本日、18時〜19時の間に更新予定です。
本編は戦後処理からの日常回、そして久々のBL回となります。私も忘れそうになってますが、この作品冒頭と、4〜6話は立て続けBLでしたね! さすがに立て続けどうなの?て構成に自分で疑問を感じます。
それはそれとして、ボーイでもなければラブもないBLという大変矛盾した内容ですが、これは記号化されたカテゴリとして便宜上使っているものなので、ご了承ご容赦ください。
作中、妻たちの百合に関して記載してますが、男性同士はどうだったか。
まず、陰陽思想としては、陽同士が高めあっても意味がない、と否定はしませんが無用という切り捨てが伺えます。
史書はどうか。
妻がありながら男色を好んだ人はやはり見受けられます。この妻がありながら、というのは、貴族や公族なので結婚はデフォルトだからだとお考えください。
例えば重耳。彼自身は男色をにおわせる逸話は無いのですが、放浪中、曹国で被害に合いました。
曹公は重耳の胸が一枚肋 (たぶん立派な雄っぱいだったのでしょう)と聞きおよび、むりやり風呂に入れ、それを覗くというプレイをしてます。妻に止められましたが、しました。
重耳は不快をこらえて覗かれながらお風呂したそうです。これが後の韓非子にはどう伝わったのか
重耳は衆人の前でストリップショーさせられた (意訳)
て記述になってんだから、伝言ゲームこわいわー。
むろん、覇者になった重耳は武力で報復しました。こっわ。
他、妻そっちのけで男をめでる君主もいたようで、韓非子にも男色で政治乱すの良くない、と記載されてます。
そうでなくても、男社会で戦場をかけることもあり、いわば義兄弟的な性的行為はあったのでしょう。でなければ、『陽同士意味がない』とは記載しません。実例があるからこそ、それに対する解があるわけなので。
だからといって、三十路後半を囲う五十路後半はさすがに無いわ〜て書いてる本人が思いますが、まあありえないからこそ気楽に書けるというものです。