今年もつばさ文庫小説賞に応募したぞーーー!!!!
した……したよな……出来てるよな……?
どんな手段であれ、ちゃんと要綱を満たして提出し、届いているかどうか……毎回不安になるんだぜ……
本当はギリのギリまでチェックとかしたかったんだけど、月末にワクチンぶすりと行きまして、副反応は(一回目だし)大したことないんですが、諸々やることが終わった反動で一日腑抜けていました。そのせいでやり逃したこととかもあるんですがまぁそれはそれ。そこそこ清々しい気持ちで九月一日を迎えることが出来ました。
前回の近況ノートでは「全部終わってから出したいなー」とか言ってたんですけど、実際の所はそうはならなかった。やはりな。
っていうのも、けっこう序盤……ある点で完全に手が止まってしまって、「こりゃ流し始めないとどうにもならんぞ」と判断したんですよ。公開しはじめちゃえば「間に合わせるぜ」の気持ちで背中を押せるし、結果ほぼ毎日投稿でギリギリの日程でしたし。結果オーライ。文句はない。
どこで手が止まったかというと、第七話「オカルトとライバル」の辺り。
新キャラクター・汐見海璃が登場する辺りなのですが、この子の扱いが固まりきってなかったね。
最初は「お嬢様でVtuber」みたいな感じで考えていて、宙獣を探す主人公たちの障害というか、ライバルになるキャラクターを予定していた。
……っていうのは、文字にすると本編でもそう変わりない部分なんだけど。
元々の予定だと、もう少し「サブキャラ」的な扱いだったんだよね。その場限りのゲストとして話を解決させて、最後の方にまた登場して助けてくれる、みたいな。
ただ色々考えていく内に、これはちゃんと参加させた方がいいキャラだとなった。
そうなると元々の雰囲気だとアクが強すぎたので(ですわ!とか言う子だった)ちょっとマイルドにして、ライバルでありつつも敵対を意識させない……「コイツ嫌だな」と思われないように調整していったり。
っていうのを、「なんかしっくりこない……なんでだ?」としばらく迷ってからやり始めたので、時間が掛かった。手が止まった時、その理由を判別するのに時間がかかるタイプなんですよね、私。処理に労力が掛かるから、リミットを決めないとズルズル延びてしまうことも。なかなか改善しきれない欠点。
そうやってサブキャラからレギュラーに昇格した汐見海璃、今度はメインヒロインの座を狙い始めました。どんな挙動だお前さん。飽くなき上昇志向。こっちの意志とは関係なくストーリーラインを奪いにかかる。待ってくれ、確かに君はレギュラーキャラだが今はそういう話じゃないんだ。昼夜ー!昼夜早く戻ってきてくれー!
ところでこの「星石と宙獣」、一番最初に考えたプロトタイプではラブコメでした。
元のタイトルは「空井くんは地球のヒトじゃない」。転校生の空井昼夜くんに恋してしまった女の子が、ある時たまたま空井くんの秘密を知ってしまって……!?
やることは大体同じだったんだけど、主人公と空井くんの関係性がメインだった。
でもまぁ冒頭書いてみて、「この主人公の恋愛に興味が持てないな」とボツった。
その後、男の子向けに考え直したのが本作でした。
その後もプロットを日本児童文芸家協会が主催した『児童文芸オンラインゼミ』って企画で見ていただいて(たいへん参考になりました)、その時のコメントを元に内容のバランスを調整。
結果として、陸人と昼夜の友情辺りが主成分になっていったのでした。
だからこう、ざっくりした言い方をすると、本作のメインヒロインは昼夜なんですよね。
陸人にとっては昼夜が、昼夜にとっては陸人が一番大切な親友になるまでのお話だったりして、でも「それじゃ二人だけの世界になって狭苦しいよな」と思ってサブキャラ投入したりして。
そうしたらそのサブキャラがメインヒロインの座を狙い始める。
書いていてめちゃくちゃ楽しかったというのが正直なところ。
ちなみに手が止まった部分はもう一個あって。
終盤、ガンジェイナの捕獲辺りは頭を悩ませました。
だって……デカいんだもん……こんなんどうするんだよ……
なにはともあれ大きな壁を作って、超え方は後々考えていくスタイル。
出来ればそこにここまでの要素も入れたいじゃん……?とかやってたら苦労した。
作者的には面白い話に書けたんじゃないかなー!とは思ってます。
「ツクモガング!!」よりもまとまっていて、「ブルーム・フェザー」よりも楽しい話に仕上がっている。
……なんて、自分で比較して褒めてると、あんまり良くない結果になったりするんですが。
ちゃんと経験値が積みあがってる感はあるので、これが間違いじゃなければ良いな、と願っています。
受賞したいなー。本当になー。
というわけで、本編読んでいただいた方は本当にありがとうございました。
まだの方はこれから読んでくれ。よろしくお願いします。
今年は青い鳥のプロット大賞とかも出したいなーと思いつつ、数日の間は腑抜けてたい気持ちもあります。
どうなるかなー。なんにしても、カクヨムはまたちょっとお休みになるかもです。