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嫉妬

いつも「プリマドンナ・デルモンド 誰も知らないモナリザの秘密」を御愛読下さり、有難うございます。
皆様は私にとってかけがえの無い友であり、家族であり、宝です。
沢山の御方がコメントやレビューを下さり、有難くて感激のあまりよく泣いて居ります。
本当はすぐにお礼の返信を書かせていただきたいのに、毎日が不眠不休でゴール直前のマラソン選手の様にふらふらで、返信までに時間がかかり申し訳ございません。心苦しくてたまりません。
何卒お許し下さいませ。
毎日少しずつ返信を書かせていただいて居ります。
今、書き上げたばかりの返信、急に愛する読者の皆様にもお読みいただきたくなり、以下にコピーさせていただきます。

☆ ♪ ☆ ♪(イザベラ・デステ侯妃の紋章は、お星様と音符です)☆ ♪ ☆ ♪ ☆ ♪ ☆ ♪

    <或る読者様への返信>
コメント、有難うございます。
感激でいっぱいになりました。
15世紀のイタリアへの旅、どうぞ御満喫下さいませ。
・・・帰って来られなくなったら大変です!
実は、時々私も、15世紀の北イタリアに迷い込んで、自分がいつの時代にいるのか分からなくなってしまうことがございます。

この作品が誕生した前年(1985年)、NHK総合テレビ「ルーブル美術館」が放映され、そのテーマ音楽・・・オープニング・テーマ、エンディング・テーマ、そして番組の中で流れる約10曲・・・の作曲者はエンニオ・モリコーネ氏でした。
私は、そのレコードを聴きながら「プリマドンナ・デルモンド」を執筆致しました。
あの数々の名曲が無ければ、この作品は無かったと思います。
その中に「ストゥディオーロのイザベラ・デステ」という曲がありました。
500年を経た今も尚イタリアの人々がイザベラ・デステ侯妃に寄せる深い思いに胸を打たれました。

あの時、レコードを一緒に聴いた母はもういません。

このたび奇跡的に、そのCDを入手することが出来たのです。
いつも一番安いラジカセしか買わない私でしたが、今回だけは音で選びました。
「プリマドンナ・デルモンド 誰も知らないモナリザの秘密」を投稿する時は、必ずこのCDをかけました。 そして、今この瞬間も。
これを聴きながら読み返しますと、自分がいつの時代にいるのかわからなくなり、500年前から帰って来られなくなりそうです。

一昨夜、東京から遅く帰って参りました私は、テレビをつけた瞬間、釘付けになりました。  NHK「ルーブル美術館 美の殿堂の500年」・・・こんなに近くで、こんなにはっきりとモナリザの瞳を見たことは無かった・・・胸が苦しくなった。
生まれて初めて狂おしい嫉妬を覚え、涙がこぼれた。
「この画家は、この瞳を500年前、こうしてこの距離で見ていたのだ」と。

何卒イザベラをお見守り下さいませ。

10件のコメント

  • いろいろと精神的、体力的に大変でしょうが、富美代さんが好きな音楽を聴いて癒やされることを願ってます。
    嫉妬されたと書かれていましたが、心は嫉妬、魂は嬉しくて涙がこぼれたのかな~と思いました(^^)
    無理なさらずに~。
    私もなかなか読めませんが、ゆっくり読みますね~w
  • 碧 心様 御侍史

    早速のメッセージ、有難うございます。
    いつもお優しい碧 心様の御言葉に癒されます。
    自分の心を見つめて見ると、おっしゃる通り、魂は喜びを覚えたのかも知れません。
    こんなにもイザベラを愛していたのだ、と。
    レオナルドに嫉妬するくらい。
  • お疲れ様です。稲邊 富実代様のような医療関係者の献身で人々の健康が保たれているのだと感謝に耐えません。
    コメントの返信は、無理なさらないでくださいね。皆さん、わかってくださっていると思います。

    モナリザの瞳は、稲邊 富実代様をそこまで魅了したのですね。私がルーブルでモナリザを見た時は、絵の前の人、人、人の山でモナリザの瞳までじっくり見る余裕がありませんでした。本物でこそ、そういう機微を感じ取ることができたらよかったのに残念でした。でも人がいなくても、だいぶ離れた所からしか見れないので、テレビや本のほうがかえって詳細がわかるでしょうね。
  • 田鶴様 御侍史

    早速のコメント、有難うございます。
    田鶴様のお優しさや繊細さに感銘を覚えました。

    ルーブルにいらしたのですね。
    羨ましくてたまりません。
    同じ空間に、同じ空気の中にいらっしゃっただなんて、もう田鶴様にも嫉妬しそう・・・私は500年前にいなくてよかった。レオナルド先生を傷つけて歴史を変えてしまったかも・・・しれません。
    あの名画の無い人類なんて。
    あの絵には天命があるから、絶対にこの世に出現するさだめがあった。

    近くで御覧にならなくて良かったのかも知れません。
    あの瞳は、描いた人の思いがこもっていて、恐るべき力を感じます。
    人の理性を狂わせるほどの力を。
  • 稲邉先生

    こんばんは。毎日激務、大変お疲れ様でございます。その献身的な思いと行動力に頭が下がるばかりです。

    さて、ルーヴルにあるデステの肖像画、私も未だに見たことがありません。モナ・リザは飽きるほど見ましたが、是非ともダ・ヴィンチが描いたデッサン画を見たいと思っています。
    COVID前の2019年のルーヴルに行きましたが、その前に先生のこの作品に出逢っていたら、間違いなく予約して閲覧していたことでしょう。
    公式サイトでは予約さえすれば特別に閲覧できるので、次回行く時は忘れずに予約して絶対に見てきます。

    しかしフランス在住約四年、あれだけ通い続けたルーヴルにまだこのような秘宝が眠っていたとは。

    年末年始、さらに激務が予想されます。
    先生が倒れては元も子もありません。どうかくれぐれもご自愛くださいませ。
  • 水無月氷泉先生 御侍史

    大御所 水無月先生にこの様な記事を読まれていたのかと思いますと、冷汗が出ました。
    どうか、今後ルーブルでお妃様にお会いになっても(本当は、執筆時からいつも「お妃様」とお呼びしていたのです。私の母も。)この記事は御内聞にお願い致します。
    「ああ、とんでもない子に伝記を頼んでしまったわ。」
    とお妃様に思われたら、私は生きていけません。

    それにしてもフランスに4年間も御在住で、ルーブルに通い詰めて居られましたとは、なんて素敵なのでしょう。
    羨ましい限りでございます。
    私は、もう何年も前からNHKテレビ語学講座でフランス語、イタリア語、スペイン語、ドイツ語、中国語、ハングル(以前はアラビア語も)を学び続けて居りますが、一番身につき難いのがフランス語です。フランス語をどうしたら習得できるのか、また機会がございましたら是非お教え下さいませ。
    それにしても素敵な水無月先生の教養の源が、一つ垣間見えた様な気が致しました。
    今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。
    お寒さ厳しき砌、どうぞくれぐれも御自愛下さいませ。
  • お邪魔します。

    先日は、拙作「虹が砕ける日」にお越しくださり、お星さまをありがとうございました。
    最近になってようやく、通知の追いかけができる余裕ができました。
    たいへんに遅くなりましたこと、お詫び申し上げます。すみませんでした。

    最近の近況ノートを拝見しましたが、たいへんな日々をお過ごしでいらっしゃる模様ですね。
    こちらへお邪魔したばかりの私が言えることはありませんが、どうか心身ともお大事になさってください、とだけ申し上げます。
    年末さらにお忙しいことと思います。どうぞご自愛ください。
  • 三奈木真沙緒様 御侍史

    お優しいメッセージ、有難うございます。
    御作を拝読し、才気溢れる筆致が印象的でしたが。このコメントからは良家のお嬢様でいらっしゃいますことがしのばれ、感銘を覚えました。
    イザベラ・デステ侯妃の御蔭で三奈木様の様な素敵な御方に巡り会うことが出来、幸せでございます。
    今後ともよろしくお願い申し上げます。
    何卒イザベラをお見守り下さいませ。

    お寒さ厳しき砌、くれぐれも御身御大切になさって下さいませ。
  • 稲邊様
    お返事ありがとうございます。
    のみならず、当方に再度のお越しと、♡と☆、フォローもいただけましたこと、お礼申し上げます。
    たいへんありがたいのですが、どうかご無理なさらないでくださいませ。
  • 三奈木様
    重ね重ねお優しい御言葉、有難うございます。
    そのたびに感激でいっぱいになります。
    今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。
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