・注意事項
この記事には「昆虫」について表記しています。なるべく表現は抑えたつもりですが、苦手な方は閲覧をお控えください。
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次なる児童書籍は故兄貴のコレクションたる昆虫関係の本。
兄貴は昆虫が好きでよく飼っていたらしく、止む無く処分はしたものの標本まで作っていたようで。他にも動物の図鑑などもありました。昔はよく動物&昆虫についておバカな談義をしたものです。
・たのしい昆虫の本(谷田部隆信著・ひばり書房)
書いているのは小学校の先生。種族別に整理され且つ分かりやすい文章で虫の生態を語っています。今一つ区別のつきにくい「蝶と蛾」の比較表は成程と感心。
最終にて「標本の作り方」を説明していますが、面白半分や遊び感覚での標本作りには警告しているのはさすがガッコの先生。
・ファーブル昆虫記(古川晴男訳・偕成社版)<全6巻>
ここで取り上げるまでもない超有名書籍。ガッコの先生をやりながら何十年も研究してきた成果が素晴らしい!今日では一般常識な知識もファーブルの研究があっての事。そう思うと有難味が湧いてきます。
ウチにあったのは以下の2冊のみ。残りの巻も古本でゲットしたくなるほど。
第1 たまころがしの生活
ファーブルといえばフンコロガシで有名。正直なぜ?と思いますが読んでみるとおもろいおもろい!
小さいにも関わらずその食事量は体長の2~3倍!材料がアレなので大量に摂取するのは理に適っている。
穴を掘って巣を作り子供部屋まで完備!更に卵を産み付ける食料の加工も形が西洋梨型・パンのような丸形・卵型・細長いソーセージ状と種類は様々。
材料は羊のもの限定や牛のみと拘ったり、中には食料の発酵の時間を待ってワザとグズグズしているヤツもいたり。(適度な柔らかさにしないと幼虫の食べ物にはならないので)
第2 かりゅうどばちの観察
群れを作らないジガバチや地中に巣を作るクロスズメバチなどの研究。卵を産み付ける際の獲物が種類によって異なります。注目すべきはファーブルの凄まじき研究意欲!
1.生態の分からないキゴシジガバチの巣を自分ン家に張りつけ、ハチには帰省本能があるから成長しても戻ってくるハズ!⇒一匹も戻らなかったぜww
2.地面の巣の入り口に獲物を一旦置いて後から引っ張り込むキバネアナバチ、取って来た獲物を隠したらどうなる?同じ実験を40回もやります←イヤガラセww
3.キバネアナバチの針って痛いの?刺させてみたけど大して痛くなかったよ!ww針を刺させる時は指よりも手首の方がいいです?
正直読んでて笑えます、他にも色々仕掛けてくれます。