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やべーの見つけた。惚れた

鉄条網の魔女
https://kakuyomu.jp/works/16817330661761618812

なんだこれ。
なんで読まれてねーんだ。

一話一万字くらいあるので、やっとこ6話まで進めたんですが。
やばい……

何者なんだ作者? おもって Twitter 見たらフォロー0 フォロワー0、カクヨム上の活動もこの作品以外に殆どない。なんなんだこの異様なストイックさは。
リビルドワールドの作者も謎すぎて似たようなこと思ったが。

こういうプレイスタイル、自分には真似できないかっこよさだなぁ。
これを書いてる時点で真似できないっすね。俺は本質的に「たまたま一作書いてしまっただけの読み手」だし。ぶっちゃけ書くよりスコップした時の方がたのしいから。だから、これを見つけたわけだが。

あ、作品のこと何も書いてなかった。

とにかく魔女がシンプルにかっこいい。
圧倒的に強い。
かっこよくてつよい!!!
語彙が小学生なる。

最初の三話、三人の魔女が一人ずつ出てきて、その力を振るうんだけど、どれも戦いが始まった瞬間に鳥肌。

戦い方も三人ともめちゃくちゃかっこいい。
惚れる。
一振り数百人敵が死ぬ。

魔女が女だからとか全然関係ないんすよ。女を全く売りにしてないのがむしろ良い。個人的好みとして、女女してる主人公苦手なので、これはプラスポイント。

その戦略兵器じみた強さが、なんつーんだろ、簡単に読める文なのに浮かび上がるものに軽さはないというか。
めちゃくちゃエンターテイメントしててこれ漫画だと映えそうだなーと思うと同時に作画死ぬわコレ……みたいな。

作画死ぬわコレ……を描けるのが小説の強さよなぁ。

文が俺にもわかるくらい上手のに、カッコつけただけの華美な文じゃなくてさ。むしろ無機質というか淡々とした方だとおもう。一文一文は短いスタイルだし。なのに豊かで、スピード感も迫力もあって。

セリフはわかりやすい。気取ったハイコンテクストさもないから、内容はするする入ってくる。(ハイコンテクストを楽しむ作品もあるので否定するつもりはないし俺が好きなのもある)
でも、その何でもないようなセリフがかっこいいんだよな。いやまぁ、俺にもわかるレベルに落としてかっこよく書いてるって言えばいいのかもだが、エンタメとしてすごく考えてるのかも。

世界背景もな、第一次世界大戦風ってあるけど、実際の歴史知識は全く要求されない。俺は軍オタではないからオタからみたらどうだかわからんが、戦争描写の重厚さはガチで、知識なく雰囲気はもりもり楽しめる。

今のところわかるのは主人公側と帝国が戦ってるってことで。帝国側はドイツ語なのチョット銀英伝ぽい。でもわかりやすいよね、こういうの。

で、クソ強かっこいい中に人間が人間してて。
戦争をただカッコいいを描くためだけの舞台にしていない。真摯に向き合ってるように思う。

癖かどうかでいうと、俺の癖はむしろあまり含まれてない。強くてかっこいい女は好きだけど、癖ってほどじゃないしな。あ、竜の魔女の戦い方は癖ではあるな。

// 6話まで読んで追記
なんてこった、癖な要素もでてきた
〈魔女は、魔法の本質に近づくほど人間に戻りづらくなる〉
こういうので葛藤するのすきすぎる。

もっと読まれてほしいなー。

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