https://kakuyomu.jp/works/16817330649026392153/episodes/16817330668547391793そんなわけで、第四十四話です。
まずは、更新が遅れたことをお詫びします
ちょっと物語の進む方向で迷いが生じていまして、なかなか筆を執ることができなかったのです。
ですが、どうにか決心がつきました。
本章のシトーリー自体に大きな変化はないのですが、この先どう話が転がっていくかを決断した次第です。
謁見において、アッシュが着ていたのは王の正装で、ヤママユガ(天蚕)から採った天然の絹で出来ています。
下着が丸見えとなるので、素肌に着用するのが習わしですが、本文でも説明しているとおり、胸と股間は刺繍で透けないように隠されています。このドレスは、アッシュがレテイシア女王を表敬訪問した際にも着用し、当時の王国社交界に大きな衝撃を与えました。
もともと絹は高価ですが、天蚕絹は「繊維のダイヤモンド」と称されるほど希少でめちゃくちゃ高価です。
それから、シルヴィアとエイナがアッシュに取った礼は、「カテーシー」と呼ばれる礼法に似ています。
ただし、カテーシーでは頭を下げません。
ちなみに、どこのマナー講師が広めたのか知りませんが、女子アナやデーパートの姉ちゃんがやる、肘を張ってお腹を両手で押さえたまま頭を下げる礼は、最近生まれたもので、どこの国の礼法にもありません。
当然、皇族の女性はあんな下品な礼をいたしません。
さて、次回からは最後のサブクエスト「秘密の研究所を発見せよ」が始まります。長くなりそうだな~w
どうかお楽しみに!