nes

  • 詩・童話・その他
nes_mochir
★★★ Excellent!!!

第2回カクヨム短歌コンテスト「一首部門」応募作品／
木内一命

きみだけのくちびるとなるために今幼さというゼラチンを脱ぐ
木内一命
★★★ Excellent!!!

出入口／
石村まい

自転車のうえに梢はひらかれてほんとうに行きたいところまで漕ぐ
石村まい
★★★ Excellent!!!

衣擦れに似た音／
りょ

穏やかに暮らす
その蝶が絶滅して数年あとに確かに絶滅したと伝える
りょ
★★★ Excellent!!!

カーテンの隙間／
冴

家にいて家に帰りたいと思うカーテンの隙間を春の闇
冴
★★★ Excellent!!!

レモンフェア／
牧角うら

歯を立てるなら喉仏・夏の肌　きみをほんのり不幸にしたい
牧角うら
★★★ Excellent!!!

唯一性／
市島色葉

いつもよりバスが遅れる　感情があてにならないことに間に合ふ
市島色葉
★★★ Excellent!!!

予鈴／
三田冬毛

ためらわず神話に折り目をつけて閉じとおい真昼の予鈴がとどく
三田冬毛
★★★ Excellent!!!

青春を埋葬しても君が共犯／
伽

青春の埋葬、共犯の葬式、最悪なのは生きていくしかないこと。そういうことばっかりを歌にします。
高架下知らない骨と青春を埋葬しても君が共犯
伽
★ Good!

キャリーケース／
野名紅里

第1回カクヨム短歌・俳句コンテスト　俳句の部　二十句連作部門
薔薇ひらききる内側を失くすほど
野名紅里
★★★ Excellent!!!

裸まで／
うっかり

第1回カクヨム短歌・俳句コンテスト（二十句連作部門）応募作品
人が皮を剥いたバナナはなんか嫌
うっかり
★★★ Excellent!!!

魔女といふ／
桂花

書き出しの決まらぬ手紙桐一葉
桂花
★ Good!

虹消ゆるまで／
夏野けい

夏の二十句連作です。 人のこと、人ではない生き物たちのこと、あるいはその交点。
赤き付け爪でサルビア吸つてゐる
夏野けい
★★★ Excellent!!!

あの日、たしかに夏だった／
藤倉みろり

あの日、たしかに夏だった／藤倉みろり 【第1回カクヨム短歌・俳句コンテスト】二十首連作部門　参加作品
骨ばった肘で互いを小突いたら倫理の割れる音がしたよね
藤倉みろり
★★★ Excellent!!!

霊感砲／
サラダビートル

霊感の短歌連作です
おばけとか追っ払えるし身体にも良い水の風呂に浸かってるのに
サラダビートル
★★ Very Good!!

はる／
桐島あお

セックスについて話せばゆっくりと水底になる春のリビング
桐島あお
★★ Very Good!!

ドアスコープ／
初夏みどり

触れられずドアスコープに目を当てた離れ難さはひんやりとして
初夏みどり
★★★ Excellent!!!

不器用な雨／
丸瀬まる

第1回カクヨム短歌・俳句コンテスト　二十首連作部門応募作品
つかむのをあきらめた雲　遠くから眺めていれば転ばずに済む
丸瀬まる
★★ Very Good!!

じゃんけん・歯の奥の蜘蛛／
ラブテスター

第1回 カクヨム短歌・俳句コンテスト、参加作品。
恋人の歯の奥に蜘蛛を見たような気がした夏祭りの花火
ラブテスター
★★★ Excellent!!!

祈夏／
夏空汐

第一回カクヨム短歌・俳句コンテストの二十首連作部門に応募の短歌たちです。
つま先でさざなみを蹴る娘らがかつて波間の泡だった頃
夏空汐
★★ Very Good!!

小さく光る／
五感

第1回カクヨム短歌・俳句コンテスト　二十首連作部門
来月のシフトを握りしめながら心だけでは息ができない
五感
すこし小さい傘
佐々木健一
★★★ Excellent!!!

ひとめぐりぶんの春夜／
桜枝　巧

未発表扱いにできる過去作も交えています。
ひとめぐりぶんの春夜と名をつける 小さくなったイモリの白腹
桜枝　巧
★★ Very Good!!

連作短歌「デート未満」／
ナクキザシ

大切な友人と出かけたときの短歌です。
指を組み祈る君が宗教画じみて人の生死が入ってこない
ナクキザシ
★★★ Excellent!!!

まだ生きているような気がした／
あめり

第1回カクヨム短歌・俳句コンテスト（短歌の部 二十首連作部門）応募作です。
平日の公園で目を瞑ったら世界が耳に懐きはじめた
あめり
感じる、社会人の情景。
こばなし
★★ Very Good!!

誕生日の最大公約数／
見沼夜来

第1回カクヨム短歌・俳句コンテスト短歌の部　二十首連作部門
生きるなら一緒にいよう誕生日の最大公約数が１でも
見沼夜来
★★★ Excellent!!!

生活と地続き／
裏参道

本当は好きなものがあったはずなのに、それを突き詰められないままの生活があるし祖母は認知症だし俺はずっとひとりだけど飲みにはいく。
白亜紀になかった通帳残高の減っていく数 卵の化石
裏参道
数学的で古生物学的で天文学的な、朝ごはんやら晩酌やら
@suekoneko
★★★ Excellent!!!

やわらか／
高橋梨穂子

米粒がやたら落ちてるこの家にトムもジェリーもいない退屈
高橋梨穂子
物語と情景が見える歌。
スエテナター
★★★ Excellent!!!

延心治療／
うたた

私にとって短歌は、壊れそうな心を少しだけ補強してくれるものなんです。
生命より先に心に効くような歌のおくすり出しときますね
うたた
★★ Very Good!!

清潔な幻滅／
ツマモヨコ

第1回カクヨム短歌・俳句コンテスト（短歌の部 二十首連作部門）応募作です。 愛の花野が支配だとしても、わたしたちが生きていけるように。新しい花野を見つけられるように。
枝豆のぬめりがわたしにもあってそれ自体清潔な幻滅
ツマモヨコ
★★★ Excellent!!!

冬の虹途切れたままに／大森静佳／
カクヨム運営公式_文芸部

第1回カクヨム短歌・俳句コンテスト　二十首連作部門　投稿方法サンプル 大森静佳「冬の虹途切れたままに」 ▼第1回カクヨム短歌・俳句コンテスト特設ページ https://kaku…
冬の虹途切れたままにきらめいて、きみの家族がわたしだけになる
カクヨム運営公式_文芸部
衣類が濡れるほど、号泣しました
ゆりえる
★★★ Excellent!!!

でたらめな虹／
姫野みさき

第1回カクヨム短歌・俳句コンテスト　俳句の部　二十句連作部門
絵日記の虹でたらめな色をして
姫野みさき
実感をともなうフレーズ
佐々木健一
★★★ Excellent!!!

離別と越境、あと服のサイズ／
津崎飛鳥

【第1回カクヨム短歌・俳句コンテスト　二十首連作部門　投稿作品】 津崎飛鳥「離別と越境、あと服のサイズ」
救われずまた救わずにオフィーリア　水は青いと誰が言ったの
津崎飛鳥
★ Good!

吊革をぎゅっと握って／
甘夏

誰もが一人じゃ生きられないし、空想と現実のはざまで、社会の歯車として生きている。 そんな社会人をテーマに歌にしてみました。 普段は連作などは書く機会ないので、いろいろ、感想なども…
アオハルを思い出してみる。点Pは終着点に着けただろうか
甘夏
★★★ Excellent!!!

連作短歌「エンドロール」／
ナクキザシ

１０年以上同じ女性に恋をしていました。 あまりにも残酷な時間が経って、彼女は結婚も出産も離婚も経験したのに、私は何も変われなくてもう苦しくなってしまったので最低な方法で別れを告げ…
ネモフィラの花言葉って何だっけ？「君を一生許さない」とか？
ナクキザシ
★★★ Excellent!!!

労働／
サラダビートル

労働の短歌です
誰一人おもしろい奴のいない中一際あなたはクソダサかった
サラダビートル
★★★ Excellent!!!

エルダー／
湯島はじめ

第1回カクヨム短歌・俳句コンテスト　二十首連作部門　応募作品 湯島はじめ「エルダー」
五月祭いつかあなたの死を想いそれをあなたに隠しつづけた
湯島はじめ
★ Good!

a comfortable space／
アレノアザミ

場所と可能性について。 第1回カクヨム短歌・俳句コンテスト二十首連作部門応募作品
月のようなところに行けるロケットをきっとホンダが作ってくれる
アレノアザミ