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本日、昼更新、連載32話

 いつもお世話になっております、はに丸です

 昨夜、31話を更新し、本日32話を昼12時すぎに更新します。一話で終わるはずの話が一万文字をさっくり超えてしまったのと、切の良いところが真ん中にあったので二分割しております。

 第二部序盤の山場です。
 若い晋公が亡くなり、10年もしないうちに代替わりです。その前に大臣四人ジェノサイド強制イベントがあったので、2年連続凶事です。

 何か呪われてるのかな?

 いや、呪いですわ。確実に衛は呪っていいよ。

 作中、幾度か出てきた衛ですが、亡国からようやく立ち直り貧乏なんで他国に関わりたくない、て流浪中の文公を無視したんですね。門前払い。

 そしたら文公が覇者になってしまって。

 衛の内部分裂に口を出し
 訴えてくる大臣の足を斬り落とし(確か内部抗争関係です)
 あげくに衛公を幽閉し(ここから怖くなる)
 堂々と毒を送り飲ませる(嫌がらせを超えた)
 フィニッシュは半分くらい土地を強奪

 史書を確認するともっと詳しく記載があるかもなんですが、とにかく陰湿でえっぐいです。衛はこの前に斉の管轄下で酷い目に合わされてるので、小国が要地てつらいわー。衛公は毒を水で薄めてなんとか乗り切りました。これたぶん想像ですが、文公の目の前で飲まされてる……怖い。

 文公および晋が、いかに自国の利益のためだけに覇者になったかわかろうもの。
 いや圧迫受けてるのは衛だけではありません。あれれー? 顔を出さないね☆と各国脅されてます。笑顔でね、仲間だよ! て顔で脅す国です。

 武公くらいまで小さかった領土が、献公時代から周辺国家を爆食いしだして、文公にいたっては東国も食い荒らしてます。まさに孤狼。春秋時代でここまで他国を滅ぼし食いまくってるの、晋だけです。

 そりゃもう、先祖代々積み重なった天罰じゃないかな、て襄公に対して思うのですが、この急死が悲劇をさらに呼び、しかしそれが晋をさらなる大国にしていくのですから、なんか君主は生贄かな?てなったりします。言い得て妙。

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