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ポルとルズアの二重奏「4-6 破戒と平和」更新


 4章6話を更新しました。
 今週も近況ノートが遅くなってしまいました。忘れていたのではなく仕事が忙しくて……。
 今回は登場人物たちの休日をひたすら実況中継する会でした。おうちで再現できるエコール飯、ドライフルーツの入ったオートミールのミルク粥が登場するのですが、私フルーツグラノーラっぽい味がそもそもあまり好きではないんですよね……誰か再現してください……


 今回はエコールの水回りについてです。

 エコールの家々が水を引いている小川は、王都のラエニ河の支流にあたります。水がきれいなので、王都よりさらに上流で分かれているのでしょう。

 村の中で一番、小川の上流に家を構えているのがマリーたちの家です。だから、村の中に水を引く水車を管理しているのもマリーの家です。
 村の農家の風車は、基本的に飼っている羊の毛を紡績するために使われます。村の中で染め物や織物をしている感じはないので、そういうのは近くの別の村でしてるのかも。
 でも、マリーの家だけは羊を飼わず、風車は水車を回すために使っているんですね。

 水車でくみ上げられた水は、木組みの水道橋を通って上水になり、くみ上げられなかった水は下水と畑の水になります。つまり、きちんと上水下水が整備されているわけです。
 そのうえ、ここの水は街の広場に共同水場を作る形で引かれているのではなく、一軒一軒の家に直接引かれています。本当に小さな村だからこそできる整備だと思います。

 なんでこの村の水道橋って木と竹組みなんでしょうね? 風が強いから石組みの方が強そうな気もしますけど。でも、ただただまっさらな野っ原だから、いい感じの石を切り出してくるより、たまに生えてる木を切ってきた方が作るのは楽そう。
 でも竹を持ってくるという発想はどこから……? ツバメが持ち込んだ知識なのかも。竹は軽くて強いし頑張って取り寄せたのかな。変わり者夫婦ですが、あの小さくて閉鎖的な村の中にそういうノウハウを使って入っていったのかもしれません。

 ともあれ、あの何にもない野っ原の中でエコールはオアシスのような土地なわけです。だから、辺境っぽい割には交通の便もよく、辻馬車便も出るし、旅人に部屋を貸してる家も少なくないと思います。夏場は馬を飼うには絶好でしょうし、近くに騎士団の駐屯地もあります。
 農業はあまりしてませんが、王都から近いのでいろんなものが入ってきます。旅商人が宿賃代わりに作物を置いていくとか、そういうこともあるのでしょう。



 さて、前回から1800PVを超えました。継続は力なりですね。投稿するとちゃんとPVが増えるのは幸せです。
 今週末は、関西コミティアに一般参加してこようと思います。もしTwitterでお知り合いの方がいたら、なにとぞよろしくお願いします。

 では、次回の更新は来週末です。
 今後とも、拙作をぜひお楽しみください。

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