いま、アマチュア将棋指しの話を書いています。
https://kakuyomu.jp/works/1177354054917909398
世の中には、プロ棋士や真剣師(将棋でお金を稼ぐ人)を題材にした漫画や小説はたくさんありますが、ただの将棋愛好家を軸に据えた作品ってあんまりないなと思って。
将棋は素人でも楽しめるし真剣勝負ができるってことを伝えたいなと。
なんて偉そうなことをいいつつ、まだまだ自分は未熟者です。本格的に将棋を指し始めたのは2年前からで、同僚の話を聞いてなんとなく遊んでみたのをきっかけにハマり込んで、いまようやくアマチュア1級(※)です。今年中に初段を目指したいところです。
※8/31 晴れて【初段】になりました! やったぜ!
ゲームをやる人にしかわからない例えで恐縮ですが、僕は『モンスターハンター』では一つの武器を突き詰めるのではなく、全武器を使うような楽しみ方をする「浅く広くやり込むタイプ」のエンジョイ勢です。(今はアイスボーンのアルバトリオンをいろんな武器でのソロ討伐を楽しんでいます。MRは500を超えました……。)
モンハンってどの武器を使うのかで全然違うゲームになるので、全然飽きないんですよね。
何が言いたいかというと、将棋もモンハンと同じで、どんな武器(戦法)を使うかでゲーム性が全く変わります。それもまた将棋の大きな魅力の一つかなと思い、そういった楽しさも伝わるような作品にしたいと思っています。
あと最近気づいたのですが、自分が書く作品ってどうしてもラブコメ要素が入るようなので、それならいっそ最初からラブコメっぽく書くかと覚悟を決めて、ジャンルも「ラブコメ」にしました。
ちなみに登場人物の名前は九九(くく)縛りにしています。81マス➡九九、という安直な発想です。
〇稗村 悟(ひえむら さとる)
5×5=25
ごご ➡ PM ➡ ぴいえむ ➡ ひえむ ➡ 稗村
5 ➡ 悟
〇富樫 双葉(とがし ふたば)
2×2=4
ににん ➡ ふたり ➡ 双葉
がし ➡ 樫 ➡ 富樫
〇南條 真菜(なんじょう まな)
3×3=9
さざん ➡ 南 ➡ 南條
がく ➡ 学ぶ ➡ 真菜
……まあいつもの自己満足ですが、何かしらの「縛り」が無いとなかなかキャラの名前って付けられなくて。
でも「稗村」が浮かんだときはガッツポーズしました。
あと偶然ですが全員に植物っぽい漢字が入ったところも気に入ってます。
よかったらぜひ読んでみてください。
いま将棋ブームですしね!
《8月15日追記》
作品のサブタイトルで悩んでおります。
当初は『“指す将”はじめました ☗二人の師匠に挟まれて☖』
としていましたが、いまいちしっくりこなくて取っ払いました。
なにかいいのが浮かんだら、また変更するかもしれません。
あと、作中にとある将棋マンガのタイトルとして『10月のタンポポ』という名前を出していますが、言わずもがなこの元ネタは『3月のライオン』です。
“タンポポ”は英語などで“ダンデライオン”と言いますが、この“ダンデ”はフランス語で“歯”という意味らしいです。タンポポのぎざぎざの葉がライオンの歯に似ているのが由来だとか。
『タンポポ』→『ダンデライオン』→『葉+ライオン』
ということで、3月の方にも7月(葉月)を足して10月にしたわけです。
……すみません。
こういうことを書くのは野暮だとわかっているのですが、キャラ名以上に良くできたと嬉しくなったので……つい。
ちなみに真菜が塔矢名人(もちろん宗谷名人のこと)の声がいい(CV石田彰)と興奮していますが、きっと小学生の頃に観たガンダムSEEDでアス〇ン・ザラにハマったのがきっかけだと思われます。
《8月23日追記》
道場の席主で桑原さんという人が出てきました。
裏設定では元奨です。が、たぶん作中ではその話は出てきません。
※元奨とは元奨励会の略で、プロ棋士一歩手前だった、くらいに思ってくれればOKです。
〇桑原 有一(くわばら ゆういち)
9×9=81
くくは ➡ くは ➡ くわ ➡ 桑原 (苦しい!)
ちじゅういち ➡ ゆういち ➡ 有一
《9月7日追記》
高校生チームの三人組が出てきました。
〇巴 英公(ともえ ひできみ)
4×4=16
しし→獅子→ライオン→蒲公英→英公
じゅうろく→ユーロ→欧羅巴→巴
〇小笠原 慧人(おがさわら けいと)
6×6=36
ろくろく→クロク→時計→慧人
さんじゅうろく→傘寿→笠→小笠原
〇九条 伽耶(くじょう かや)
8×8=64
はっぱ→発破→火薬→伽耶
ろくじゅうし→九条
……苦しいを通り越して連想ゲームになっています。
それはさておき、若い子たちなので今風の名前に寄せてみました。
《10月1日追記》
無事完結しました。
書き始めてちょうど二ヶ月。遅筆の自分にしては割と早いペースでの更新ができました。
将棋を指す→小説を書く→将棋を指す、という無限ループが良い感じに作用した気がします。
さて、この作品は全40話となります。もちろん、それにも意味があります。
勘の良い将棋指しの方ならお分かりになるかと思いますが、40って将棋の駒の数なんですね。
そんな自己満足以外の何物でもないこだわりもありますが、まずはこんなところまで読んでくれている読者様に最大限の感謝を。