「聖剣の龍」が、ついに、パンクラチオン編へと、突入した。
私の文章が拙いせいで、戦いにおける動機や強制参加されているにもかかわらず、抗議が出ないのはおかしいのでは?と言うツッコミもあるだろうが、それは、一言で説明できてしまう。
「ファイターだからである。」
古代ローマのコロッセオは、奴隷同士が殺し合いをさせられる場であった。
奴隷であるので当然拒否権はない。
しかし、彼らが、心の底から望まない戦いをしていたかと言うと、そうではないと思うのであった。
身体的には拘束されたり、やらないと殴られるなどもあるだろうが、やらなければ、やられる。
一方でパンクラチオンは古代のオリンピックで行われた、今でいう総合格闘技のようなものであったとされる。
コロッセオはグラディエーターつまり、剣同士の戦いであった。
それは、洗脳だという人もあるだろうが、一種の快楽でもあるのだ。
快楽だからと言って人を殺していいわけではない。
しかし、そんな生き方しかできない人々を私は書いていきたいと思ったのである。
私はあくまで、その時代の当事者ではないので、予想にすぎないが、そう思ったのである。
別口でパンクラチオンの物語を書こうと思ったが、ここでやった方が面白いと思って、「聖剣の龍」に書いたのである。
これからしばらくは、この熱き戦いを書いていくことにする。
それでは、これにて。