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彼女の笑顔を見ていたい、彼女のそばにいたい、そう思わずにはいられないんです


「妹の…紫鶴の娘である君に、こんな残酷なことを背負わせてしまっている。それが、どうしても許せないんだ」

「叔父様…どうか、そんなふうに自分を責めないでください。これは私にしかできないことですし、私が…そうしたいからなんです」

「正直、両親が私や弓鶴のために呪いを解こうとしてくれていたと知ったとき、ひどく怒っていました。あのまま何もせずにいれば、平穏な日常が続いていたかもしれないのにって…でも、今は違うんです。両親は私たちだけでなく、血族全体の苦しみを終わらせようとしていたと気づきました。だから、私もこの手で未来を切り拓きたいんです。これから生まれてくる子たちが、私や洸人、明のように絶望しないように。そのためなら、私はどんな犠牲も受け入れる覚悟です」

「美鶴……」

「私はずっと、自分勝手で愚かでした。両親のために呪いを解く、それが唯一の希望であり、復讐だと思っていたんです。でも、茉凜に出会ってから、私は変わりました。あの頃、私は深い闇の中で光さえも感じることができなかった。でも、彼女が私に手を差し伸べてくれて、その光に気づけたんです。彼女のおかげで、私は前に進む勇気を得ました。感謝してもしきれません。でも、こんなにも大事なことに今さら気づくなんて、本当に愚かです」

美鶴は涙を拭いきれず、震える声で続けた。

「どうしても彼女とずっと一緒にいたいんです。彼女の笑顔を見ていたい、彼女のそばにいたい、そう思わずにはいられないんです」

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