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第21話『愛憎怨怒なき剣よ』裏話

まぼろし藤四郎
https://kakuyomu.jp/works/16817139557373742834


twitterだと文言で変なのが生まれ寄ってくる『身体操作』ですが、今回はそこの話を少し。

息を腹式呼吸で吐ききって、横隔膜と腸腰筋の余裕を作ってからキュっと引き締めます。こうすると下半身と上半身がねじれなくなるんですね。一枚の板のようになります。
足の動きと上の動きを連動させ、体重を末端まで乗せるための基本的な構造です。

よく「ナンバ歩き=右手と右足が連動して出る歩き方」と言われていますが、この『腹を作る』『空手でいうチンクチをかける、ガマクを入れる』というやつですね。
僕らの研究会では「ネバリをかける」と表現しています。
これができていると、「結果として手と足が左右で各連動する」というだけです。右手足を一緒、左手足を一緒に出してるだけでは術になってないんですね。

横隔膜より上、末端には、背筋と胸筋を締め、脇を締め、上腕と前腕を伸展させ、柄を絞り、物打ちにまで体重を乗せることになります。
これが「体を乗せる」「丹田力」といったもので、刀の勢い(刀勢)の基本となるものです。

 さて、フィジカルの次はメンタルといくとこですが、武術にオカルトはそうそうありません。
 目の脱力で視野を広げ、脳の脱力で処理速度を上げましょう。
 ここで大事なのが無心であり、『愛憎怨怒』はそれを曇らすと、まあ、いわれてたりするんですよ。
 ここまで長い説明でした。

後の先、先の先、そのあたりを取るにはこの感受が大事なのですが、オカルトではありません。五感を駆使していきます。
大変ですね。
禅、動禅、立禅ですね。

まあそんなことはともかく、次回、猿飛佐助との決戦を経て、いろいろな顛末を含み完結に向かうわけです。

応援よろしくお願いいたします。



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