或るアメリカ文学、SF愛好家の大学で教鞭を執る人に、
『SFは死んでないけど「サイバーパンク」って死んでるよね?』ってTwitterのDMをしました。
「サイバーパンク」が誕生してから40年以上経つ。
近未来を描く世界観としての「サイバーパンク」は死んでる。
感じる。
それなのに何故まだ使われ続けるのか?
その方の返信を了解の元にここにupします。
『サイバーパンク、もうとっくに寿命が尽きているのに、無理やり延命治療されている状態ですね。少なくとも私はそう思っています。』
『それはあくまで「サイバーパンク」という概念やジャンルが、もうその役割を終えたということで、個々の作家が時代遅れになったという意味ではありません、念のため。』
『ただおっしゃる通りで、近未来描写の手法としてのサイバーパンクを、いまだに何の疑問も持たずに使いまわしているのは滑稽でしかないです。』
『ブルース・スターリングやジョン・シャーリーなど、すでにその手法を手放した人たちもいますし、ウィリアム・ギブスンは一つの様式美(歌舞伎のような)として開き直っているとしか思えません。』
『日本のSF(アニメ。マンガも含め)はとくに、その点については意識が低いと思っています。ただ、その後のSFは拡散しつづけて一つの流行やスタイルには回収されなくなっているので、新しい概念のもとにすぐにまとめ上げるのは難しいでしょう。』
『少なくとも、サイバーパンク以降のSFの歴史をもう一度辿り直して、そこで本当は何が起きていたのか、歴史的に検証する作業から、何か新しい言葉が見つかるかもしれません。』
以上です。
え?解りますが、そんなの私の自由時間では多分ムリw。
そもそも私は小説を余り読まない。学者様の研究成果を待ちましょうw。
しかし、私以外にも安易な「サイバーパンク」的世界観描写に飽き飽きしている方はいると信じています。
クリエイターもサイバーパンクに安易に頼るの、やめません?
なにか創りましょうか?
それが何かは分かりませんがw。