新年明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。
年明けから一向に落ち着かない今日この頃ですが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。
ひとまず本日より第四章が始まりました拙作、ようやく表紙が完成したので、お披露目がてら作品紹介をさせていただきたいと思います。
『雪を解いて春を招べ』
https://kakuyomu.jp/works/16816700426459783930*あらすじ*
ド田舎の限界集落で生まれ育った貧乏部族長家の末っ子長女・リェーチカ。去年の秋に初めて生まれ故郷を離れた彼女は、首都の国立校に中途編入した。
そこでは都会育ちの金持ち集団から差別と嫌がらせを受けることになったものの、幸い頼りになる親友たちにも恵まれ、かわいい召喚動物らに囲まれて、毎日楽しくがんばっている。
ある日、課題のレポートのために訪れた地方の山でいじめっ子グループにエンカウント。いつも以上につらい思いをさせられたが、流れで彼らのボスこと『氷の王子』ユーリィの命を救ったことで、嫌がらせがぱったり止んだ。
しかもそれ以来ユーリィとの距離がじわじわ縮み始め、やがてリェーチカは彼が抱えているトラウマを知り――。
凍えた心が融けたら、きっと幸せな春が来る。
貧乏限界田舎令嬢×都会育ちの冷血金持ちお坊ちゃまin雪国の魔法学校、遅咲きのシンデレラストーリー、もふもふ添え。
※書き手は筋金入りのシンデレラアンチ
※よく「設定が花男っぽい」と言われるけど一話しか読んだことがないのでほぼミリしらです
※多少バトル要素があるので流血もあります
※今回はイケメンの顔を焙らないつもりなのでそれはご安心ください
完結作『幸福の国の獣たち』の姉妹作であり、ダブル主人公の片割れ・ミルンの妹が主人公ですが、ストーリーは独立しているというか本作だけでお楽しみいただける仕様です。
たまにゲストキャラとかがいるので両方読んでるとクスっとできる程度。
*主要キャラクター*
●リェーチカ
主人公。四人兄妹の末っ子長女。部族長の家系だが、使用人が雇える経済力ではなかったため小卒で家事担当をさせられていた時代錯誤な子。いろいろあって急に(中学校をすっ飛ばし、高等専門学校に相当する)紋唱術学校に編入することになったので、勉強についていけず困っている。
素直で優しい性格。面倒見がいいが甘えるのも上手。
●ユーリィ
ラスボス。有力部族の長を父に持つ(要は総理大臣の息子みたいなもの)ため、つねに取り巻きに囲まれている。『氷の王子』の異名をとるほど冷たく傲慢で、とくに地方民を見下している嫌な奴。顔はいい。
幼馴染みのジェニンカ曰く「昔は優しかった」らしい。育ちがいいので行儀作法とかはしっかりしている。
●ジェニンカ
親友。リェーチカの心の支えであり救世主。いじめっ子たちに真っ向から立ち向かっていく、あまりにもハートが強すぎる女の子。
オーヨに好意を寄せられているが、まったく気づいていない。
●オーヨ
友人。学年トップの秀才で、かなり大人しい男の子。リェーチカともどもユーリィたちに嫌がらせされていたのをジェニンカによって保護され、一緒に行動しているので傍目には両手に花。
ジェニンカに恋している。でも奥手なので微塵も伝えられていない。
●ユーリィの取り巻きたち
ユーリィの彼女の座を巡って仲良く喧嘩してるお嬢様たちとその片割れに自覚なく恋してモヤってるヤンキーお坊ちゃんを一歩外から観察してる変な人。大して仲良くないのになぜか(ほぼ打算で)いつも一緒にいる。
*出てくる動物たち*
リス、ユキヒョウ、わんこ(グレートピレニーズ系)、ココウモリ、キツネザル、オオハクチョウ、その他
*イラスト*
真ん中が主人公、向かって右側がラスボスと取り巻き軍団、左側が親友たち。
あこがれの全員集合表紙が作れたので満足。個別の立ち絵はTwitterかみてみんへどうぞ。