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【魔導士物語】第十五話「伏兵」を掲載しました

https://kakuyomu.jp/works/16817330649026392153/episodes/16817330650642485875

 そんなわけで第十五話です。

 シルヴィアとエイナが無双する回ですw
 こういう戦闘場面は書きやすいので、苦労しないで済みます。
 攻める帝国側の魔導士は、多くが後方からの魔法攻撃に徹していますが、数人は突撃部隊に帯同していました。

 彼らはいずれも防御魔法を専門とする魔導士で、王国側からの魔法攻撃を防ぐ役割を担っています。
 ただ、あまりに数が少ないため、あまり有効に働いているようには思えません。
 エイナの初撃を防げなかったのも、広範囲を担当していてカバーが間に合わなかったためです。

 こうした問題点は、演習後に分析・検討されて、今後の戦術に活かされます。
 参謀本部のトップであるマリウスは、「魔導士は集中運用すべき」という思想の持ち主で、この点は帝国のマグス大佐と共通しています。
 しかし、現場の軍では(帝国軍がそうであるように)、各部隊で魔導士を欲しがるため、結局バラバラに配属されることになりがちです。
 演習の結果によって、この辺の現場の意識を変えるという狙いもあるようです。
 マグス大佐の独立遊撃大隊は、西部戦線の塹壕戦で数人の魔導士を組にして塹壕に突入させるという戦術を使って、かなりの成果を挙げています。
 (攻撃魔法と防御魔法を組み合わせて塹壕を焼き払い、その後に歩兵が突入して残敵を掃討するという方法です。)

 同時に、マリウスは自身の経験から、魔導士と召喚士を組み合わが有効な戦力となると考えており、今回の演習ではその実験をしています。
 召喚士の幻獣のほとんどは、防御よりも攻撃が得意なので、今回、召喚士科の生徒と組まされた魔導士候補生は、いずれも防御魔法の使い手です。
 エイナは攻防の双方を使える万能型の魔導士ですが、防御専門の魔導士の数が少ないため加えられました。
 ところが、エイナとシルヴィアは攻防の組み合わせではなく、攻撃(物理)+攻撃(魔法)という手段を取っていて、しかも成果を挙げているのが面白いところです。

 次回は、エイナたちが敵の伏兵(当然、帝国の●●●ですね)に急襲されます。お楽しみに。

 再開した「異世界おじさん」が絶好調で面白いですね~!
 私は「メガドライブ」→「サターン」→「ドリームキャスト」と渡り歩いた生粋のセガ・ユーザーでしたので、ついついおじさんに感情移入してしまいますw
 「アドバンスド大戦略」「武者アレスタ」「バトルマニア」「バーチャコップ」「ムーンウォーカー」「サクラ対戦」etc……ああ、懐かしい!

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