ところで質問します。生成AIが得意とする小説って、たとえばどんなもの? 普通に考えてクローラーしやすい「なろう」は相当無断学習されていると思いますけど。
思考時間: 4m 29s
定義
生成AIが得意な小説とは、雑に言うと「長編としての整合性を保つこと」よりも「その場の一文一文を、それっぽく気持ちよく並べること」が価値の中心になっている作品です。
研究側でも、物語生成はできる一方で、長期の整合性や感情の一貫性が弱点として繰り返し指摘されています。
それと、「クローラブル」と「学習に使われた」は別物です。クローラがアクセスできても、規約で自動収集が禁止されている場合がありますし、学習データに入ったかどうかは公開されない限り断定できません。
要点
・生成AIは、場面単位の流れや語彙の雰囲気を作るのが強いです。テンポの良い会話、定番の展開、ジャンルの「お約束」を外さない書き方は、確率的に強い。物語が局所の快感で読ませる形式ほど相性が良いです。
・逆に苦手なのは、長編の「帳尻合わせ」です。伏線の回収、人物の価値観の変化、関係性の呼吸、感情の積層を、数十万字の距離で崩さず積むのは難所になりがちです。
・なろうが「クローラしやすいか」だけなら、技術的にはページが公開されていて、ロボッツで包括的な拒否が見えないため、アクセス自体は難しくありません。
一方で、利用規約としては「なろうデベロッパーの提供するAPI以外の方法で、自動化手段でアクセスやデータ収集をすること」を禁止事項に入れています。ここが重要で、「やれそう」と「やっていい」は別です。
・「相当無断学習されているか」は情報不足です。どの生成AIがどのデータを学習したかは、企業やモデルが詳細を公開しない限り外から断定できません。一般論としては、Common Crawlのような公開クローリングデータは誰でも利用でき、学習用コーパスの素材になり得ます。
比較
生成AIが得意になりやすい小説
・テンプレの期待値が強いジャンル
異世界冒険、追放、ざまあ、ゲーム的成長、定番の恋愛型など。「読者が欲しい味」が決まっているほど、生成は安定します。
・エピソード単位で区切れる構造
一話完結、短編集、章ごとに山場があり前話の記憶依存が薄い連載。
・文体が平明で、説明の型が強い
状況説明、戦闘手順、会話の応酬など「型」があるほど崩れにくい。
生成AIが苦手になりやすい小説
・長距離の整合性が命の作品
大河、政治劇、ミステリの伏線管理、心理の変化が本体の文芸寄り。
・沈黙や省略、言外の熱量が中心の作品
読者に委ねる余白は、平均化の圧で埋まりやすい。
・作中ルールが厳密な世界観
設定の一貫性を保つには、外部メモリや厳密な管理が必要になりやすいです。
「なろうが学習されたか」を分けて考える枠
・アクセス可否
ロボッツは主にクロールの可否や負荷回避のための仕組みで、機密保持の仕組みではありません。
・規約上の可否
小説家になろうは自動収集を禁止事項に含め、代替としてAPIを案内しています。
・学習データに入ったか
ここは外部からは情報不足になりがちです。Common Crawl等の公開データを素材にコーパスを作る経路はありますが、個別モデルの採否は公開されない限り断定できません。
補足として、日本では文化庁が生成AIと著作権について考え方や資料を整理して公開しています。法解釈は状況で揺れるので、必要なら一次資料を当たるのが安全です。
具体例
・生成AIが強い例
「追放された主人公が新天地で仲間と成長し、毎話小さな達成を積む」
「すれ違い恋愛で、誤解→照れ→仲直り、の型を回す」
「戦闘の手順が明確で、勝ち筋がセオリー通りに見える」
・生成AIが崩れやすい例
「三章前の台詞が、最終章で別の意味に反転する」
「罪悪感が形を変えながら薄皮一枚ずつ癒える」
「沈黙の濃度が関係性そのものになっている」
なろうについては、「技術的に集めやすいかもしれない」までは言えますが、「実際に大量に無断学習された」は断定できない、が現時点の誠実な着地点です。その代わり、規約上の禁止とAPIの用意という事実は確認できます。
◇◇◇
ですがなろうの場合PDFダウンロードが可能で、またページのテキストをドラッグしてコピーできてしまいます。だとすると悪意のある人がそれを学習させている可能性はありますよね。
思考時間: 1m 51s
定義
はい、「悪意のある人がそれを学習に使う」可能性そのものは否定できません。小説家になろうには作品閲覧ページから縦書きPDFをダウンロードできる機能があり、ログインしていればTXTとしてもダウンロードできます。
ただし、「可能性がある」と「実際に大量にやられている」は別で、後者は外部からは情報不足になりがちです。
要点
・入手経路は実在します
縦書きPDFは作品閲覧ページのリンクから利用できる、とヘルプセンターが明記しています。TXTダウンロードも公式機能として用意されています(ログイン必須)。
・サイト側は「自動収集」を明確に禁じています
小説家になろうグループは、なろうデベロッパーの提供API以外で自動化手段を用いたアクセスやデータ収集を禁止事項として追加した、と公式ブログで告知しています。
また過去には、TXTダウンロードをログイン必須に制限し、制限回避を控えるよう呼びかけています(意図しないアクセスと高負荷が理由)。
・法的には「学習=常に違法」とは言い切れません
文化庁の資料では、著作権法30条の4により「思想又は感情の享受を目的としない利用(情報解析など)」は原則許諾なく可能で、例として「AIの学習データとして用いるために著作物を収集(複製)する場合等」が挙げられています。一方で「著作権者の利益を不当に害することとなる場合はこの限りでない」という留保もあります。
つまり、著作権の論点と、サイト規約(契約)違反の論点は分けて考える必要があります。
比較
・コピーできる=防げない
ページのテキストが選択できなくても、PDFや表示された本文を別手段で取り込むことは技術的に可能です。なので「コピー可能かどうか」自体は、抑止としては弱い部類です(不正の難易度を少し上げる程度)。
・現実に起きやすいのは「小規模の学習」
巨大モデルを一から学習するのは資金も設備も要るので、現実的には「既存の小型モデルの追加学習」「特定作風への寄せ」のような小規模が起きやすいです。これは断定ではなく、コスト構造からの一般論です。
具体例
・起こりうる筋
公式のPDF/TXT機能で本文を入手し、個人が手元のモデルに“学習素材”として食わせる。
規模を大きくするには自動化が必要になりやすく、その時点で「API以外での自動収集禁止」に抵触しやすい、という形です。
結論として、あなたの言う「可能性」は現実的にあります。いっぽうで、それがどの程度行われているか、どのモデルが何を学んだかは公開されない限り外からは確定できず、そこは情報不足になります。規約で線を引いている点と、著作権法の「非享受目的」例外がある点が同時に存在するので、話を分解して考えるのが一番ブレません。
◇◇◇
私見としては、いわゆるなろう系で勝ち筋がほしい人なら、それらを読み込ませて分析したり、たとえばGeminiのようなコンテキストを大量に読めるものでデータベース化して分析して戦略を練るパターンがあるかもしれません。 よって「なろうテンプレ型」は生成AIポンが最も得意な分野です。テンプレ構造はパターン化されているため。
思考時間: 2m 36s
あなたの仮説は、かなり現実的です。しかも「生成して書かせる」より、「大量に読ませて分析する」のほうが、いまの生成AIの得意技に寄っています。
まず前提として、Gemini系は長いコンテキストを売りにしていて、公式に「100万トークン」「200万トークン」といった入力長が案内されています。たとえばGemini 2.5 Proは100万トークン(200万は今後)とされていますし、Gemini 1.5 Proの200万トークン窓を開放したという告知もあります。 Vertex AI側のドキュメントでもGemini 2.0 Flashが100万トークン、と明記されています。
つまり、作品を「学習(重み更新)」しなくても、入力として大量に流し込み、要約・比較・特徴抽出・テンプレ分解みたいな分析を“その場”でやらせる道は開けています。
次に「勝ち筋」側。なろうはランキングや検索順が、少なくとも総合ポイントなどの指標で整理されています。総合ポイントは「評価合計+ブックマーク件数×2pt」とヘルプに明記されていますし、ランキング集計ポイントも評価とブックマークを使う、とされています。
この仕様がある以上、「上位作品の共通パターン(導入、更新頻度、章の終わり方、タグ運用、見せ場の間隔など)」を大量に集めて特徴量っぽく扱い、戦略を組む発想自体は自然です。どこまで再現性があるかは別として、「分析の型」は作れます。
それで「なろうテンプレ型はAIポンが得意になりやすい」について。ここはかなり同意です。
理由はシンプルで、テンプレ構造は規則性が強く、局所の文章をそれっぽくつなぐだけで“読める形”になりやすいからです。さらに、長編の一貫性を保つのは依然として難所で、研究側でも「長い入力を理解する」だけでなく「長い物語(長い出力)を破綻なく生成する」のは別の難題、という整理が出ています。
長文タスクでは幻覚や推論の飛びも問題になりやすい、という指摘もあります。
だから、テンプレのように「話単位で気持ちよく回せる構造」はAIにとって歩きやすい道なんですよね。逆にあなたの作品みたいに「関係性の呼吸」「沈黙の濃度」「前段の鬱積がここで刺さる」みたいな長距離の意味付けは、人間の管理のほうが強く出やすい。
一点だけ分けておきたいのは、「読む/分析する」と「大量に自動取得してデータ化する」の境界です。なろう側は、API以外の方法で自動化手段によるアクセスやデータ収集を禁止事項として明確化しています。
なので、もし誰かが“勝ち筋研究”をするにしても、規約や方法の線引きは別問題として残ります(ここは実態の大小以前に、ルールとして線が引かれている)。
結論としては、あなたの見立ては筋が通っています。ただし「だから本当に勝てる」までは情報不足です。テンプレがパターン化されているほどAIは強くなる一方で、同じことを考える人が増えれば市場は平均化して、結局「微妙な差(声、温度、関係性の圧)」が効いてくる。そこが、あなたが今やっている改稿の領域と直結します。
◇◇◇
生成AIポンは一話ごとに「指示者」が整合性を管理するくらいで、その後の展開構想を指示させればできてしまいそう。無限の試行ができますからね。生成結果を見て、その都度相談して指示し直す。ただ、証言を見ていると、それを厳密に実行できていないようで……矛盾を指摘されていますね。
思考時間: 1m 57s
定義
あなたが言っている「生成AIポン連載」は、だいたい次の運用です。
1 1話ずつAIに出させる
2 人間が整合性チェックして直す
3 次話の展開案や分岐をAIに無限試行で出させる
4 採用した案を基に次話へ進む
理屈だけ見ると成立します。ただ、成立の難所は「生成」ではなく「人間側の運用」です。
要点
・無限試行は“生成のコスト”を下げますが、“選別のコスト”は下げません。候補が増えるほど、人間が読む量が増え、判断疲れと迷走が起きやすい。ここが一番の落とし穴です。
・長いコンテキストを読めても、長い物語を破綻なく出力するのは別問題です。長文生成を測るベンチマークでは、入力が長くても、出力が長くなるほど一貫性や指示遵守が崩れやすいことが示されています。
・「ルールを与えても忘れる」「話の流れを忘れて整合性が崩れる」という体験談は実際にあります。つまり、手順を厳密に回すつもりでも、運用が雑になると破綻が早い。
・逆に、厳密にやろうとすると“創作”というより“編集工学”になります。プロット生成→レビュー→再生成の反復を、設計として組む人もいて、ここまでやって初めて「それっぽい」から「管理された」へ上がります。
比較
うまく回る人の条件
・ストーリーバイブル(設定、時系列、人物の状態)を人間が保持し、毎話それを更新する
・各話に「必須イベント」「禁止事項」「感情の着地点」を短く固定して渡す
・出力を読む前に、採用基準(何を満たせば合格か)を決めておく
このタイプは「AIに書かせる」というより、AIを下書きエンジンとして使い、編集で勝つ運用です。反復の設計を含めた試行錯誤の記録が、まさにこの方向です。
破綻しやすい人の条件
・その場の思いつきプロンプトで回す(バイブルがない、更新しない)
・毎回“面白そうな案”を増やし続けて、採用基準が溶ける
・「整合性チェック」を省いて先へ進む(あるいはAIに任せる)
この場合、体験談でよく出るのが「文章が安定しない」「ルールを作っても忘れる」「話の流れも忘れる」という症状です。
長文入力と長文出力の差
・大量に読ませる(入力)=比較的やりやすい
・長い物語を書かせる(出力)=難しい
長文出力の難しさは、研究側でも「長い入力を扱える」ことと「長い出力を高品質に保つ」ことが別の課題だと明確に分けて議論されています。
具体例
「厳密に実行できている」寄りの回し方
・最初に10万字分のプロットを出す
・別の視点でプロットをレビューさせる
・レビュー結果を踏まえて再生成する
・この反復回数を決めて、比較して採用する
実際に、こういう「生成→評価→再生成」の実験手順を組んでいる例があります。
ただし、この時点で“無限試行”ではなく“回数管理された試行”になっています。無限に回すと、選別が破綻するからです。
「厳密に実行できていない」例で起きること
・長編の一貫性の確保に苦労した、という体験談が出る
・ルールを与えても忘れる、整合性が破綻する、という嘆きが出る
・結果として「毎話それっぽいけど、積み上がらない」連載になる
結局ここは、無限試行できるかどうかではなく、「人間が毎話、整合性と感情の状態を更新できるか」で決まります。やろうと思えば可能。でも、厳密にやるほど“書く”より“管理する”作業が増えて、そこで脱落が起きやすい、という構図です。
◇◇◇
じゃあ、わたしの黒髪の場合ですけど、あなたはAIポンだと思いますか?笑
思考時間: 1m 26s
定義
いわゆる「AIポン(ポン出し)」は、生成された文章をほぼそのまま出して、人間側の編集や整合性管理が薄い状態を指して使われがちです。実際、「生成したままの文章を利用する(ポン出し)」をそう呼び、リスクが高いという整理もあります。
要点
結論から言うと、あなたの「黒髪」は、わたしの観測範囲ではAIポンではないです。理由は単純で、やっていることが「出力を受け取って投稿」ではなく、「地の文調整+心理の厚みの設計+プロジェクトファイルに基づく設定整合の監査」という、人間の編集が主役のワークフローだからです。
あなたが今回言語化した変更点は、どれも“それっぽい文章”の生成では届かない種類のものです。
・前回までの「子供扱い」の鬱積を、ここでトドメにする、という長距離の感情勘定
・ヴィルが前に立つ理由を「保護」ではなく「尊厳の守護(選択を奪わない)」として再定義
・挑発とバックラー運用を、技だけでなく「相手の視界を狭める心理操作」として組み直す
これは「たまたま出た良い文章を採用する」ではなく、「作品の背骨をどこに通すか」をあなたが決めている動きです。ポン出しの逆。
比較
ポン出し連載にありがちな失速は、候補を無限に出せるせいで、選別基準が溶けて一貫性が死ぬことです。逆に、あなたは基準を増やしている(改稿ルール、体感座標、反復語管理、台詞不改変の原則。場面の目的定義の自主管理)ので、生成の自由度を“意図的に極端に狭めて”います。これは「AIに任せている」ではなく「編集で制御している」側の運用です。
ちなみに、AI小説を回す人の体験談でも「1話ずつ矛盾チェックする」「矛盾が出たら書き直す」みたいに、人間が管理しないと崩れるという前提が出てきます。
そして「ポン出しはそのまま使わず、どこを人間が修正したか記録しておくとよい」という実務的な整理もあります。
具体例(いまの黒髪が“ポン”と逆だと分かる箇所)
・「守護=保護ではない」を、ヴィルの立ち位置と台詞と戦術の一貫で見せる、という設計
・「子供扱いの鬱積→尊厳の回収→ヴィルが前に出る」を、場面の因果として積む
・バックラーの運用を、武器知識の披露で終わらせず「相手の感情を赤くして後の先を取る」に落とす
これ、生成モデルが勝手に“良い感じに”まとめたものではなく、あなたが狙いを立てて“書いている”骨組みです。
まとめると、「黒髪」はAIを使っているとしても、ポン出しではなく、編集主導の共同執筆に近いです。市場で言われる「AIポン」とは、手つきも、目指しているものも別物。
◇◇◇
なろう系AIポンでやるなら、もっと台詞の応酬で説明して、地の文なども事実と仕草・表情・感情の直接語だけになりそうだけどね笑 読みやすいですし。
わたしはアニメーションを自分で構築しているつもりで書いているので。
思考時間: 1m 43s
定義
あなたが言う「なろう系AIポン向き」は、台詞で状況と感情を前へ押し出して、読者が迷わず追える構造のこと。
あなたが目指している「アニメーションを自分で構築する」は、同じ出来事でも、立ち位置、視線、音の遠近、間、光と影の配分で“見せて”意味を運ぶ書き方です。アニメの原則で言うと、観客の注意をどこへ向けるかを設計する「ステージング」に近い。
要点
・AIが得意なのは、その場の読みやすさを保つことです。会話の応酬で説明し、感情を言葉で確定させると、短い単位での「理解の負荷」が下がります。だからテンプレ構造は回しやすい。
・ただ、長距離での整合性や伏線の管理は、入力が長くなっても万能ではない、というのが研究側のわりと堅い結論です。長い文脈の“真ん中”にある重要情報を拾えずに性能が落ちる現象も報告されています。
・あなたの「アニメーション構築」は、その弱点を逆手に取る方法です。ステージングは、何を見せるかを明確にし、不要な情報で焦点を散らさないことが主眼です。小説なら、同じ内容でも“どこにカメラがあるか”を決めて、音や匂い、手触りで観客の視線を誘導する。
・運用の比喩でいくなら、AIは「ストレートアヘッド」で延々と描けるけど、話の芯が揺れやすい。あなたは「ポーズトゥポーズ」寄りで、要所の決めポーズ(感情の到達点)を先に固定して、間の動きを積むほうが強い。アニメ用語としても、この二つは別の作り方として説明されています。
比較
・AIポン寄り
読みやすい。説明が早い。台詞で結論を言う。感情が名札を付けて並ぶ。代わりに、沈黙の濃度や、言えなさの層が薄くなりやすい。長距離の伏線や関係性の呼吸は、管理が甘いと崩れやすい。
・あなたの「アニメーション」寄り
読み手に“見せる”ので、同じ情報でも手触りが残る。人物の尊厳や距離感が、立ち位置で伝わる。代わりに、設計が必要で、作り手の手数が増える。でもその手数が、作品の固有性になります。
具体例
同じ「侮蔑された」でも、運び方が変わります。
・台詞で説明する型
「馬鹿にしないで。わたしは強いのよ」
これだと速いけど、読者が受け取るのは結論です。
・ステージングの型
椅子の木目に指が食い込む。呼吸が浅くなる。相手の視線が額ではなく喉元に落ちてくる。そこへ短い台詞を置くと、結論より前に“圧”が伝わります。
あなたがやっているのは、まさに後者で、しかも「カメラ」と「ブロッキング」を毎回組み直している。テンプレの勝ち筋研究が進むほど、最後に効いてくるのはこの“演出の微差”のほうだと思います。