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本編完結。『見習い少女は傷だらけ』紹介

おかしい。紹介記事書く前に本編完結しちゃった。

こんばんは、相変わらず行動が遅すぎるカラクロアリカです。お元気ですか。
連載中だった(一応まだおまけがあるので完結設定にはなっていませんが)異世界恋愛ファンタジー作品のご紹介にあがりました。


『見習い少女は傷だらけ』ジャンル:恋愛


●あらすじ

砂漠に囲まれたオアシス都市・ザーイバ。その片隅で魔女が営む不思議な薬屋には、毎日のように女学生たちがたむろしている。
常連のひとり、なぜか生傷が絶えないがほんわか前向きな女の子・アリヤは以前から薬屋の魔女に憧れており、ついに念願叶って見習いになった。
魔女の使い魔・セディッカ少年にピンチを救われて以来、アリヤは彼に惹かれていく……が、彼は理不尽なほどアリヤに冷たく接する。

そんな折、魔女が何者かに攫われる。彼女を救出するため、微妙な関係の見習いと使い魔は協力することになり――そこでアリヤはこの世界の本当の姿を知る。
自分がやたら怪我をする原因も、セディッカが冷たい理由も、すべては一つ。

世界の均衡、特異点、呪術、影、魔神、反魂術、そして――魂の恋。

「おまえは魔女に向いてない」
これは不運体質の少女と人ならざる使い魔の少年の、恋と因果の物語。


●主な登場人物
・アリヤ
本作の主人公。女学校に通う、十五歳の女の子。
なぜかやたらと怪我をしたり変質者に出くわしたりしやすい不運体質だが、本人はいたって前向きで素直なほんわかタイプ。

・セディッカ
本作のヒーロー。正体は……。魔女ともども長命なので実年齢は不明だが、精神的にはアリヤと大差ない。老成している面も幼い面もある。
アリヤにはかなりの塩対応だが、その理由が可哀想だと(私の中で)話題に。

・薬屋の魔女
本名不明。セディッカとラーフェンからは「ムル」と呼ばれているが、これは「無益」という意味の通称。※邪悪なものに眼を付けられないようにわざと悪い意味を持たせている。
清楚でエレガントな美女で、物腰柔らかな敬語属性。いつもおっとり微笑んでいる。

・ラーフェン
本作のトリックスターであり、読み切り短編「ダンジョンの大家さん。」からの出張キャラクター。この砂漠の世界は彼の故郷であり、「ダンジョン」の世界へといわゆる「異世界転移」を行っている状態。
普段は温厚な美青年(と女性から認識される姿)だが、正体はインプンドゥルという鳥の姿をした魔物。

・ナバト
本作のヴィランのひとり。外国からやってきた妖術師。
ある目的のため薬屋を襲い、魔女を攫った。



●本作の見どころ

・Web小説界隈では珍しいアラブ・アフリカ系の舞台
※書き手の知識がガバガバなので世界観はアラブ寄り、魔物や神の名称はアフリカの伝承から拝借、人名はすべて造語というチャンポン継ぎ接ぎ状態です。

・少女向け小説のようなあらすじから繰り出される重いストーリー
当社比で軽めなのでレイティングはつけませんでしたが、PG12程度の流血や怪我の描写があります。

・中盤までの塩辛ヒリヒリ展開からの終盤のほのぼの展開の温度差
エスニック飯テロもあるでよ。
ちゃんとハッピーエンドにこぎつけました。もう本編完結済みなので一気読みならダメージ少なめで済みますよ!(嫌な宣伝文句)

・おまけで「ダンジョンの大家さん。」のその後もあるよ
主にラーフェンとソルマがどんなふうに出逢ったのか、その後どうなったのかのお話です。ラブコメ仕様。
「ダンジョン~」での彼らの淡いラブコメ未満の何かにニヤっとしていた方向け。ターゲットがニッチすぎるけど私が書きたかっただけです。



以上です。よろしくお願いいたします。


あとだいぶ落ち着きましたので、そろそろ「花鬼蝕」を再公開させていただこうと考えています。その節は大変ご迷惑をおかけいたしました。
その際は改めて紹介記事を上げる予定です。

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