自分のアイディアをパクられたというのが、一貫した被告の主張みたいですね。どうにもパクられようがない感じに聞こえてきますが。
もちろん、パクられたからといって放火殺人に及ぶなんて論外だけど、自分のアイディアがパクられたらって思うと、それはこの事件がまるで他人事のようには思えませんね。
なので、私たちは、自信作であればあるほど、公式の場にそれをどんどん公開して、「このアイディアは私の方が先だ」と言えるようにしておくのが大事なのかも知れません。それは、小説投稿サイトの片隅に置くというだけでなく、なんらかの賞に応募するとかの方向で。
まあ、ありきたりなアイディアはかぶりやすいし、自分ではそのアイディアがありきたりかどうかなんてなかなか判断も難しいです。それに、どれだけ独創的なアイディアでも、それを他人に魅力的に伝える事が出来るかはまた別問題ですし、独創的だけど読者に『読むに値しない』と思われる作品でオリジナリティだけを主張するのもなんか違いますしね。
とにかく、独創的なアイディア、確かな筆致、それを多くの読者に届ける努力……、これらを同時進行で研鑽しなきゃならんのでしょうなー。
たいへんだな。
みんな、すげーなー。みんな、これをやってんだもんなー。