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カクヨムコン終了&更新したよ

 カクヨムコン初参加、無事終えました。と言っても、新作を書いたわけではなく、

 数ヶ月前に書き終わってる小説があるからそれで参加しよう~

 という市民マラソンになんとなく参加する一般人感覚だったので、新作を書き始めた方々を見て、えっ、そういう催しなの!? とびびってました。書き上げて完結させた方々、お疲れ様でした。

 最後、読んで下さった方が増えて、わあ、文化祭のようだ……とワタワタし、歴史時代伝奇週間ランキングが35位という今までで最も高い場所に放り投げられて、すげえな、カクヨムコン、となりました。

 新作ラッシュが多いので、お読みになる方々もカクヨムに馳せ参じるのでしょうか。私も、新しい作品を知り、そして積読が増えました。Web小説は読むのが大変なのです、紙より目の負担が大きい……。ゆっくり読みます。お越し頂いた方々も、拙作をゆっくりお読み頂ければ幸いです。

 さて、青春怪異譚を更新しました。

 前回、いきなり主役が殺人死体遺棄していることを考えれば、ゆっくりとした始まりの今回です。主役は士匄なのですが、事件の中心地は荀偃という、優柔不断で流されやすく頭は悪くないもののいまいちぱっとしない、鈍くさい人です。

 史書を見るに士匄は荀偃と仲がよろしかったらしく……一緒にダメなことをして怒られている描写があります。どう見ても士匄が巻き込んでいるように思えてなりません。そのようなわけで、拙作の士匄も荀偃が大好きです。猫が鼠をこづきまわすように、愛しんでおります。

 自分の大切なおもちゃが霊的トラブルに巻き込まれるわけで、主人公としては放って置けません。きっと。たぶん。

 荀偃が事件の中心でも、主役は士匄であり準主役は趙武です。こういった、加害者被害者の立ち位置にならない主人公たちが積極的に介入し解決する、というストーリーは、主人公に記号化された地位、職業が無いと難しいものだと痛感しながら書いております。教師の立ち位置として介入するぬ~べ~、仕事として関わる木下右京やGS美神さん、依頼されてやってくるボランティア鬼太郎くん。

 士匄は自己利益大優先型の人間なのでボランティア精神/zeroですが、まあ、そういったところを誇張しながら、このシリーズを書いていきたいです。

 季節縛りをするつもりはないのですが、だいたい四つか五つ、中編を書いて終わる予定です。青春モラトリアムは短いものなので。こっぱずかしい青春をもう少し入れ込みたいと思います。

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