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作品紹介『斯くて雌羊は血に餓えぬ』

見知らぬ女にいきなり襲われたらどうする?
しかも返り討ちにしてやったのに、死ななかったら。

――そのうえ、そいつが勝手に家に住み着いたら。


『斯くて雌羊は血に餓えぬ』

A面:元傭兵のヴィルダンド(標的一般人)と人殺聖女のアトレーゼ(不死身暗殺聖女)の穏やかならぬ……ようで案外のんびりした殺伐でもない同棲ライフ。
たまに他の聖女が来てバトルしたりお茶してったりする。村人からは結婚したと勘違いされている。

B面:特殊能力を持ったユラムとシテニアの兄妹。妹は教会に入って聖女になり、兄は無実の罪で投獄されていた。
ユラムは死にかけていたところで悪魔(どう見ても天使な外見)に唆されて脱獄し、妹を教会から取り戻すと誓ったが、次第に正気を失っていく。そんな兄を心配して心をすり減らしていくシテニアに、教会の恐ろしい魔の手が迫っていた……。

という、温度差の激しい二つの軸で進んでいくスローライフ系ラブコメアクション×闇堕ち系ダークファンタジーです。
もちろん最終的には繋がります。というか、教会サイド(両軸のヒロインたち)はもともと繋がってます。


◆主要キャラ紹介

・ヴィル(ヴィルダンド)
アラサー男。腕利きの傭兵だったが、時代が変わったので引退した。今は村で畑や猟で自給自足のスローライフを満喫中。
ある目的のために街の情報屋に通い詰めている。性格は粗野でガサツ。

・アトレーゼ
成人済み女子。教団にて特別な手術と厳しい訓練を受けた「軍処女(いくさおとめ)」のひとりで、武器はバカでかい剣。ヴィルを殺しに来た。
ある不憫な体質とそれに絡んだ過去のトラウマから、根暗で自罰的な性格。

・ユラム
成人済み男子。過去と悪魔を視る能力を持っている。それにより教会の人間が悪魔と契約していることを看破し、口封じのため投獄されていた。
妹絶対守るマン。本来の性格は温厚で真面目で実直な好青年。

・シテニア
ぴちぴち十六歳女子。未来と天使を視る能力を持っているが、自分や身内の未来は視えない。兄ユラムが投獄されていたことも知らなかった。
教会は彼女をある計画に巻き込もうとしているらしい。

・ズィー
本名不明年齢不詳、清楚系お姉さん(むしろどう見ても天使)な女悪魔。白い本と金のロープを持物としている。ユラムを脱獄させた。
本作のキーマンというかトリックスター。


イラスト:今日も今日とて自分(別名義)
他のキャラのも持ってきたいけどそのたびに近況ノート書くのもめんどくさいなあと思う今日このごろ。ずぼら。

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