にせず、どの小説からでも読んでくだされば嬉しいです。

 そして。
 ついに、今日の掲載分で、『荒磯の姫君』シリーズの「海の底の主役」である「あの生物」が登場しました!
 ……って書くほどのことじゃないですけど。
 もともと食材としては「冬の味覚」なので、今回は季節に合っているのではないかと思います。

 いつも登場人物に嫌われる、それもいつも見た目で嫌われてしまうというひどい役回りです。
 今回は、本人は登場しないのに写真だけで嫌われてしまうというので、これまでにもましてひどい扱いですね。
 ナマコ権侵害なのではないか、というところですが。
 それでもこのシリーズの「海の底の主役」なので、好きな人は見るのも食べるのも愛好してくだされば、と思います。
 ワインに合うかどうかは、私にはよくわからないですけど。

 それでは。

2件のコメント

  • こちらから失礼します。

    拙作へのコメント付きレビュー、ありがとうございました。

    何で源頼政が挙兵したのかということがずっと気になっていて、ふとしたことから(具体的にはwikipedia渉猟から)思いついたこのネタ、ここまで膨らませることになろうとは……と思って書いていました。
    それが、このようなスッキリした文章でまとめていただいた上に、「どんな話なの?」という好奇心を喚起する、名レビューかと思います!

    ありがとうございました。
  • >四谷軒さま
    ありがとうございます。
    お返事が遅くなって申しわけありません。
    この時代、東アジアはいろいろと謎が多く。
    南宋も、そこそこ優れた資質の皇帝は出るのに国勢はふるわず、そこそこすぐれた資質の権臣もなぜか「奸臣」になってしまうという…それで海上貿易ではとても存在感があるので。
    国とか社会とかを動かす何かが巧く回っていなかった、と感じます。
    まあ「変革期」ということなんでしょうけど。
    だいたい、太宗系の高宗が王朝を立てた(復活させた)のに、あとはぜんぶ太祖系って何? ということもありますし。
    というわけで、いろいろなところでぬえが暗躍していそうなこの時代の東アジアです。
    またよろしくお願いします。
    ありがとうございました。
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