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「人は、最初に感情で、端的に言えば『好きか嫌いか』で物事を判断し、その後、『論理的な理由』を後づけしているに過ぎない」

https://news.yahoo.co.jp/articles/eb97f599c2574edcbe2b45724957e0802615cee8?page=3

「認知科学者の今井むつみが『「何回説明しても伝わらない」はなぜ起こるのか?』(日経BP社)のなかで、日本の行政は感情を無視して一方的な通達が目立つと指摘している。感情は非合理的なものだと思われがちだが、認知科学的には必ずしもそうは言い切れない。 ---------- 「多くの人は、『自分は合理的に判断し、決定している』と思っているかもしれませんが、そうではありません。選択や意思決定の多くの場合、人は、最初に感情で、端的に言えば『好きか嫌いか』で物事を判断し、その後、『論理的な理由』を後づけしているに過ぎないデータが、非常に多くの認知心理学や脳神経科学の研究で報告されています」(今井前掲書)」

 私はこうした行動を取る人間を描きたいですし、見たいです。

「君の物語を書き終えるまで死ぬわけにはいかない」

 人間は感情に基づく非合理な行動を繰り返す存在であり、物語の中でそうした矛盾や不安定さを描くことは、現実を強く反映しているとも言えます。

 日常生活で味わっている嫌な体験を、フィクションの中でも再現されたとき、その再確認は不快であり、「見たくない」と感じるのも自然なことです。

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