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最終回

遂に最終回を迎えた「飛州三木家興亡録」。
七ヶ月にわたり通読していただいた方、一読だけでもしていただいた方、ありがとうございました。
三木家を主軸に置く以上ハッピーエンドはあり得ないと思って書き始めましたが案の定でした。
「俺にこんな役やらせやがって!」という近衛前久卿のお叱りの声が聞こえてきそうです。とはいえ、なんだかんだで休安の死に水をとってくれた前久卿には感謝の言葉しかありません。

それでは皆さん、しばしのお別れです。ご唱和願います。
いくぞッ!
1、2、3、飛騨ーーーッ!!
ありがとー!

2件のコメント

  • お疲れ様でした。
    戦国期の飛騨の諸勢力の盛衰を有力大名・寺社・商人・公家等を絡めた描写は読み応えがありました。
    膨大な資料の収集と解析、構想と執筆の労力は大変なモノであったろうと想像します。

    今作は三木家の興亡が主軸との事でしたが、個人的に残念だったのは魅力的な人物(読者が感情移入する)が居なかった事です。和州公直頼・塩屋筑前・河上富信は有力候補でしたが、皆尻すぼみのまま終幕となってしまった感が強いです。
    特に河上富信は後半の主役として富信目線で物語を進めれば滅びの美学・武士の矜持を前面に出して読者の感情を引っ張る事が出来たのでは無いかと感じます。史実を補完する創作部分が多かった作品だけに惜しい人物でした。

    素人目線の生意気な意見を書いてしまいましたが、心に留めていただけたら幸いです。

  • コメントありがとうございます。
    ご指摘はまさにそのとおりで、あまりにも感情移入しづらい主人公(休安)を据えてしまい、最後の方は書きながら自分自身けっこうしんどかったというのが本音です。
    手前味噌ながら物語の冒頭は自分でもかなり気に入っており、後半で河上富信を主人公に据えれば、この冒頭を良い形で回収出来たかもしれません。
    しかし筆力が及びませんでした。

    素人目線ということですが、私自身も素人ですのでお気になさらず今後もご指摘お願いします。
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