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美魔女と人間失格

美魔女って言葉がありますよね?
わたし、あれ、嫌いなんです。
ある地点までは「年齢より若くきれいでいよう」と頑張っていましたが、
(まあ、年下とつきあっていたからなんだけど)
ある地点を過ぎたら、「年相応でいいんじゃない? いいじゃん、それが自然だから」と思うようになりました。

50代を超えて30代見えるって、相当の努力が必要です。
芸能人はみなさん若くてきれいです。
でもそれは、お仕事だからです。

一般人のわたしたちは別にああでなくていい。
もっとゆるやかに穏やかに、重力にも逆らわずに生きていけばいい。
(ただ、もう少し痩せたいけど!)
と、思っている。

美魔女って、いかにも「一般人のあなたたちも頑張れは若く美しくなれる!」というニュアンスがあって、そこがあまり好きじゃない。
若いことにも美しいことにも、ある年齢を超えたら、そんなに価値はないと思う。
芸能人でもない限り。

それより、そこまで生きて来た年輪の積み重ねみたいなものの方が、ずっと大事。


「花の色は」https://kakuyomu.jp/works/16818093074127273870
この主人公は、美しさよりも、もっと優れたスキルがあるんじゃないかな、と思います。




「黒しまこのつぶやき――某保険会社勤務編」
https://kakuyomu.jp/works/16818093073252871001
本日で完結です!
いやあ、最後酷いね、わたし。
とは思うのだけど、話し合いもしてくれないから(ほんとうに)仕方がないよね?
えへへ。

仕事について。

わたし、妊娠・出産で仕事から遠ざかるまで(自営業は別として)、
自分が好きな仕事しかしてこなかったことが分かりました。
「出来ない」と思ったこともあまりなく、むしろ情熱を注いで仕事をしてきました。

子育てをする中で、外界から離れ――戻ろうと思ったとき出来た仕事が
「黒しまこのつぶやき」にある、保険の営業です。
「他に働き口がない女性の足元を見て、ぎりぎりまで賃金を削っている」ように見え、そのことが一番悲しかったかなあ。
自分で契約をとらないと、まともな生活は出来ません。
だから、必死になって契約をとろうとするのです。
社会の仕組みの闇を見た気持ちになりました。

情熱を注げるはずもなく辞めて、カクヨムを始め(!)
このままでは仕事がないからと、ケーキ屋さんで働き始めました。

ここでわたしは、自分はほんとうに出来ない人間であることを知るのです。
これまであまり「出来ない」と思ったことはないけれど、
「誰でも出来るでしょう!」「ふつうにして!」
と言われることが出来ないのです。

「少し短め」「少し長め」は、何センチが知りたいし、
(「うちは定規を使うような職場じゃない」らしいです)
どうも「見て覚えて」が出来ないみたい。
常にまんべんなく周りを見て、周りのこと、周りの人のことを把握しなくてはいけないようです。

前にも書いたけど、わたし、なるべく情報を入れないようにしています。
だって、大半くだらないことだから。
実はね、ケーキ屋さんで働いている人たちの名前もあやしいの、わたし。
(必要ないと思うと覚えない。)
うーん、酷いなあ。
「人間失格」って思う。

……ま、いいや! ←いいのか!?
(反省していない。)





この間、近況ノートで「誰かに雇われる仕事は苦手だ」みたいなことを書いて
同意見の方が何人かいたと思うのです。
結局わたし、どこで働いても合いそうにないから、自営業を頑張るしかない気がするなあ、と
いつぞやの結論に戻るのでした。

人間失格だから、女子会集団に混じれないの、マジで。
保険会社は、会社を出てしまえば一人で行動出来て良かったけど(実は)、
ケーキ屋さんは女の園。
「察しなくてはいけない」を要求されていて、それ、わたし出来ないんだよね。


*****

KAC参加作品
「みんないっしょに遊ぼうね!」https://kakuyomu.jp/works/16818093073920854080
「星空の下の恋は」https://kakuyomu.jp/works/16818093073823905395
「籠の中の鳥」https://kakuyomu.jp/works/16818093073788914774
「その手を離さないで」https://kakuyomu.jp/works/16818093073713860983
「そしてわたしは肉が食べられなくなった」https://kakuyomu.jp/works/16818093073647056478
「夕暮れは手をつないで」https://kakuyomu.jp/works/16818093073512833069
「探しもの」https://kakuyomu.jp/works/16818093073460343708
「木箱」https://kakuyomu.jp/works/16818093073352232024
「ちーちゃんの黒い箱」https://kakuyomu.jp/works/16818093073392918691
「幸福な家」https://kakuyomu.jp/works/16818093073081711935
「ケーキ屋さんで」https://kakuyomu.jp/works/16818093072984331871
「化粧品」https://kakuyomu.jp/works/16818093072992626101


たくさん書いたなあ。
「色」は実は三つメモがあるのです。えへへ。

6件のコメント

  • 向き不向きがあるよねぇ、お仕事は。
    私は若かりし頃、
    「夜の仕事絶対向いてる!」
    って言われてたなぁ。
    ぜんぜんセクシーじゃなかったのに!!(笑)
    客商売は多分得意。
    でも、好きじゃない!!
  • とうりちゃん
    わたし、客商売、向いていない(笑)。
    あ、でも、若いときはよく夜のお店で働かないかと街角で誘われた。
    (ノД`)・゜・。

    たぶん、つかわれるのが向いていない。
    思えば、今までの仕事も独立独歩だった。
    てなわけで、ちょっと仕事のことは考える。
  • 美魔女と言われて怒っている人を見たことがあります(・_・;
    年をとっているけど綺麗ですね、みたいな嫌な意味に聞こえたみたいで。
    それを聞いてからは(元々使ったことはなかったけど)使わないようにしています。
  • 碧絃さん
    本人に「美魔女」と言ったら失礼な気がします。
    自己申告ならいいけれど。
    きれいでいようとする人は、年齢より若くみられたいだろうから
    実際の年齢にはふれられたくないと思う。
  • 人は自然のままがいいのかなぁー、って私は思います。
    努力をしている方も、それはそれで素晴らしい♪

    でも、自分のしわしわの手を見て思うのです。
    シミも…シワも…私が頑張ってきた証なの!
    リュウマチ家計の私の指先は痛みが走り、関節が曲がってきている……カッコ悪いくて手を見られるのは苦手です。
    けれどそれは、間違いなく私が今まで積み重ねてきたものなのだから。
    せめて私が誉めてあげないと! と思いながら日々を送っています。
  • 綴。さん
    わたしも手を見られるの、苦手です。
    指太いし、がさがさだから。
    でも、頑張って来た証よね、とも思います。

    ありのままの自分を、自分が愛しいと思えるのがいいなって思います。
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