柊准(ひいらぎ　じゅん)

【第一部】 　司馬志桜里は、かねてのいじめにより、自殺願望を抱いていた。そして、そんな自分を殺してくれる人を探す。 　そんなとき、ツイッターの裏垢のDMに、その「殺してくれる人」…

【短編】芥川龍之介の遺書に。ひどく惹かれていた少年はつねづね不安に溺れていた。 　そんなとき、ある女子生徒と出会い、小説家の道を歩き始める。 　ニュージャンルの「CLYNGNOV…

酸欠少女さユりは、どんな人物だったのか。それを心からの敬服を込めて書き記した、ノンフィクション小説である。

　俺――竹達駿は冴えないオタクであり、高校生でもある。そんな俺には夢があり、PCゲーム会社に入社したいというものだ。 そんなとき、とあるゲーム会社が「新人ゲーム賞」を企画。 俺は…

《第一部あらすじ》 「他人と他人との違いってすごく曖昧だと思うの」 　あるとき、毎夜コンビニでビールを購入しているわずかに甘ったるい香水を香らせる女性が俺――田代広大は気になって…

自分にとって居場所ってどこのことを指すんだろう。 そんな曖昧な定義に、すがって生きてきたのが俺だ。 そんなとき、夢に出会った。 これが俺の人生。これこそが俺の宿命。 この物…

三十路のOL――秋月帆波。彼女は毎日首都環状線に乗って、通勤していた。 そんな毎日に、苦痛を覚える。 大学時代の友人は、資格を取りフリーランスになって自由に働いているのに。それに…

二年前、僕は山手線の電車のなかで、同じ高校の制服を着ている女子生徒を痴漢から救った。 気が弱っている女子に、僕は1本のポッキーをシェアした。 それからしばらく時を経て、その女子生…

我慢、忍耐、辛抱。19８0年代、暴走族や走り屋が闊歩する不良時代が到達していた。 警官達も手を焼き、検挙数は比例して鰻登りだった。そんな時代に馬新零夜《ばしんれいや》という伝説の…

ヒロインである綾瀬光は葛藤を抱えていた。 主人公の大島錆斗は、汚い嘘や世の中に辟易していた。 そんなとき、綾瀬と出会った。

【概要】 　日本の治安は、悪化の一歩をたどっていた。ヤクザに、マフィアに、ギャングくずれの不良たち。現在の警察官では対処できないところまでになってしまい、当時の政権は苦渋の決断…