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虎の子は山へ放せ 5話までのあとがき

 もうすぐクリスマスも近づいてきた今日この頃。
 人肌恋しいとは、どのような感覚なのだろうか。
 全く持って分からない。
 
 虎の子は山へ放せ
 この物語は力と力がぶつかり合う
 そう言った熱い物語を書こうと思ったが、きな臭い連中が集まってきて、やくざの物語となってしまった。
 これはこれで書いていて楽しいのである。
 
 今日は某バイトアプリで面白い募集をしていた。
 ナイトクラブの募集である。
 詳しいことは書けないが
 短期アルバイトのところから応募したはずなのに、業務内容が面接とアンケートだけであった。
 最初に入った人がやたらと長いのである。
 騒がしいイメージのあるナイトクラブは、人がいないだけで全く違った場所に見える。
 タバコのにおいと、体臭が、案内されたソファーにしみこんでいた。
 私のほかに4人いたのだが、2人くらいは同年代がいてうれしかった。
 一人一人別室に通され、面接をしていった。
 その間残った人たちで会話をしていた。
 烏龍茶を差し出された。
「今日ってやるの面接だけですか?」
 同年代の女が言った。
 私は何も考えずに烏龍茶を呑んだが
 女は一口も飲まなかった。
 他の男たちがそのあとに続けて話していた。
 しかし、全く会話についていけないのであった。
 愛想笑いを浮かべるので精いっぱいだった。
 言っていることは理解できるのであるが、私に振ってくれた会話が他の人がキャッチをし、そのまま返してしまうのであった。
 闇バイトなどの類ではないので安心していただきたい。

 おすすめレビューを書いてくれた人にこの場で礼を言いたい。
 本当にありがとうございます。
 励みになります。
 
 今日の体験が、作品を良い方向に転換してくれることを願って...
 

コメント

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