小田舵木

辛い現実が嫌になって寝ようとするも、暑くて眠れない貧乏な男の話。

僕は猟奇死体を見たことがある。高校生の時だった。損壊された男のおぞましい肉体。それを写した写真はもはや遠い夏に置いてきた。

父が５０代の時に倒れたときの生活を書いたエッセイ。父中心の話になります。 １話２００字から７００字程度に読みやすく書いています。

昨日、クール宅急便で荷物が届きました。 荷物を開けると、そこに有ったものは母からのて料理の数々でした。 そんな物を眺めていると、ふと心に去来するものがありまして…。

https://kakuyomu.jp/user_events/16818093079974275741 黒豹さん(ぉ の自主企画「書き下ろしエッセイ募集！」テーマは「犠牲」 …

ヤクザの金城に下された命令は、組を裏切った親友の大西を殺すことだった。「俺がカタをつけますよ」金城は決断した。そして運命の時間が訪れる。 草森ゆきさん主催企画「死別ブロマンスを…

大勢の人間が集まった孫娘のバースデイ・パーティで、前田組組長・輝明が後頭部を撃ち抜かれて殺された。殺したのがあまりに意外な人物だったものだから、取り巻きたちは困惑した。狙撃者はと…

自主企画参加作品です

世界的な干ばつが続いていた。牧場の最後の牛が死に、裕也一家は失業を余儀なくされる。満足に水も飲めない。家族間の不和、息子の障がい、息の詰まるような日々。希望はとっくに消え去った。…

エッセイにしかならなかったので辞めますた＾p＾　雨にも触れてないしね

柱時計の鐘の音が告げる。 からくり仕掛けのグランギニョールのはじまりを。 夕方五時にだけ上演されるそのショウの残酷さに朋也だけが気がついていた。 それを知った邪悪なものたちは、…

目が覚めたら何世紀も経っていました

鉋はどんなものでもうまく調理して食わせた。 昭和の香りが漂う文体で送る、貧しい暮らしの中で食卓を共にした二人のささやかな短編。

この世には『朝』『昼』の概念がなくなってしまった。 太陽をみた事がない人間は何を求めるのか。 そしてどうなりたいと求めるのか。

子どもの頃の朝を夢で見た。 おはようと話しかける優しい母、垣間見える闇。 そんなお話。 柴田　恭太朗様　【三題噺 #63】「朝」「視線」「影」 https://kakuyom…

歌姫に感化されて彼女が絶望入りの缶詰を買った。

　二人は全裸になり、6年ぶりの思いを込めて抱き合った。 あの時は見よう見まねだったが今はその時を刻みながら深く二人は愛し合った。 まどかは「クラス会の時に大きな花火が上がったでし…

SNSなどで時々投稿している読書感想文をまとめたものになります。 加筆・修正など、体裁の統一はある程度手を加えていますが、基本そのまま書いています。 読んだ本の感想文をひたすら書…

美しい町並みに交差する、人々の想い。 月に何度も沈む島で起きる、一つの事件。 自身初の連載小説。 －全34話・中編－ 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　…

雨が降ると、借家に帰りたくない男は、それを部下の女に話すのだった。 そこからはじまる、男の体験。 表題作の「ア、雨」をはじめとした、ホラー作品を集めた１５編。 ※この短編集…

会社員の猪俣清が会社から返ってくると、家にアデリーペンギンがいた。ペンギン省によりペンギンホームに認定され、ペンギンを世話することになったのだ。大喜びの甥っ子大志。世話に熱意を燃…

煤煙被害が深刻化するなか、僕たち家族は檸檬を食べる。檸檬を食べると煤煙の毒が中和されるってテレビで言ってたんだ。友達の長田くんは意味がないというけれど、僕たちには大切な儀式なのだ…

退職代行サービスなるものが昨今、勢いを伸ばしているらしい。 ハードルが高すぎる「退職」を代わりに引き受けてくれるというのだ！ ブラック企業、クソ上司、修羅場、パワハラ、もう怖くな…

ある日、「神様が認知症で地球の管理ができなくなったため、一旦すべてを引っ越しさせる」という内容の話が降って湧いた。何が起きるわけでもない、ごく普通の少女から見た、引っ越しの話。

「詐欺だ！」 男からのそのセリフ、もう聞き飽きた。クソッタレ。 ☆三題噺： 詐欺、呼吸、空腹☆

俺のあだ名は檸檬。根っからのオタクだ。 同人イベントで出会った美少女に恋をした。

普通の日記に挫折し続けてきた人が、普通の日記に挑戦します。

帰り道、私は年老いた白い犬を見つけた。 犬の後ろ姿を追って夜道を歩く。飼い犬を死なせた悲しい記憶が蘇る。私は白い犬に誘われるように霊園へと立ち入るのだった。 碧月　葉さんの自主…

クロノヒョウさんの自主企画「書き下ろしエッセイ募集」に参加しようとしますたが、1000文字遥かに越えたうえ題材である「もやもや」が取ってつけた様な感になるますたので辞めますたすい…

村人たちは、未知の病に怯え、理不尽な偏見に囚われていく。そんな中、ひとりの若き医師・ヨハンと薬草を扱う女性・ハンナが立ち上がる。果たして、彼らは知恵によって村人たちの心に光をもた…

星空の下、少年トムと星座たちの冒険が始まります。 オリオン座の勇士、カシオペア座の女王、ペガサス座の天馬。それぞれの個性と力を持つ星座たちは、宇宙からトムのもとを訪れ、運命の旅へ…

私は一人暮らしだが、昔から自室にいるときは何か音を流していた。現在のお気に入りのBGMの話など。

いろんな小説家の笑わなきゃやってらんないお話のお噺です

二人きりで見ている水平線。 もう一人の幼なじみとも見たかったよね、と君は言う。｢そうだね｣と答える僕の狡さ。 君には、届きませんように。 カクヨムコン9短編部門参加作品『きみは…

真っ直ぐに伸びる水平線。私はその神秘的な光景にひと目で魅入られた―― ☆お題： お気に入りの水平線 + 二千文字以内☆

耳を澄まして、心を研ぎ澄まして、口では感謝を、労いを。 ああ、就職、労働。 一カ月。 締め日に給料支給日。

私はずっと恋をしている。 同じ高校に進学して、サッカー部で頑張っている姿を金網越しに見つめる私。 いつかきっと私の恋心が届く。そう信じていた。でも―― ☆三題噺： ブレーキ、自…

犬の散歩中に駐車場で野糞をしている人と遭遇した時の話。 ※ノンフィクション。下品でごめんなさい。

歯医者の手術の時をむかえたサラリーマンの田代が、いつまで経っても呼ばれない待合室やいつまで経っても始まらない手術に気もそぞろになり、ついにはじまった手術で奥歯をガリガリやられてう…

せっかく本を拾ってあげたのに、それが原因で怪我した僕に「本に血がつかなくて良かった」。彼女はそう言った。 面白い本はつづきが気になるもの。もっと読みたくなるもの。最後が気になるも…

上野駅。北へ向かう旅人たちの玄関口。 僕の足は、いつもの１３番ホームへと向かう。 そこに待っていたのは、白いラインをまとった青い車体。 僕は夜行列車「北斗星」で北の地を目指す――…

ケーキ屋さんで働いて、自分の特性を再認識した件について https://kakuyomu.jp/works/16817330668691633253 これの番外編です。 おもし…

（2025.7　他サイト様、ネオページ様にて、本作第6話までを編集しました作品『僕の王子様。』がテーマ短編プチコンテスト第3回『様々な属性の女の子とラブコメ』部門、ネオ猫賞に入賞…

自主企画「自動販売機を擬人化すると……」参加用です。

花より団子な幼馴染、萌。 彼女はとにかく食べることが大好きで、花見でも専ら屋台に夢中になる女だ。 そんな萌に、なんとか花を見せたい『私』。 それには『私』なりの理由があった―…

毎日同じ景色を眺めている。 飽きないかって？　飽きるわけないよ。 だって、毎日色々なひとたちと接しているからね。 お金をチャリンと入れれば、お好きなドリンクをご提供！ 暑い夏に…

小学生の僕、有賀祐一は、あの日のことを忘れられないでいる。 仲良しクラスだった5年2組は、ペンギンによく似た少女「ペン子」のせいで、僕たちの普通はがらりと変わった……。 すこし…

※極めてセンシティブな内容です。お読みいただく際は十分ご注意ください。 「おはよう」 みんなに声をかけて、教室に入った。 そして、教室の窓を大きく開ける。 夏の朝の爽やかな…