いやー、ダメでした!!!!!!!!
つばさ文庫小説賞、今年はWebページから応募したんですが、まー一次落ちでした!
はちゃめちゃにキツイ。ここ数年で一番ダメージを受けている自覚がある。
Twitterの方見て下さってる方は、その時の落ち込み様を御覧になっていたかもしれませんね。見苦しいものをお見せしたかと思いますが、精神の安定を図るための回避行動ですのでご理解ください。
現在は若干気持ちが持ち直してきていて、次をどうしようかなと考えている所です。
書こうと思っている作品もあり、近々の内に書き始める予定なのですが、どこかに照準を合わせるべきか元の予定通り趣味として書くべきか……迷いどころですね。
さておき、一次落ちです。
投稿した作品『ブルーム・フェザー』は現在カクヨムでも分割を新たにして再投稿しているのですが……
(元は紙媒体イメージなのでWeb向けには区切りが悪く、一旦非公開にしていたものをえいやっと切り分けています)
気になるのは、前回二次突破した『ツクモガング』と『ブルーム・フェザー』、どういう差があったんだろうという部分です。
正直な話、お話としては『ブルーム・フェザー』の方が上手く書けているつもりもありましたし、面白いものになった、と内心では思ってたんですよね。
だからこそ受けたダメージも大きいのですが、そこはそれ。自信と結果の間にある乖離はどこから来たのか? それを考えてみたいなと思うわけです。
たとえば、展開のスピード。
『ブルーム・フェザー』では主要要素となるフェザーデュエルが行われるまでの時間が、少しばかり長いんですよね。その分を主人公の心情とか、ブルームフェザーに触れて変化していく時間に充てている。悠長かもしれない、という危惧はありました。ただその分だけ他に気を惹く展開は入れたつもりでしたし、割合はともあれ、文字数やページ数で言えばほんの序盤の内にバトルを盛り込めた、と感じてもいました。
たとえば、ブルームフェザーという玩具の魅力。
これを上手く伝えられていないのでは、という仮説もあります。バトルが難しくてイメージし辛いとか。『ツクモガング』みたく固有の能力があるわけでもなく、バトルの内容は個々人のプレイスタイルに掛かっています。しかもバトル競技としては(読者にとって)未知の要素。この辺りは『ルールが分かる序盤』『広がりを示す中盤』『決着としての終盤』と三人の対戦相手ごとにテーマを決めていましたが、さてはてそれで伝わっていたかどうか。うーん。
非バトル玩具としてももう少し描きたかったんですが、その辺りは文字数や展開の冗長さを考えて削ったんですよね。カクヨム投稿なら可能性があったかもだけど。
たとえば、キャラクターの描き方。
前作では「過去の失敗を乗り越えられていない主人公」「そんな主人公の背中を押すパートナー」を中心に、持ち主とツクモガングの関係性を交えて成長を描いたりなんなりしています。……ただその分キャラクターが増えて、一キャラクターあたりの描写がかなり簡素になってしまったようにも感じていました。最低限の構成要素は出せたと思うけど、そこで終わりみたいな。続編でも出せればまた別でしょうけど、一個の作品として見たら『雑味』かなぁみたいにも感じていたんですね。
なもんで『ブルーム・フェザー』では主人公の心情一本に話を絞って、他の要素は削りそこを中心に描きました。結果として主人公以外のキャラクターはより希薄になってしまった、かもしれない……のだけど、この辺りはちょっと判断しかねます。正直に言って、そうしたからこそストーリーのまとまりは良くなったと感じていたので……あくまで仮説……
他には……うーん、なんだろう?
可能性は色々考えてみてますけど、正直どれもピンと来てないんですよね。
両者読み比べたとしたら「『ツクモガング』の方が好きだ」という方は多分それなりに多いと思うんです。といって、ツクモガングの想定メイン顧客層とブルームフェザーの想定メイン顧客層は別ですし(男児寄りか女児寄りか)、クオリティ面で言えば私は、ブルームフェザーの方が上だという自信が……あった……
けど結果は一次落ちなわけです。
これがせめて一次は通っていたらもう少しダメージ少なかったんですけど、まぁ現実とはままならぬものですね。
「なぜ?」を考えすぎても仕方がない、とも思うのですが、反省して改善して「前作より面白いものが書けたぜ!」とやってこれなので、やっぱちょっと立ち止まってしまうわけです。今向いている方向が正しいと『信じ込む』ことが難しくなっている。これは困る。
うーんうーん。
分からない。分からないことが辛い……
完全復活まではもう少しかかりそうです。