香鳴裕人様ご企画の「同題異話SR」、11月分を更新しました。
企画ページ:
https://kakuyomu.jp/user_events/1177354054935331798今回のお話は、なんと10月度の「珈琲は月の下で」の関連作となります。
前作の主人公・澪の恋人と結婚した令嬢の視点で展開される、結婚生活のお話です。
内容は結構ハード。澪が前向きに進めるようになり気分よく読めたぶん、今作は後味悪いというか、やりきれなさが目立ってしまうかなと思います。
気軽には読めない内容だと思いますので、心に余裕があるときにでもご覧いただければと思います。
実は、「珈琲は月の下で」を書き終わったあと、澪がその後どんな恋愛をするのかな、というのを想像していました。大正浪漫風のものを書いてみてもいいかな、と思ったのです。
まあ、他に書きたいものもありますし、思いついたものをメモする程度だったのですが……。
真っ先に思いついたのが、今作の登場人物二人の設定。元恋人に未練たらたらな夫と、夫から結婚前にそれを知らされた妻の、甘いようで苦い結婚生活です。
そのうち書ければいいかな、と思っていたのですが、今月のお題を見た瞬間、ピンときまして。これはこのまま書くしかない、と思い執筆したわけです。
ちょうど10月、11月と続いていましたし。
ですので今作は、前作を継承して、物語の核に珈琲が登場します。
どんな役割を果たしているかは、是非作品をよんでいただければ、と。
しかし、洋介さんはかなりヘイトを食らいそう……。
紳士的で優しいのに無神経って、どうしたらこう鈍くなれるんですかね。