板野かも様ご企画の「#匿名キャラお見合い企画」、全ての日程が終了いたしました。
投票の結果発表が出ておりまして、全てのキャラ作成者、短編執筆者が明かされております。
森陰は5作参加しました。さて、お分かりになられましたでしょうか。
〈企画ページ〉
https://kakuyomu.jp/works/16818093085133939965作者の公開がされたところで、私が執筆した5作をこのアカウントでも公開いたします。
企画でお読みになられなかった方は、こちらからもどうぞ。
一作2500〜3000字の文量です。一つだけ「完全版」と称して5000字以上のものもございますが。森陰がどう文章を削減したかもご覧いただけるかと。
〈小説ページ〉
https://kakuyomu.jp/works/16818093087034097364さて、ここからは、私が親となったキャラ&執筆作品について語らせていただこうかと思います。
●キャラクター
東海林悠也
悠也は、最近「こんなキャラを書けたらなー」と夢想していたものを、この企画で具体化させたキャラです。恵まれていて、スマートで、でも自分を主張することがない。苦いもの嫌いのお茶目なところもある。
ただ、お話のほうは全くアイデアなかったので、とりあえずキャラだけでも確立させてしまおうと、この企画で応募しました。
結果。シスコン兄になりました。
自作で「自分を主張しない」が活かせなかったのが残念。
東海林愛莉
男は作った。さて、女はというところで思案し、板野様の企画概要で「キャラのCPが固定化されないなら関連性在ってもよし」とありましたので、じゃあ兄妹にしようとできたのがこの子です。悠也のバックグラウンド(家族関係)はすでにできていたので、彼女もほぼ同じだよなと考えた結果、闊達として率直な子になりました。
兄妹仲に言及しなかったのは、あえてです。兄妹仲は悪くてもよかったし、なんなら兄妹同士の恋愛もありだと思っていました。
企画では、ブレードという珍妙な彼氏を得て、変なところで適応力のある子になりましたね。兄も心配だ。大いに笑わせていただきました。
ちなみに、この二人を私が作ったことは、私をご存知の方に気づかれていたのではないかと思っています。イメージフラワーを上げたの、私だけでしたものね。
加賀美智彦
彼を作った当時は、男女比が女性の方に偏っていまして。男性のほうを増やさねばと作りました。仮面ライダーガヴのニエルブ兄さんに堕ちたころでして、魔法少女もいたしこの路線でとマッドに作り上げました。
当初は遊びすぎたかな、なんて思っていたのですが、いつの間にか悪役として活躍してくれたので嬉しかったですね。魔法少女作ったり、ロボ巨大化させたり、クローン作ったりと有能すぎない?
シックルくんと絹傘くんというお友達(ぉぃ)ができたのも嬉しかったです。
たくさんの方にご愛顧いただき、ファンもいてくださるようで、本当に感謝しています。
彼のことは、私もこれから言及しますよー。
●作品
『探偵・銀音雷香の解決できない一事件』
キャラクター一覧を眺めていた中で、はじめに思いついたのが、「探偵が異世界人の素性を調べる」というコンセプト。せっかく思いついたからこのまま書いてみようと筆を取ったら書けちゃった作品です。
彼女の動物の接し方を見て、じゃあ犬猫に悩み相談する展開を決め、そこで間田氏の存在に気がついて、あのような展開になりました。良い働きをしてくださいました。ただ一つ、老害認定はごめんなさい。
ちなみに、これ因習村シナリオに派生ができるようになっています。新興宗教の存在。これを絡めることで、金田一やトリックのような展開が……なんて。まあちょっと面白そうだなと思いつつ。
『祓う手を伸ばして』
なんと、5位をいただきました!
実は次に手掛けたのは、下の『「月が綺麗」』なのですが、なかなか進まなかった中でふと思いついてしまった組み合わせ。まさか同じ作成者様だったなんて! 結果を見て少しびっくりしました。
たぶん私が一番得意なのが、こういった作品なんだろうなと思っています。たくさんのコメント・評価をいただきました。ありがとうございます。
続きが読みたいと言ってくださる方も居て、嬉しいです。私も書きたいです。……書いて良いですか?
『「月が綺麗」と君言ふならば』
はじめのキャラリストで、一目惚れしたのが輝夜さん。彼女の話を書きたいなと思ったら、男性のほうに未来から来たお方がいらっしゃるではありませんか。これは過去と未来が交差するSFができるぞ、ということで、この二人のCPで書いてみることに。
十五夜前後だったこともあり、あちこちで「月が綺麗ですね」が飛び交っていたこと、そして輝夜さんのサンプル台詞から、この言葉に言及することになりました。結果、SF展開ほぼ消えました。
匿名ということもあり、普段の文体を隠そうと古風な感じで書きはじめました。苦労しました。だから『祓う手』と掲載が前後しました。
ちなみに、「月が綺麗〜」の受け答えは、ネット検索で出てきました。私のセンスではありません。歌を交わし合っていた平安の方々凄いなと思います。
『少女漫画のヒロインなんて柄じゃない』
匿名トークのほうで、薊ちゃんとうちの悠也を絡ませても良いかもしれないというコメントを見まして、薊ちゃん気になっていたのと、悠也で書きたかったのもあり、このCPで書こうと決めました。
少女漫画的に、男が女の子にキャーキャー言われているのが見たいと思っていたので、その路線を採用。
『「月が綺麗」』の反動からか、とにかくもう筆が進む進む。午前休みだったこともあり、大筋は2−3時間で書けてしまいましたね。『祓う手』は得意分野かもしれませんが、このお喋りな感じの文体は私が書きやすいタイプなのだなと気が付きました。『FLOUT』でも同じ感じで書いていましたからね。
ピーマン嫌いが好評で、嬉しかったです。
『彼女を孤独から救うのは』
芽芽音ちゃんの特性から、死神と組ませたいなと思っていました。しばらく頭の隅に置いていたのですが、突然そこに天使様(ミヤネ)が出てきて、彼女と絡ませてみたらあら不思議、会話が弾む。
ハリー・ポッターやメガテンを引用までし、暴走に暴走を重ね、なんとか芽芽音ちゃんを出すことはできたものの、もうこれミヤネちゃんとの会話だけで良くない!? というほどの文量になり。企画趣旨を考慮して泣く泣く削減したという経緯があります。
提出版は、もはや簡易版です。是非完全版を見ていただきたい。ヲタク増し増し、とても楽しかったですから。私が。
あと、コメントで「死んでくれる?」を言ってくださって嬉しかったです。
以上。ホントはもっと書きたいキャラもいたのですが、私には5作が限界でした。
自分がどういうものが書きやすいか、そうでないか、などを知る機会にもなりましたので、本当に良い時間を過ごさせていただきました。
企画内でシリーズ化などの科学反応が置きたのも面白かったですね。
板野様をはじめ、キャラを起用してくださった皆様、読んでくださった皆様、コメントをくださった方々、ありがとうございました。