麒麟がいよいよ佳境ですね。
自分の頭越しに光秀と面会した正親町天皇が気に入らない信長は、その譲位を口にします。
譲位した天皇がただの人になるというのならそれも分かる話ですが、天皇は譲位したら上皇になります。
上皇と天皇では上皇の方が偉いのです。
いまの麒麟は気に食わない相手をもっと偉い立場に押し上げようとしている話になってしまっており、さすがに無理のある展開と言わざるを得ませんが、どうやらこの理屈で最後まで押し通すつもりのようです。
ほんと、最終回に向けて不安しかない。
それに比べて「飛州三木家興亡録」は天下とは無縁、安定の超低空飛行。
譲位だなんだで疲れたあなたの心を、更に本作で心ゆくまで疲弊させてくださいませ!