ご無沙汰しております。先週まで仕事や何やかやで身動きが取れずヨムに専念しておりました。
こういう時に執筆しようとしてもまるで頭が働きません。過去の自分はどうやって執筆していたのか皆目分からんww
そんなこんなで読み続けている児童書も5回目。改めて目を通してみると「ざまぁ」ものの多い事ww破滅した悪役が落ちぶれるシーンを如実に書いているのが現代のラノベっぽい。やはり自分も含めて現代社会は荒んでいるのか?ww
◆名探偵ホームズ全集2 古城の怪宝(コナン・ドイル著・久米譲訳・小学館)
実は筆者初のホームズだったりします。アニメも見ていたけどガキの頃なのであまり記憶に無しww
元来推理ものや刑事ものに長続きしない筆者なので、どうして世界中の人々に愛されるのか不思議でしたが読んでみて納得。
犯行のトリックやそれを解明するのもさることながら、万能人間ホームズと普通人ワトソンの掛け合いが面白いし熱い!加えて平和になるとホームズがぐぅたらになるのもよろしwwまた犯人の犯行に至る半生も丁寧に書かれています。口絵挿絵もなかなか豪華。
巻末オマケの「ベートーベンの秘密」、交響曲第10番(未完成)があった事は知らなんだ。
◆少年少女・世界の名作ドイツ2(小学館)
362ページからなる分厚いハードカバー。ドイツの作家の作品や偉人伝が網羅されております。
・グリム童話
かえるの王子様・赤ずきん・ブレーメンの音楽隊など皆様御存じの9つの短編。意外だったのは白雪姫は毒リンゴの前に何度も暗殺されかけていた事。ディ〇ニーや人形劇では時間の尺が足りぬからのぅ。
・影を無くした男(シャミッソー著)
冴えない学生が影を持たない男と契約。自分の影と「飯でも金でも何でも取り出せる上着」とを交換します。意外とデメリットに気づくのが早い。
・くまの子ハンス(シュトゥルム著)
熊に育てられた人間ハンスの冒険。ドイツ版金太郎?終わりが少し切ない。
・シュバイツァー
別の児童書で読んだ事あり。そちらでは某「一休み」のようなエピソードがあったのでパクってるんじゃ?とか思っていましたwwこちらはそれよりも詳しく生涯を書かれていました。神学・哲学・音楽と3拍子揃ったスキル持ちながら30代から医学を勉強したとはチート過ぎる!
・ほら男爵の冒険(ビュルガー著)
超トンデモ理論で構成されている冒険譚。ミュンヒハウゼン男爵の冒険譚を編集、とありますが後年の研究では著者の創作だそう。シラノ・ド・ベルジュラックの「日月両世界旅行記」に通ずるものがあります。
1馬が狼に尻の肉を噛まれて⇒上半身が馬で下半身が狼に!
2鉄砲を使おうにも火が無いので自分の頭を拳固で叩く⇒火花が散って種火に!
3上半身と下半身に切り取られた馬を手術⇒月桂樹の若木で繋ぐと背中に木が生えた!
4敵陣を偵察⇒大砲の弾丸に乗ってひとっ飛び!某南〇人間砲弾かよww
5シチリア島の火山から地底の国へ⇒追い出されたら南太平洋に出た!
・地底のトロイア
考古学者シュリーマンの伝記。本人著「古代への情熱」を以前に読みました。おとぎ話と信じられていたトロイアを実際に発掘して当時の城壁や装飾品を発見。
こちらでは幼馴染に淡い恋心を持つも不幸続きで引き裂かれてしまいます。考古学の専門家ではない彼は終始批判され続けますが、幸いだったのは妻や友達が最大の理解者となってくれた事。