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茉凜の外見は女子受けしても男子受けしない

弓鶴=美鶴の茉凜の外見に対する印象は、男の子のものではないですね。当然です。

 低身長の女子から見た高身長の女子は、しばしば憧れや羨望の対象になることが多いです。高身長の女子は、スタイルが良く見えるため、モデルのような印象を与えたり、頼りがいがあるように感じられたりします。また、背が高いことで、周囲から目立つ存在であり、自然と注目を集めることもあります。

 一方で、高身長の女子が自分にとっての「大きなお姉さん」のように感じられたり、守ってくれる存在として捉えられることもあります。このように、高身長の女子には、尊敬や憧れだけでなく、親しみやすさや安心感を感じることも少なくありません。

 そうした部分が描かれています。それと茉凜の台詞からも、私は男子受けしないという、男の子には見向きもしてもらえないという諦めが見て取れます。男の子受けするのは自分より背が低くて、出るところ出ていてというタイプ(主に)。




 学校に到着すると、私は真凜を先に行かせようとしたが、彼女は私の手を引いて一緒に歩き出した。驚きの中で抵抗しようとしたが、彼女の力は思いのほか強く、無理やり引きずられるように校舎へと向かうことになった。
 周囲の生徒たちの視線が私たちに注がれ、顔が熱くなるのを感じながら、どうしてこんなことになったのかと内心で悔やんでいた。
 今の弟の身体である私よりも三センチも背が高い茉凜は、ファッションモデルになれるのではと思えるくらい、すらりとしていてとても格好良く、周囲から目を引く存在だった。
 そんな彼女が背筋を伸ばし、学校でも『氷の王子様』とあだ名される私を引っ張って、堂々とした姿で歩き続けていれば、目立ってしまうのは当然だった。
 彼女の自信に満ちた態度に、私は不思議な感覚を覚えていた。彼女はまるで周囲の視線など全く気にしていないかのように見えたが、その姿は私にはとても眩しく映っていた。
 「だから面倒なことになると言ったんだ」と口に出しても、彼女はただ「なあに、気にしない気にしない』と微笑んでいた。



「こう見えても、私はがさつさには自信があるんだよ。今までバイクトライアル(※)に夢中で、恋愛なんて縁がなかったし、どうしたら男の子に受けるのかっていう方法の真逆を試してみれば、たぶん呆れて興味を失うんじゃないかなって思ってるの」

 恋愛に縁がないと聞いて、少し驚かされた。私から見て、彼女は羨ましいくらいとても背が高く、スラリとした体型で、ファッションモデルになれるのではないかとも思うくらい目立つ存在だ。今の弟の身体である私よりも三センチも高いのだから、いつもそう感じていた。顔について飛び抜けた美形ではないかもしれないけれど、その笑顔は何より魅力的だった。

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